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大人の歯列矯正について

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歯の矯正といえば、子どもの頃に行うイメージがあるかもしれません。 確かに、乳歯から永久歯に生え変わる頃に行うことが多いのですが、その頃には矯正できなかったという場合、大人になってからでも問題なく歯列矯正はできるのです。

ただし、大人になってからの歯列矯正ではいくつか注意したい点もあります。 大人の歯列矯正について、詳しく解説します。

 

大人の歯列矯正(成人矯正)とは?

歯列矯正は、主に歯を正常な並び方に動かし、それを固定するという方法で行われます。 金属製のワイヤーと小さな金属板のようなものがつながった矯正装置を歯に装着して、正しい位置に動かしているのです。

これは、子どもの頃であれば動かせるだけで、大人になってから出は動かせないのでは?と思われる方もいらっしゃるでしょう。 しかし、実は大人になってからでも歯列矯正は可能なのです。

では、何故多くの人が子どもの頃に行うのでしょうか? それは、親が早いうちから歯並びを整えてあげたいと思ったからでしょう。 子どもの場合、自分で希望して歯列矯正を行うことは滅多にありません。 ほとんどの子どもは、親の意向で治療しているのです。

しかし、大人になってから歯列矯正をする場合は、ほとんどが自分の医師で行っているでしょう。 自分で、歯並びを直して噛み合わせを良くしたいと思うからこそ、治療しているのです。

その分、歯列矯正に対しても苦しい思いをすることを嫌がるより、しっかりと歯並びを整えてしまいたい、という意識が強いのです。 そういった思いがあるので、治療にも協力的でスムーズに進めることができます。

矯正治療には、多くのお金と時間が必要です。 治療が中断してしまうと、それまでにかかったお金や時間は無駄になってしまうでしょう。 そうならないようにするためにも、しっかりと治療に取り組みます。

また、子どもの頃に矯正治療を行う理由はもう1つあります。 それは、顎の骨が成長途中なので、矯正治療に合わせて顎の骨も広がっていくからです。 大人になると、その点が問題となるでしょう。

例えば、歯が一部外側に出てしまっている状態の方が矯正治療を行います。 そうすると本来あるべきところにその出っ張っている歯が並ぶのですが、時にはそのスペースが足りず、すんなりと収まらないこともあります。

子どもの頃であれば、そのスペースはあごの骨の成長とともに広がっていくため、いずれ問題なく間に収まります。 しかし、大人になってからだとそうはいかないのです。

大人になると、顎の骨が歯に合わせて動くということはありません。 そのため、歯を並べるスペースが足りないこともあります。 その場合は、スペースを確保しなくてはいけません。

スペースを確保するために、歯を1本か無くてはならないケースもあります。 健康な歯を抜くことになるため、抵抗があるという人もいるでしょう。 大人になってからの強制では、このようなリスクもあることを忘れてはいけません。

 

大人の歯列矯正のデメリット

先程、歯を抜く必要があるかもしれないというリスクについて紹介しましたが、大人になってから歯列矯正をする際は他にもデメリットがいくつかあります。 どのようなデメリットがあるのか、解説します。

まず、顎の骨格が固まっていない子どもであれば、矯正治療にかかる期間は短くなります。 しかし、大人になると顎の骨も固まっているため、どうしても子どもの頃より時間がかかってしまうのです。

何より問題と感じる人が多いのは、矯正装置に関してでしょう。 基本的な矯正装置は、歯に装着するブラケットという金属の小さなパーツと、それを繋げていくワイヤーです。

銀色なので非常に目立つこの装置は、大人になってからつけている人もほとんどいないため、恥ずかしいと感じる人もいるでしょう。 そのため、社会人になってから装着したくはない、と考える人も多いのです。

ただし、この矯正装置にはいくつかの種類があります。 例えば、セラミック製のブラケットを装着するという方法もあります。 これは、歯に近い色にすることが可能なので、それほど目立たないでしょう。

また、リンガルブラケットという葉の裏側にブラケットやワイヤーを装着する矯正方法もあります。 この方法であれば、外からは見えにくいため安心できるかと思います。

また、近年はインビザラインを中心として、マウスピースを使った矯正方法も増えています。 透明なマウスピースなので目立たず、必要に応じて取り外しができるため便利です。

歯列矯正のデメリットも、このような方法である程度軽減することが可能です。 自分の歯の状態で、選択できる方法は異なります。 どのような方法があるのか、一度歯医者で相談してみて下さい。

 

まとめ

 

歯列矯は、子どもばかりではなく大人でも行うことができる治療です。 その方法はいくつかあるので、その中から自分に合ったものを選ぶようにしましょう。 歯並びで悩んでいるのであれば、矯正装置を敬遠して治療の機会を逃すというのはもったいないでしょう。 悩みを解決するためにも、ぜひ治療を行ってください。

東京品川区五反田周辺で矯正治療をご検討の際には、是非、当院にご相談下さい。 一人一人に合った治療方法をご提案させて頂きます。