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【東京都品川区五反田で矯正治療】顎関節症と自律神経失調症の関係

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顎関節症は、自律神経失調症にも関係があるといわれています。

自律神経失調症とは、自律神経の乱れによって心身にさまざまな不調が起こる病気ですが、顎関節症とどのような関係があるのでしょうか?

実は、顎関節症は精神的な問題にも深くかかわっているのです。

顎関節症と自律神経失調症の関係について解説します。

自律神経とは?

自律神経とは、身体のさまざまな機能を無意識下で調整しているシステムのことで、意識せずに適切な働きをするために重要な役目を負っています。

血管内の動きや心臓の動きなど、意識的には動かせない部分の制御を担い、健康を保つには適切に働いている必要があるのです。

自律神経は交感神経と副交感神経という2つの神経によって成り立ち、どちらが優位になっているかで活発になるか、リラックスするかが決まります。

しかし、何らかのきっかけで自律神経が乱れてしまうことがあり、乱れた状態のことを自律神経失調症といいます。

過度のストレスやホルモンバランスの乱れが原因となりますが、他にも歯並びが悪いせいで発症することもあるのです。

自律神経が乱れると、耳鳴りや頭痛、めまい、肩こり、動悸、倦怠感などの症状が出ることがあり、人によってはうつ症状が出ることもあります。

顎関節症と自律神経の関係

顎関節症は、身体的な不調が注目されることが多いのですが、実は多くの心理的な不調にも関係しています。

特に、不安障害と自律神経失調症の2点には注目する必要があり、心理的問題が顎関節症の原因となったり、悪化させたりすることもあるのです。

また、顎関節症が不安障害や自律神経失調症の原因となったり、悪化させたりすることがあります。

顎関節症と心理的な問題とは複雑に絡み合っているため、理解することで効果的な治療方法を見つけることにつながります。

顎関節症と不安障害はお互いに影響を及ぼす関係です。

不安障害を抱えていると緊張状態になることが多いため、顎の筋肉にも影響を及ぼします。

過度な緊張状態にあると、無意識に歯ぎしりや食いしばりなどの行動をすることが増え、習慣化してしまうきっかけになります。

これが習慣になり、頻度が高まると、顎関節にかかる負担も大きくなってしまい、顎関節症の症状を悪化させる原因にもなるのです。

また、顎関節症になって不快感が途切れずに発生したり、痛みが生じやすくなったりした場合は、新たな不安の種となり心配の種が増えてしまいます。

痛みがいつ収まるのか、さらに悪化してしまうのではないかと常に不安を抱くようになるだけでなく、マイナス思考がさらなる不安を生み出してしまうでしょう。

不安を抱くと、さらに顎の緊張を高めてしまい症状が悪化していくという悪循環に陥ってしまうこともあります。

顎関節症と不安障害の関係性を考慮するのであれば、顎関節症の治療には身体的な面からのアプローチだけではなく、心理的なケアも必要となることがわかるでしょう。

認知行動療法という心理療法などを行うことで、顎関節症と不安障害の両方に効果を示し症状が改善するケースもあります。

顎関節症は、不安障害だけではなく、自律神経失調症とも深い関係があります。

自律神経は体の無意識下の機能コントロールに関わるため、動きが乱れると全身にさまざまな不調が現れるのです。

顎関節症の症状によくみられるような症状によく似た不調も少なくありません。

自律神経失調症によって筋肉の緊張が起こります。

緊張するのは腕や足などわかりやすい部分だけではなく、顎の周辺の筋肉も含まれます。

筋肉が緊張することで、顎関節に過度な負担がかかって痛みが生じたり、違和感が生じたりすることもあるでしょう。

また、自律神経失調症の症状として睡眠障害が挙げられますが、睡眠障害は寝ている間の歯ぎしりを増やす原因にもなります。

それだけでなく、自律神経失調症によって体の痛みの感受性が高まってしまうこともあり、普段なら無視できる違和感も強い痛みとなることがあるのです。

強い痛みがあると、顎関節症の症状を深刻なものだと考えるようになるかもしれません。

顎関節症が自律神経失調症と相互にどのような影響を与えるのか理解できれば、治療アプローチをより包括的に行うことができるようになるでしょう。

自律神経のバランスを整えるには、生活リズムの改善やストレス管理に取り組む必要があります。

取り組みが、自律神経だけではなく、顎関節症の改善にも効果を及ぼす可能性があるのです。

まとめ

自律神経とは交感神経と副交感神経のことをいい、バランスが崩れることで自律神経失調症になってしまうこともあります。

自律神経失調症の原因はいくつかありますが、顎関節症も原因の1つとなりえます。

治すためにはまず顎関節症の治療が必要となるかもしれません。

顎関節症は不安障害などの精神的な問題にも関わってくるため、肉体面だけではなく精神面も同時に治療する必要があるでしょう。

東京都品川区五反田周辺で矯正治療をご検討の際には、是非、当院にご相談下さい。

一人一人に合った治療方法をご提案させて頂きます。