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【五反田の口腔外科】親知らずの抜歯をした後の注意点について解説します

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親知らずが生えてきた時、他の歯の邪魔になるようであれば一般的には抜歯をします。

ただし、親知らずを抜歯した後はいくつかの点に注意しなければなりません。

なぜなら、親知らずは、他の歯と抜歯する方法が異なるからです。

親知らずの抜歯後は、どのような点に注意が必要でしょうか?

親知らずを抜歯した後の注意点について、解説します。

親知らずを抜歯した後の症状の注意点

親知らずを抜歯した後に注意する点として、まずは痛みが挙げられます。

抜歯をする時は麻酔をかけているため、ほとんど痛みはありません。

しかし、麻酔が切れた後に、かなりの痛みを感じるでしょう。

痛みの強さは個人差があり、抜歯をする際の方法や口の中の状態によっても違いがあります。

親知らずを抜いた後は歯科医院で痛み止めが処方されるので、痛みが強い時は無理をせず服用しましょう。

親知らずの抜歯をした後、翌朝くらいまでじわじわと出血が続くケースもあります。

出血が続いている場合は、ガーゼを20~30分ほど噛んで圧迫し、止血してください。

圧迫しても出血が収まらない場合は、歯科医院に連絡して診察してもらいましょう。

出血があると、血の味がいつもして不快に思うかもしれません。

しかし、気持ち悪いからと何度もうがいをすると傷口に負担がかかります。

うがいをする場合は、水を含んだらすぐに吐き出してください。

また、うがいの回数をなるべく減らして傷口への負担を軽減しましょう。

親知らずを抜歯した後に腫れてくることもありますが、個人差があるため、必ず腫れるというわけではなく、腫れの程度も人それぞれです。

腫れる場合は抜歯から2~3日後がピークとなることが多く、3日以降は徐々に腫れが落ち着いてきます。

ごくまれなケースですが、内側が腫れることで舌が挙上してしまい、気道閉塞が起こることもあります。

そのため、腫れがなかなか落ち着かない場合や大きく腫れている場合には歯科医院を受診して、診察してもらいましょう。

親知らずの抜歯をした後は、歯が生えていた部分が穴になり、奥に黒いジェル状の血の塊があります。

この塊は、血餅と呼ばれる血が固まったかさぶたで、傷口の回復や止血をする機能があります。

そのため、血餅が穴から飛び出さないように注意してください。

食べ物が穴の中に入ってしまった場合は、あまり気にせず軽く口をゆすいでおきましょう。

ごくまれなケースですが、親知らずの根の先端近辺に口唇の感覚神経が通っていることがあります。

感覚神経の近くの親知らずを抜歯した際、一時的に口唇の感覚がマヒしてしまうことがあるため、注意しましょう。

なお、神経麻痺を避けるために、親知らずの抜歯の前に歯科用CTで撮影し、親知らずの根と口唇の感覚神経との位置を確認してから抜歯をすることもあります。

もしも治療後に違和感がある場合は、なるべく早く歯科医院を受診しましょう。

もしかしたら、知らないうちに神経を傷つけているかもしれません。

重症化させないためにも我慢せずに歯科医院に行き、診断を受けてください。

親知らずを抜歯した後の生活の注意点

親知らずを抜歯した後は、生活においてもいくつか注意しなくてはならない点があります。

知らずに普段通り生活していると、後から症状が悪化してしまうことがあるため、気を付けるべき点を把握しておきましょう。

親知らずの抜歯をした後、出血が完全に止まっている場合は食事が可能です。

早ければ30分後には、食事ができるでしょう。

しかし、麻酔がまだ効いている状態で食事をする場合には、注意が必要です。

なぜなら、麻酔が効いていると口内の感覚がないため、誤って頬の内側や唇などを噛むことが多いからです。

食事をする際は、頬や唇を噛まないようにゆっくりと食べ、知らない間にやけどをしないためにも、熱いものはできるだけ避けてください。

感覚がないときは、普段の食事中よりも深く噛んでしまうことがあるため、場合によってはかなりの血が出てきます。

なかなか血が止まらない場合は、歯科医院で診察してもらいましょう。

親知らずを抜歯した後に飲酒や喫煙をすると、出血がなかなか止まらなくなったり、傷が治りにくくなったりする可能性があります。

抜歯後、落ち着くまでの間は飲酒や喫煙を控えましょう。

親知らずの抜歯をした後に入浴すると、抜歯したところから出血しやすくなってしまいます。

血行が促進されて出血してしまうため、お湯につかるのは避けた方がいいでしょう。

また、体が温まることによって、抜歯した箇所が痛むこともあります。

シャワーなら問題ないので、抜歯をした当日に入浴する場合は、シャワーだけで済ませてましょう。

まとめ

親知らずの抜歯をした後は、さまざまな点に注意が必要です。

注意点を知らないと、出血などのトラブルが起きた時に不安になるでしょう。

また、口唇の感覚神経の麻痺がおこった場合は、治療が失敗したのかと思うかもしれません。

また、抜歯後に普段と変わらず飲酒や喫煙をして、なかなか治らなくなる恐れもあります。

親知らずの抜歯後に起こり得るトラブルの内容や、回避法や対処法をあらかじめ知っておきましょう。

東京都品川区五反田周辺で矯正治療をご検討の際には、是非、当院にご相談下さい。

一人一人に合った治療方法をご提案させて頂きます。