ブリッジ

ブリッジはどんな人におすすめ?おすすめしない人は?

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歯を失った時の治療として、ブリッジ治療は人気があります。
しかし、ブリッジ治療は誰にでもおすすめできるわけではありません。
中には、ブリッジ治療をおすすめできない人もいます。
ブリッジ治療がおすすめの人、おすすめできない人について解説します。

ブリッジをおすすめする人は?

歯を失ってしまった場合の治療には、インプラント治療や入れ歯治療、ブリッジ治療などがあります。
各治療方法の中で、ブリッジ治療がおすすめできるのはどのような人でしょうか?

ブリッジは、歯を失った箇所の両隣の歯に、歯が無くなった部分も支えるように連結した被せものを装着します。
例えば、1本の歯を失ってしまった場合には、3本分を繋げた被せものを使用します。

入れ歯の場合は、口内にはめ込んで使用しますが、就寝前には外して洗浄し、翌日まで外したままにしておくのが一般的です。
時折、付け忘れて外出し、困った経験がある人もいるでしょう。

一方、ブリッジは接着剤で支えになる歯に接着して固定するため、一度装着すれば外れることはありません。
入れ歯とは異なり、都度外すことができないので、付け忘れることもありません。

また、インプラントの場合は歯茎を切開し、顎の骨にインプラント体という歯根の代替品を埋入し、固定します。
その上に、被せものを装着することになるのです。

したがって、インプラント治療には外科手術が必要となります。
心疾患や高血圧、糖尿病などの持病がある場合には、手術ができない可能性があるため、インプラント治療ができないケースもあるのです。

しかし、ブリッジ治療の場合は手術の必要が無いため、ほとんどの方が治療を受けられます。
支えとなる歯を削るために麻酔を使用するので、麻酔がダメだという方でなければ問題なく治療できるでしょう。

ブリッジは保険が適用されるため、治療費も比較的安価です。
あまり治療費をかけずに失った歯をカバーしたいという方にも、おすすめできます。
ただし、保険が適用されるブリッジは基本的に銀色の金属製の素材ですが、白い見た目の素材でブリッジを作成できることもあります。

白い素材は歯科用プラスチックのレジンという素材で、セラミックとは違い治療費が安価です。
ただし、レジン製のブリッジを保険適用で作成するためには、第二大臼歯という歯が上下左右の4本すべて残っていなくてはいけません。
また、前から5番目の第二小臼歯が失われた場合のブリッジというのも条件です。

金属アレルギーがある人の場合は、前から4~6番目までの歯が対象となります。
金属アレルギーを理由としてレジン製のブリッジを希望する場合には、金属アレルギーの診断書が必要となります。

前歯から1~4番目の歯を失ってブリッジ治療をする場合は、銀色の金属製ブリッジの上に白い素材を被せたブリッジも保険適用で使用できます。
表面だけ白いブリッジが保険適用される条件は治療箇所だけで、細かい条件はありません。

ブリッジをおすすめしない人は?

ブリッジ治療をおすすめしない人としてまず挙げられるのは、健康な歯を削りたくないという人です。
ブリッジ治療で削る歯の料はごくわずかですが、健康な歯を削ることで歯の寿命が短くなってしまいます。

歯を健康な状態でなるべく長く維持したいという人には、自立するインプラント治療の方が向いているかもしれません。
ただし、ブリッジ治療において歯を削るといっても、それほど大きく削るわけではありません。
したがって、歯の寿命への影響をそれほど心配する必要はないでしょう。

また、基本的に保険適用されるのが銀色のブリッジなので、外から銀色になった歯が見えるのは嫌だという人にもおすすめしません。
どうしても見た目が気になる場合には、オールセラミック製やジルコニア製のブリッジにするという選択肢もあります。

ただし、オールセラミックやジルコニアの素材で作られたブリッジは、保険が適用されない自由診療になるため、全額自腹で支払うことになります。
それでも、インプラント治療よりは安価です。

なお、ブリッジの寿命は7年と言われていて、長ければ10年ほどと言われています。
インプラントの場合はおおよそ10年、長ければもっと維持できることもあるため、ブリッジはそれよりは短命であるといえるでしょう。
したがって、長く使い続けられる治療を希望する人にもおすすめしません。

また、将来的にインプラントへと切り替えようと思っている人にも、ブリッジはおすすめできません。
ブリッジは歯茎に触れてはいるものの、内部まで刺激が届きにくいため、歯茎の奥にある歯槽骨が吸収される骨吸収が起こってしまい、骨の量が減ってしまいます。

インプラント治療では、あごの骨にインプラント隊を埋入して固定するのですが、骨が減ってしまうと固定できなくなるため、先に骨造成をする必要があります。
骨造成には時間がかかるので、骨を減らさないためにブリッジは避けたほうがいいのです。

まとめ

ブリッジ治療は、装着してから固定するため、自由に外すことはできません。
接着剤が劣化するまで、歯にくっついたままです。
入れ歯のように外したまま忘れてしまうようなことがないので、忘れっぽい方でも安心して装着できるでしょう。
しかし、ブリッジを装着する際は健康な歯を削って土台にする必要があり、寿命も7年ほどなので、向いていない人もいます。
東京品川区五反田周辺で矯正治療をご検討の際には、是非、当院にご相談下さい。
一人一人に合った治療方法をご提案させて頂きます。