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【五反田で矯正歯科】犬歯と八重歯の違いと矯正治療の必要があるかを解説します

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前歯と奥歯との間に生えている歯は、少し尖っています。

犬歯と呼ばれる歯で、時に八重歯と呼ばれることもありますが、実はこの2つはまったくの別物です。

犬歯と八重歯とを混同して呼ばれることが多いのですが、どのような違いがあるのでしょうか?

また、犬歯や八重歯は、矯正治療の必要はあるのでしょうか?

犬歯とは?八重歯とは何が違う?

歯の形は場所によって異なり、前歯は薄く奥歯は平らになっています。

前歯と奥歯の間にある歯は犬歯と呼ばれる歯で、ひし形になっているためやや尖っています。

犬歯は、他の歯よりも長く残ることが多い歯です。

なぜなら、根が長く抜けにくいからです。

犬歯は、奥歯を守る働きもある重要な歯です。

犬歯のことを八重歯と呼ぶこともありますが、実はこの2つは別物です。

犬歯が前歯から数えて3番目に生える歯を指すのに対し、八重歯は重なり合うようにして生えていることを指します。

したがって、犬歯が歯の名前であるのに対し、八重歯は重なりあって生えている状態を指すという違いがあるのです。

犬歯と八重歯が混同されるのがなぜかというと、犬歯が八重歯になりやすいということが理由として挙げられます。

犬歯は八重歯になりやすいのはどうしてでしょうか?

八重歯は、日本ではかわいいといわれることが多くチャームポイントと考えられていますが、海外ではいい印象がなく、就職や結婚にも悪影響があるといわれています。

顎が小さい人の場合、犬歯が生えるスペースが足りずに歯が埋没してしまうことがあり、埋没した歯はほかの歯と重なって少しだけ生えて八重歯になってしまいます。

過剰歯という歯が余分に生える症例もありますが、過剰歯も八重歯の原因の一つです。

八重歯になる原因には後天的なものもあります。

柔らかいものばかり食べていて、噛む力が弱ったことで顎が十分に成長しなかったことが原因です。

顎が小さくなって犬歯が生えるスペースが不足し、重なり合って生えてしまうのです。

また、乳歯が虫歯などで抜けてしまい、犬歯が生えるまで時間がかかった場合は先に生えたほかの歯にスペースを取られてしまうことがあります。

本来のスペースからはみ出している歯があると、重なって生える原因となります。

八重歯になった時に「可愛いから」「チャームポイントだから」と放置していると、さまざまなリスクがあることに注意が必要です。

歯並びが通常とは異なるため、歯を磨くのが難しくなってしまいます。

その結果、磨き残しも出やすくなるため、虫歯や歯周病になるリスクが高くなるのです。

また、八重歯は噛み合わせと関係なく生えているため、噛むことができる歯が少なくなり、他の歯にかかる負担が大きくなります。

負担が大きい状態で長く過ごしていると、歯を支える歯槽骨にも影響が出て歯を支えきれなくなるかもしれません。

八重歯の生える向きや位置によっては唇などに当たってしまうこともあります。

唇などに歯が当たりやすくなることで、口内炎のリスクも高くなってしまいます。

さらに、転倒したときに八重歯によって唇を切る恐れもあるため、放置することは決していい選択とはいえないのです。

八重歯は治療の必要がある?

八重歯は、日本ではかわいいというイメージがあるため、治療する必要性を感じていない人もいます。

しかし、放置していると上述のとおりさまざまなリスクもあるのです。

犬歯がほかの歯と重なり合って生えると、犬歯が本来持つかみ砕く力が失われ、正しく使えなくなるかもしれません。

見た目の問題ではなく、犬歯の持つ能力が十分に発揮されないという大きな問題があるので、八重歯はきちんと治療するべきです。

また、犬歯が八重歯になった場合、犬歯が強調されてしまい、尖って見えることが気になる人もいます。

犬歯の改善には、主に2つの方法があります。

八重歯によって犬歯が尖って見える場合には、歯並びを整える矯正治療を行いましょう。

八重歯の矯正治療をするには、外に生えている歯を正しい位置に動かす必要があり、歯を並べるためのスペースも必要となります。

八重歯を治療する矯正治療には主に2つの方法があり、それぞれ矯正装置が異なります。

ワイヤー矯正とは、歯にブラケットを装着してワイヤーを通し、歯に圧力をかける矯正治療です。

マウスピース矯正は、透明のプラスチック製のマウスピースを装着し、歯を動かしていきます。

ワイヤー矯正よりも目立ちにくいうえに通院回数も少なく、歯磨きや食事のときは取り外すことができるというメリットがあります。

修復治療は、セラミックやコンポジットレジンで作った被せものを着けることで、犬歯の見た目を平たく見せる方法です。

見た目はきれいになりますが、被せるために歯を削らなければいけません。

八重歯になっている犬歯は、放っておかずにきちんと治療することをおすすめします。

奥歯を守る大切な役割がある歯なので、本来の機能をきちんと発揮できるように治療しましょう。

まとめ

犬歯と八重歯は混同されやすいのですが、実は全くの別物です。

犬歯は別名糸切り歯ともいう、尖った形をしている歯です。

一方、八重歯は本来歯が生える位置の外側に生えている状態のことを指します。

犬歯が八重歯になりやすいため、この2つが混同されることがあります。

八重歯になっている場合は、矯正治療を受けて歯並びを正しくしましょう。

重なって生えている歯があると、歯磨きもしづらく虫歯のリスクも高くなるので、注意が必要です。

東京都品川区五反田周辺で矯正治療をご検討の際には、是非、当院にご相談下さい。

一人一人に合った治療方法をご提案させて頂きます。