矯正歯科

【五反田で矯正治療】矯正するなら抜歯or非抜歯?お答えします!!

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矯正治療には、大きく分けて抜歯が必要な矯正と、抜歯をしない矯正があるのですが、どちらを選べばいいか悩んでしまう人も多いでしょう。
症例によって、歯を抜いた方が良いケースと歯を抜かない方が良いケースがあるため、何を判断基準にするべきなのでしょうか?
矯正するならどちらがいいのか、解説します。

抜歯を伴う矯正治療のメリットは?

矯正治療を検討しているときは、歯を抜いてでも歯列矯正をした方が良いのか、抜かない方が良いのか悩んでしまう人は多いでしょう。
歯を抜くことには抵抗があるという人は多いのですが、歯を抜かなくても歯並びをきちんと整えることができるのかわかりません。

矯正治療で歯を抜くのは歯並びを整えるためのスペースを確保することが目的であり、主に前から4番目か5番目の小臼歯を抜くことになるでしょう。
歯を抜く必要があるのは、歯並びが大きく乱れていてスペースが足りないというケースや、口元が突出している出っ歯を改善したいケースなどがあります。

また、口元をすっきりさせてフェイスラインを整えたいというケースや、噛み合わせのバランスを改善して機能を安定させたいというケースもあるでしょう。

矯正治療に歯を抜く必要があるケースでは、まずレントゲン撮影や歯型の採取などの精密検査を行い、治療計画を立てて歯を抜きます。

矯正治療の種類に合わせた矯正装置を装着したら、1年から3年ほどかけて理想的な歯並びになるよう歯を動かしていくのです。
歯を抜くことで十分なスペースを確保することができると、歯並びを整えやすくなるというメリットがあります。

口元の突出感も消えて横顔もスッキリとし、噛み合わせも整えやすくなって長期的に安定するようになるでしょう。

しかし、健康な歯を抜くことには抵抗があるという人も少なくはなく、歯を動かす距離が長くなってしまうため治療期間も伸びてしまいます。
また、歯を抜いたことでできたスペースは、埋まるまでしばらく時間がかかってしまうでしょう。

抜歯をしない矯正のメリットは?

五反田駅前歯医者 
歯を抜かない矯正治療のことを非抜歯矯正といい、歯を残したままスペースを確保しつつ歯並びを整えていきます。

歯を抜かないでスペースを確保するためには、歯列を拡大したり歯を少しだけ削ったり、あるいは奥歯を動かしたりするなどの方法が必要となるのです。
歯を抜かずに矯正治療を進めるのに向いているケースとしては、まず歯並びの乱れが少なく必要とするスペースが少ないケースがあります。

顎と歯の大きさのバランスが良く、歯列を少し広げて十分なスペースを得られるケースや、口元の突出感が少ないケースなども歯を抜く必要がないでしょう。

歯を抜くのを避けて歯並びを整える場合は、まず歯列を広げる拡大矯正を行い、顎の幅を広げてスペースを確保します。

歯を一部だけ削るディスキング(IPR)を行ってわずかに表面を削り、数ミリのスペースを確保したり、奥歯を動かしてスペースを確保したりすることもあるのです。
奥歯を動かす際は、矯正用インプラントアンカーを使用して後方へと動かしていくこともあります。

歯を抜かない矯正をするメリットは、歯を残したまま歯並びを整えることができるため、心理的な負担が少ないという点があるでしょう。
また、歯を抜いて行う矯正治療と比べて治療期間は若干短くなり、歯を削る範囲も限られているため、将来的なリスクも抑えることができます。

ただし、スペースが十分でなければ歯並びがきれいに整わなくなる可能性があり、口元が突出して横顔のバランスが崩れる可能性もあるでしょう。
歯を抜きたくないというだけで無理に抜かないまま矯正を行ってしまうと、噛み合わせも不安定になるかもしれません。

抜歯をする矯正、しない矯正にそれぞれ向いている人

多くの方は、歯を抜かないで矯正治療ができるほうがいいと考えていて、歯を抜くよりも抜かない方が心理的なハードルも低くなるでしょう。

しかし、歯を抜く矯正が向いていない人もいるように、歯を抜かない矯正に向いていないという人もいます。

矯正治療で歯を抜く必要があるのは、歯並びをきれいに整えるためのスペースを確保することが目的です。
顎の大きさが十分にあって歯もきちんと並べることができるようなら、歯並びを整えるために歯を抜く必要がありません。

歯を抜かずに歯並びを整えることができるのは、顎の骨と歯の大きさがちょうどよく、歯列を広げれば十分なスペースを得られるケースです。

また、歯が過度に重なっている叢生などの症状では歯を抜く必要が多いため、叢生ではないことも適している条件となります。

歯を抜かずに歯並びを整えることができるケースとしては、歯並びの乱れが軽度であるケースです。
前歯が少しだけ重なっていたり、少しだけ隙間ができていたりするケースであれば、歯を抜かなくても改善できるかもしれません。

歯を抜かない矯正治療に向いているケースとしては、まず口元のバランスが元々整っているケースなどでしょう。
また、口元の突出感が少ないケースや、かなり重度の出っ歯ではないケースなどがあります。

歯を抜かずに矯正治療を成功させるためには、仕上がりのバランスや噛み合わせなども考慮しなくてはならないのです。
一方、矯正治療で歯を抜くのが必要になるケースとしては、歯並びの乱れが大きい場合などがあります。

歯並びの乱れが大きい場合は、歯をきれいに並べるためのスペースが不足してしまうことが多いでしょう。

特に、叢生という歯並びがガタガタで重なり合っている状態で重度の場合は、抜いてしまった方が歯並びを整えやすくなります。

また、前歯が極端にねじれて生えている場合などは歯を抜かずに矯正してしまうと、仕上がりが自然にならないことがあるでしょう。
歯を抜かずに矯正治療をすると、歯がきれいに並びきらなくなり噛み合わせが崩れてしまう可能性があるため、歯を抜く必要がないかきちんと診断を受けてください。

歯を抜く必要があるのは、顎の大きさが足りず歯をきれいに並べるためのスペースが足りない場合です。
顎のサイズが小さくて歯をきれいに並べるためのスペースが足りないようなら、歯を抜かなければなりません。

歯をきれいに並べるスペースが足りない場合は歯列を広げるという方法もありますが、歯列拡大ができないケースでも歯を抜く必要があるでしょう。
矯正治療によって口元のバランスを整えて、横顔のラインをきれいにしたいというケースでも、歯を抜く必要があることがあります。

また、前歯が出ていることを気にしているという方も多いのですが、前歯が突出している場合は歯を抜いてスペースを確保しなければ引っ込めるのが難しいでしょう。

改善するために歯を抜かなければならない出っ歯の種類としては、まず前歯の傾きが極端に前へと向いている上顎前突があります。

また、口元をすっきりとさせてEラインを整えたいという場合も、歯を抜いた方がいいでしょう。
横顔を美しくしたいのであれば、歯を抜いたほうがより良い仕上がりとなり見た目も自然になります。

歯を抜かずに前歯を引っ込めようとしても、十分に引っ込めることができないこともあるのです。
歯を抜かなくても歯並びを整えることができるのかは、顎の大きさや歯の大きさ、歯並びの状態や口元のバランスによって変わります。

無理に抜かないまま矯正治療をしても十分な結果が出ないため、必要なら抜いたほうがいいでしょう。

自分にとってベストな方法は何か、きちんと専門医と相談したうえで決定することが重要となります。

まとめ

矯正治療には、歯を抜いてスペースを確保する方法と、歯を抜かずにスペースを作り出して歯並びを整える方法があり、必ずしも歯を抜く必要はないのです。
歯を抜く必要があるケースには、十分なスペースが確保できないケースや大きく歯を動かさなくてはならないケースなどがあります。
歯を残して矯正治療ができるケースには、歯を動かす範囲が少ないケースや歯並びの乱れが小さいケースなどがあるでしょう。
東京品川区五反田周辺で矯正治療をご検討の際には、是非、当院にご相談下さい。
一人一人に合った治療方法をご提案させて頂きます。