ブログ

【五反田で矯正歯科】金属ブラケットがどのような矯正装置なのか解説します

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

歯列矯正をする場合は、矯正装置を装着することになります。
矯正装置にはいくつかの種類があり、それぞれ特徴が異なります。
最も代表的な装置であり、一般的にイメージされるのが金属ブラケットですが、金属ブラケットとはどのような矯正装置なのでしょうか?
金属ブラケットについて、解説します。

金属ブラケットとは?

歯並びが乱れている場合、見た目が悪くなるのはもちろん、噛み合わせが悪いために歯の機能にも問題が生じ、しっかりと噛むことができません。
虫歯や歯周病のリスクも高くなり、口臭の原因にもなる等、多くのデメリットがあります。

歯並びを整えるためには、歯列矯正を行う必要があります。
歯列矯正は、矯正装置を装着して歯を正しい位置へと動かす治療です。
矯正装置の中で基本的なものが、金属ブラケットです。

歯列矯正では、歯に銀色のワイヤーと四角や楕円の形をした金属板のようなものをつけることが一般的です。
歯についている金属板のことを金属ブラケット、もしくはメタルブラケットといいます。

ブラケットをワイヤーでつなぐことから、ワイヤー矯正とも呼ばれています。
ただし、金属の板以外の矯正装置でもワイヤーを使用することがあるので、混同しないように注意しましょう。

ブラケットは1本につき1つずつ装着して、ワイヤーでつなぐことで歯に圧力をかけ、正しい位置へと動かしていきます。
昔からある矯正装置なので、従来の矯正治療といえば金属ブラケットのことです。

歯列の状況によって、上下同時に接続することもあれば、どちらかにだけ装着することもあります。
部分矯正なら装着してから数か月、全体を矯正する場合には1~2年ほど装着し続けて矯正が終了します。

ただし、期間はおおよその目安であり、歯の状態によって変化します。
虫歯や歯周病にかかっている場合は矯正治療を始めることができないので、先に虫歯や歯周病を治療してから矯正治療を始めることになります。

金属ブラケットのメリット

金属ブラケットは昔からある矯正装置ですが、様々な矯正装置が登場した現在でも残っているのは、様々なメリットがあるからです。
金属ブラケットのメリットについて、解説します。

金属ブラケットは、矯正装置の中では経済的負担が少ないというメリットがあります。
ブラケットの素材は医療用ステンレスで、特別な素材というわけではないため安価です。
費用をなるべくかけたくない、という方にはおすすめです。

金属ブラケットは、めったなことでは壊れないというのもメリットです。
頑丈なので、装着中に壊れて外れるということはめったになく、交換が必要になることも少ないのです。

食事の際、食べ物を噛んで歯で細かくしていくのですが、噛むときの力は想像以上に強いものです。
特に、奥歯にかかる力は強く、矯正装置が丈夫なものでなければ破損してしまうかもしれません。

矯正装置が破損すると、口内を負傷する恐れがあります。
金属製のブラケットがはじけ飛んでぶつかったり、ワイヤーが飛び出してしまったりするかもしれません。
しかし、装置が丈夫であれば壊れにくく、その分安全性も高くなります。

また、金属ブラケットは様々な症例に対応できるというのもメリットです。
歯列の状態によって使用できる矯正装置は異なります。
金属ブラケットは、ほかの矯正装置より幅広い症例に対応できるのです。

一度装着したら、矯正治療が終わるまでは基本的に外さないため、つけたり外したりする手間はかからず、外したまま忘れたり紛失したりすることもありません。
もしも外れてしまった場合は、歯科医院で付け直してもらう必要があります。

矯正装置は、どのように歯を動かすのかを考えて装着しています。
外れた時に自分で付け直してしまうと、効果がなくなったり歯を動かす方向がずれてしまったりするため、勝手に付け直さないように注意しましょう。

金属ブラケットのデメリット

金属ブラケットには多くのメリットがあるのですが、デメリットもあります。
気にする人が特に多いデメリットが、見た目です。
銀色のブラケットを歯に装着して固定するため、口を開けたときに目立ってしまいます。

また、金属アレルギーの方は使用できません。
金属アレルギーでも、インプラントなどで使用されるチタンはほとんどの人が問題なく使用できるものの、金属ブラケットは基本的に医科用のステンレスを使用するため、アレルギーが起こってしまう可能性は高いでしょう。

「金属アレルギーが心配だ」という方は、治療の前に確認してください。
装着してからアレルギー反応が出てしまった場合には、装置が無駄になってしまいます。
そうならないためにも、必ず事前に確認しましょう。

金属ブラケットを装着していると、口内の頬や粘膜に傷がついてしまうことがあります。
傷が大きいと、口内炎の原因になってしまうかもしれません。
傷がつかなかったとしても、装着していることに違和感があるでしょう。

さらに、ワイヤーと歯の隙間に、食べかすが挟まることもあります。
放置していると、やがて腐敗して、口臭の原因となることもあります。
食べかすによって虫歯になることもあるため、気を付けましょう。

まとめ

金属ブラケットは、矯正装置の中でも比較的安価で丈夫なので、多くの人が歯列矯正に使用しています。
多くのメリットがある金属ブラケットですが、デメリットも少なからずあります。
特に見た目が気になるため、金属ブラケットを選びたくないという人もいます。
「見た目は特に気にしない」という人であれば、問題なく装着できるでしょう。
自分の希望は、歯科医にしっかりと伝えてください。
東京品川区五反田周辺で矯正治療をご検討の際には、是非、当院にご相談下さい。
一人一人に合った治療方法をご提案させて頂きます。