ブリッジ

ブリッジ治療をして、長持ちさせるために気をつけることは?

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歯を失った時、ブリッジ治療を選ぶ人は多いのですが、寿命が7年といわれているためずっと使い続けることはできません。
ただし、きちんとメンテナンスをしていれば、10年以上使用できるケースもあります。
ブリッジを長持ちさせるためには、どのような点に注意すればいいのか解説します。

ブリッジを長持ちさせるコツ

ブリッジは、一度治療を受けて装着すると、基本的に取り外すことはなく着けたままとなります。
しかし、おおよそ7年が寿命と言われているので、恒久的に使い続けられるわけではありません。

7年が寿命とはいっても、扱い方によってはもっと短期間で寿命を迎えることもあります。
反対に、もっと長く使い続けられることもあるでしょう。

ブリッジは、失った歯の両側の歯で支えているため、ブリッジが外れるだけではなく支えの歯も失ってしまう可能性があります。
ブリッジを長持ちさせるためには、どのような点に気をつけるべきでしょうか?

まずは、バランスよく歯に負荷がかかるように気をつけなければいけません。
歯にかかる負荷のバランスが取れていなければ、ブリッジが壊れやすくなったり、残っている天然歯が傷みやすくなったりするからです。

特に、大臼歯や犬歯には力がかかりやすいので、ブリッジ治療をする場合は十分に注意が必要です。
噛みしめや歯ぎしりの癖があると、ブリッジが壊れるリスクが高まります。

ブリッジの支えとなる歯が適切な状態であることも、長持ちさせるコツです。
綺麗な天然歯であれば、ブリッジを入れるために削ることは避けた方がいいかも知れません。

また、支えとなる歯が虫歯治療をしていて、神経を抜いている場合は強度的に不安があるため、支えにしない方がいいでしょう。
支えの歯が平行に生えていない場合も、ブリッジには不向きです。

ブリッジにはいくつかの種類がありますが、適合に優れた素材のブリッジを入れることも長持ちさせるコツです。
ジルコニアなどのブリッジであれば、二次虫歯や歯周病になるリスクを下げることが出来ます。

治療を受ける歯科医院の技術も、重要です。
信頼できる技術を持つ歯科医院で治療してもらえば、長持ちしやすくなるでしょう。
治療に、マイクロスコープや拡大鏡を使用し、型取りにはシリコンを使っているなどの特徴を重視することも、歯科医院を選択する際の一つのポイントです。

ブリッジに接している歯は、普通に歯を磨くだけでは汚れを落としきることができません。
汚れを放置していると、虫歯や歯周病のリスクが上がります。

ブリッジの底にある歯に汚れがついていると、支えとなっている歯も悪くなっていきます。
隅々まで汚れを落とすことが出来るように、歯間ブラシやデンタルフロスなどを使用してください。

歯科医院でクリーニングを受けることが大切

ブリッジが外れかけた時や、治療した箇所が傷むときなどは歯科医院で見てもらいましょう。
上記のようなトラブルが起こった時はもちろんですが、トラブルを起こさないよう定期的に通うことも大切です。

ブリッジ治療を受けた後は、歯科医院で定期検診を受け、クリーニングをしてもらうことが長持ちさせるためには大切です。
歯科医院でクリーニングを受けることによって、自分では落としきれない汚れも落としてもらえます。

歯科医院で受けるクリーニングは、専門家である歯科衛生士に口内をチェックしてもらい、虫歯や歯周病の原因となる歯垢や歯石などを除去してもらうことができます。
特に歯石は自分で落とすことが難しいため、クリーニングで除去してもらいましょう。

また、定期検診では虫歯のチェックもしてもらえます。
虫歯は、初期段階では痛みなどの症状がないため、気づかずに放置してしまいがちです。
しかし、定期検診を受けて見つけることができれば、進行する前に治療が可能です。
ごく初期の段階であれば歯を削らず、短期間で治療できます。

歯周病も、初期段階であれば少ない治療回数で完治させることができます。
虫歯は重症化すると元には戻らず、歯周病も重度になると完治させるのが難しいため、初期段階で発見して治療することが大切なのです。

特に、ブリッジは支えとなっている歯が非常に重要です。
支えの歯が無くなれば、ブリッジ治療はできなくなってしまいます。
かかる負荷も大きいため、日頃からしっかりと予防しておきましょう。

なお、ブリッジ治療を受ける際は、歯科医師に本当にブリッジが適切な治療か相談することをおすすめします。
希望や口腔内の状況によっては、入れ歯など他の治療法が向いていることもあるからです。
「ブリッジにするのだ」と決めつけず、歯科医師と相談しながらベストな治療方法を見つけましょう。

まとめ

歯を失った時の治療方法として人気のあるブリッジ治療は、一度治療を受けた後は長く使い続けることになります。
ただし、適切な使い方をしなければ長持ちさせることができません。
負荷が偏らないように注意して、汚れなどは徹底的に落としましょう。
定期的に検診とクリーニングを受けて、普段のお手入れでは落とし切れない汚れを除去してもらってください。
また、ブリッジ以外の治療や自由診療も比較検討してから、治療を受けることが大切です。
東京品川区五反田周辺で矯正治療をご検討の際には、是非、当院にご相談下さい。
一人一人に合った治療方法をご提案させて頂きます。