ブリッジ

ブリッジ治療をした歯が痛むときの原因と対処法は?

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ブリッジ治療をした後で、歯が痛くなることがあります。
痛みがあまりにも強いと、せっかく失った歯の代わりにブリッジを装着したのにも関わらず、噛めなくなることもあるのです。
ブリッジ治療をした歯が痛むのは、どのような原因があるのでしょうか?
また、痛んだ場合はどう対処すればいいのでしょうか?

ブリッジ治療の後で歯が痛む原因は?

ブリッジ治療をした後は、天然歯と同じように噛むことができます。
しかし、ブリッジ治療をしたところが痛むこともあり、痛みが強いと噛むこともできなくなります。

いつ痛み始めたのか、どこが痛んでいるのかによって痛みの原因は違います。
痛み出したのは、治療を受けた直後か、数年が経過してからなのか探らなければなりません。
また、ブリッジを支える歯が痛むのか、ブリッジの下の歯茎が痛むのかもはっきりさせる必要があります。

ブリッジ治療後の痛みは、ほとんどの場合、上記4つのうちのどれかに当てはまります。
あてはまるものによって、原因をある程度絞り込むことができるでしょう。
それぞれのパターンについて、解説します。

治療を受けた後、すぐに痛むパターンでは、ブリッジを支えている歯が痛んでいる可能性があります。
ブリッジを被せるために左右の歯を削るのですが、削ったことで神経が過敏になっている可能性があるのです。

ブリッジ治療は、歯を削らないと治療できません。
しかし、削った分だけエナメル質が薄くなり神経に近づくため、刺激を受けやすくなります。

削ってからしばらくの間は、歯がしみたり痛みが生じたりする、知覚過敏のような症状が現れます。
支える歯に虫歯があり、治療を並行して行っていれば、痛みはさらに強くなるかもしれません。
治療直後に痛みが生じるのは珍しいことではなく、1か月ほどで落ち着くことがほとんどです。
それ以上痛みが続く場合は、別に原因があるかもしれないので、一度検査を受けてみましょう。

数年経ってから痛みが生じる場合は、使用している間の負荷に耐えられなくなったのかもしれません。
ブリッジは、失った歯にかかる負荷が両側の支える歯に分散されます。
ゆえに、他の歯よりも強い負荷がかかるのです。

また、長時間ブリッジを使用していると、本体の劣化によって不調が生じたり破損したりすることもあります。
劣化や破損が原因で、痛みが生じることもあるため注意が必要です。

虫歯が原因でブリッジを支えている歯の神経を除去していても、傷みを感じることがあります。
この場合、神経を抜く抜髄を行った際に何か問題が発生した可能性が考えられます。

ブリッジを装着したところの噛み合わせが高くなっている場合も、負荷が集中することによって痛みが生じます。
さらに、強く噛みすぎて、歯の根部分に問題が起こっている可能性も考えられます。

ブリッジの下の歯茎が痛む場合には、歯周病の可能性があります。
ブリッジの裏側には汚れがたまりやすく、歯周病の原因になるのです。
進行すると、歯茎が腫れることもあります。

ブリッジの治療後に痛む場合の対処方法

ブリッジの治療をした後で痛む場合は、どうしたらいいのでしょうか?
原因に関わらず、まずは歯科医院に行きましょう。
診察を受けて原因をはっきりとさせる必要があります。

痛みがあるのに無理して使い続けていると、ブリッジの破損や支えている歯の破折など、重大な問題が生じるかもしれません。
すぐ治ると楽観視せずに、早めに治療を受けてください。

中には、ブリッジが合わないという人もいます。
支えとなる歯が抜けてしまう人もいて、治療しなくてはならない歯が増えるかもしれません。

なお、歯を失ったときの治療方法は、ブリッジのほかにもあります。
ブリッジでなければ絶対にダメだ、ということはないので、無理をせずにほかの治療方法へと切り替えたほうがいいでしょう。

痛みがあるのは、虫歯や歯周病が原因かもしれません。
もし、支えとなっている歯やその周辺が虫歯や歯周病になっている場合、放置していると支えの歯を抜歯することになるかもしれません。
そうならないためにも、歯科医院で適切な治療を受けましょう。

痛みを生じても、すぐに歯科医院を受診できないケースもあります。
忙しくて通えない、あるいは予約が取れないという場合には、先に自分でできる対処をしておきましょう。

自分でできる対処法として、まずは痛みを抑えることが挙げられます。
ずっと痛みに悩まされるのは精神的・肉体的な負担になるため、鎮痛剤を服用し、一時的に痛みから解放されましょう。
ただし、鎮痛剤は痛みの原因を治すのではなく、痛みをごまかすだけです。
したがって、できるだけ早期に歯科医院に行き、治療することをおすすめします。

また、痛みがあるところは、ゆっくりと冷やすことも大切です。
急に冷やすとかえって痛むこともあるので、冷却シートや濡らしたタオルなどを使用して外側からゆっくりと冷やし、痛みを抑えてください。

まとめ

ブリッジ治療をした後で歯が痛む場合には、原因をはっきりとさせましょう。
痛みだすタイミングや場所によって、原因をある程度推し量ることができます。
しかし、推測した原因が正しいという確証はありません。
歯科医院を受診し、原因を明確にしましょう。
そのうえで、適切な治療を受けることが大切です。
東京品川区五反田周辺で矯正治療をご検討の際には、是非、当院にご相談下さい。
一人一人に合った治療方法をご提案させて頂きます。