インプラント

【五反田でインプラント治療】アバットメント「2ピースタイプ」の特徴

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

虫歯や歯周病、事故などで歯を失った場合の治療方法の一つがインプラント治療です。

インプラント治療で使用するインプラントにはアバットメントが「1ピース」と「2ピース」の2つのタイプがあります。

アバットメント2ピースタイプの特徴について解説します。

アバットメント「2ピースタイプ」とは?

インプラント治療では、インプラントという人工の歯を失った歯の代わりにします。

インプラントは2つの構造から成り、人工歯根のインプラント体、人工歯冠の上部構造(義歯)と、2つのパーツをつなぐアバットメントというパーツに分けられます。

アバットメント「2ピースタイプ」とは、インプラント体とアバットメントが分かれていて、ネジで固定するタイプのインプラントです。

インプラント治療には、手術を1回だけ行う一回法と、2回に分けて行う二回法がありますが、2ピースタイプは一回法と二回法のどちらにも使用できます。

インプラント治療の一回法とは、歯槽骨という歯を支える骨に穴を開けてインプラント体を埋入する時、一緒にアバットメントも固定してしまう治療方法です。

一方、最初にインプラント体だけを埋入する二回法の場合は、アバットメントを装着する時には歯肉の中に埋まっているため、再び歯茎を切開してアバットメントを固定します。

一回法の場合、手術は1回で済ませることが可能です。

歯茎だけとはいえ手術を行うと体に負担がかかります。

そのため、身体にかかる負担をなるべく少なくしたい人は一回法の方が向いているでしょう。

一方、二回法の場合はインプラント体を埋入した後、インプラント体が骨と結合するまで歯肉を縫合して閉じておかなければなりません。

こうすることで、細菌やウイルスに感染するリスクを減少させられるメリットがあります。

また、骨が少ない人でもインプラント治療を受けられるケースが多くなる点もメリットです。

一回法と二回法のどちらがいいのかは、自身の体力や歯槽骨の状態、感染リスクの考え方等で異なります。

アバットメント2ピースインプラントであれば、どちらの方法も選択可能です。

アバットメント2ピースタイプの特徴

アバットメント2ピースタイプは、歯槽骨の量があまり多くない方でも治療が可能なケースがあります。

また、全身疾患がある方でも治療を受けることが可能です。

アバットメント2ピースタイプの方が審美性も高いため、見た目を重視する人にも向いています。

治療方法も、1ピースタイプは一回法しか選ぶことができないのに対して、2ピースタイプは一回法と二回法のどちらも選択可能です。

歯槽骨の状態などでどちらか一方の方法しか選べないケースもあることを考慮すると、両方選択可能である点は大きな安心材料になるでしょう。

アバットメント2ピースタイプにはアバットメントが何種類かあり、口内の状態や治療経過によって適切なアバットメントを選ぶことができます。

アバットメント1ピースタイプは、アバットメントがインプラント体と一体になっているため、上部構造の形態は限られてしまいます。

その点、アバットメント2ピースタイプは自由度が高く、アバットメントと接続する上部構造の形態も、必要に応じて選択可能です。

アバットメントはインプラントの中で、特に破損しやすい部分です。

インプラントの部分に強い衝撃を受けるとネジが折れて外れてしまうこともあります。

衝撃等により破損した場合、アバットメントが一体になっている1ピースタイプの場合は、インプラント体ごと交換しなくてはいけません。

しかし、アバットメントが別になっている2ピースタイプの場合は、インプラント体を埋入したままでアバットメントを交換することができます。

また、2ピースタイプのアバットメントを固定しているネジは、インプラント体と骨の結合部分がダメージを受けないよう、折れるようになっています。

フェイルセーフという構造で、致命的なダメージを避けられるようになっているため安心です。

ただし、アバットメント2ピースタイプのインプラントは1ピースタイプと比べて部品が多くなるため、費用も高価になります。

なるべく安く治療したいという人は、1ピースタイプの方がいいでしょう。

さらに、二回法での治療を受ける場合は、手術を2回することになるため体への負担が大きくなる点にも注意が必要です。
治療にも時間がかかってしまうでしょう。

アバットメントを装着した後、アバットメントを固定しているネジが緩む可能性があるのも、アバットメント2ピースタイプのデメリットです。

メリットとデメリットを把握して、適切なものを選びましょう。

まとめ

インプラントには、アバットメントがインプラント体と分かれている2ピースタイプと、アバットメントとインプラント体が一体になっている1ピースタイプがあります。

アバットメント2ピースタイプは、インプラント体を埋入する時にアバットメントも装着する一回法と、先にインプラント体を埋入して後からアバットメントを付ける二回法のどちらでも使用できるため、主流となっています。

東京都品川区五反田周辺で矯正治療をご検討の際には、是非、当院にご相談下さい。

一人一人に合った治療方法をご提案させて頂きます。