インプラント

インプラントの見た目は不自然にならないでしょうか?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

歯を失ってしまった人に人気なのが、代替品となるインプラントの治療です。

それを装着することで、元々の歯に近い機能を持つものとして使うことができるのです。

しかし、その際に気になるのが見た目です。

特に、前歯に装着する場合は見た目が重要でしょう。

見た目が不自然にならないのか、解説します。

インプラントの見た目は?

インプラントは、歯根の代わりとなるインプラント体と歯の代わりになる上部構造、そしてその2つをつなぐアバットメントという3つのパーツから成り立っています。

なお、インプラント体はフィクスチャーとも呼ばれます。

インプラント体は直接骨に埋め込まれるパーツで、素材はチタンです。

チタンには、オッセオインテグレーションという骨と強く結合する性質があるので、生体との相性が良いのも特徴です。

体になじみやすいことから拒否反応も起こりにくく、骨に埋め込んでも外れにくいのです。

上部構造は被せものと言い、外から見えるパーツです。

見た目に大きく影響するのはこのパーツで、色や大きさ、形などの自由度が高いため、前歯などに装着しても審美性が高く、違和感がないというメリットがあります。

インプラントの見た目は、差し歯と変わりません。

上部構造は主にセラミックでできていて、色合いや光沢などの種類も豊富にそろっているため、周囲の天然歯に近い見た目のものを選ぶことができるでしょう。

見た目が特に気になるのは、前歯のインプラントです。

前歯にインプラント治療をする場合、いくつか注意したい点があります。

例えば、増骨が必要なことがあるのも前歯の特徴です。

前歯のある上顎の骨の幅や高さなどが足りず、増骨しなくてはならないことも珍しくはないのです。

もし、増骨せずに治療した場合は、歯茎の一部が陥没しているように見えたりインプラント体が歯ぐきから露出してしまったりする恐れがあります。

また、上部構造については白いほうがいいと思う人もいるのですが、あまり白すぎるとその歯だけ、他の歯から浮いて白く見えるかもしれません。

そうならないよう他の天然歯との調和を考え、素材や色合い、透明感や質感などを慎重に選び、義歯のようには見えないものを選ぶようにしましょう。

インプラント以外の治療の見た目は?

インプラントの見た目が気になるという人は、入れ歯など、インプラント以外の治療をした場合の見た目も気になるでしょう。

インプラント以外の、歯を失ってしまった場合の治療はどのような見た目になるのか、考えてみましょう。

例えば、入れ歯は、保険診療と自由診療のどちらでも作成可能です。

ただし、使用できる材料が異なります。

例えば、部分入れ歯は両隣の歯にばねを引っ掛けて固定するのですが、保険診療で作成するものはばねが金属製になっているため、装着する場所によっては目立ってしまいます。

また、入れ歯は歯茎にフィットするように型を取り、作成します。

しかし、作成した入れ歯がフィットしない場合、保険治療で作った場合は、作成から半年間は新たな入れ歯を作れないため、合うものを保険の適用内ですぐに作り直すことはできないのです。

また、保険診療のものは歯や歯茎の部分の素材がプラスチックなので、色合いや質感などの選択肢はあまりありません。

自然に見えるようなものは作れないので、見た目はいかにも入れ歯のように見えるものになるでしょう。

入れ歯ということを恥ずかしく思っていると、人前で笑うことも躊躇してしまうでしょう。

審美的に問題があるため、気にする人も多いのです。

一方、自由診療の入れ歯にすると、作成費用はかなり高くなります。

その代わり、ばねの素材を歯茎の色に近い樹脂にしたり、歯や歯茎部分の素材や色の選択肢が広がるため、自然に近い見た目になるよう作成できます。

部分入れ歯の他に、ブリッジという治療方法もあります。

これは、なくなってしまった歯の隣の歯を両方とも削って、それを土台としてつながった義歯を被せ、橋のようにして装着するという治療方法です。

ブリッジは、保険診療が可能です。

しかし、保険診療の場合はブリッジの素材が変色しやすいことから、見た目が気になるという人も少なくありません。

また、見た目以外の問題もあります。

ブリッジという治療方法の特徴として、ダミーの歯と歯茎の間に隙間ができてしまうため、そこに食べ物が挟まることが多いのです。

隙間のせいで発音しにくくなるケースもあります。

なお、ブリッジは自由診療ならセラミックなどで作成することもできるので、その場合、見た目は気にならなくなるでしょう。

まとめ

インプラントは、天然の歯に近い代替品の歯です。

機能面はもちろんのこと、見た目も天然歯に近いのです。

そのため、見た目を気にする人でも安心して治療を受けることができます。

インプラント以外の入れ歯やブリッジといった治療方法は保険診療があるものの、見た目が気になるケースもあります。

そのため、見た目と機能を兼ね備えているインプラントはおすすめの治療方法です。

東京品川区五反田周辺で矯正治療をご検討の際には、是非、当院にご相談下さい。

一人一人に合った治療方法をご提案させて頂きます。