ホワイトニングは、歯を白くする施術です。
施術を受けた後、なるべく長い間白い歯を保ちたいと考える人は多いでしょうが、歯の白さを保つためには歯磨きに注意が必要です。
白さを保つための歯磨きの方法とは、どのようなものでしょうか？
ホワイトニング後の歯磨きについて、解説します。
ホワイトニングを受けた後の歯磨き
ホワイトニングで歯が白くなると、白さを保つために歯磨きにも気を遣う人が多いでしょう。
実は、ホワイトニング後の歯磨きは特に意識する必要はありません。
歯が黄色くなるのは、加齢によってエナメル質が薄くなったり食べ物や飲み物、タバコなどの色素や成分が歯に付着してしまうことが原因です。
加齢によるエナメル質の減少で黄ばんだ歯は、歯磨きでは白くできませんが、なるべく薄くならないように歯を傷つけずに磨くことを心がけましょう。
色素の沈着による歯の黄ばみであれば、丁寧な歯磨きによってある程度防止できます。
歯に汚れが残っていると、細菌によって粘度のあるプラークという汚れに変わってしまいます。
プラークは通常の汚れよりも落としにくく、残ったままだと固まって歯石になってしまうのです。
そうならないよう、ホワイトニングを受けた後も、普段と変わらず汚れをきちんと落とさなければなりません。
汚れを落とすために必要なのは、力を入れて磨くことではなく、細かく丁寧に隅々まで磨くことです。
プラークや歯石は細菌が増殖する原因にもなるため、丁寧に磨いて落とすことで虫歯や歯周病の予防にもなります。
歯の間も、歯間ブラシやデンタルフロスなどを使用して汚れを残さないようにしましょう。
また、ホワイトニングを受けたばかりのときは、歯の表面のペリクルという膜がはがれてしまっているため、力を入れて磨くと歯に傷がつきやすくなります。
ペリクルが再生するまでの12～24時間は、普段より優しく磨きましょう。
歯を白いままで保つためには、日々のケアが大切です。
喫煙の習慣があると、歯にタールが付着するため、白い歯を維持するためにも吸わない方がいいでしょう。
タールが付着すると、歯を丁寧に磨いてもなかなか落ちません。
研磨剤入りの歯磨きを使用すると比較的落としやすいのですが、歯に傷がつきやすくなるため、力加減には注意しましょう。
白い歯をキープするには？
ホワイトニングでは、過酸化水素を主成分とした薬剤で汚れを分解し、色素を漂白することで歯を白くしています。
通常、ホワイトニング後に、すぐに色が元に戻るということはありません。
ただし、一生白いままの状態をキープできるわけではない、という点に留意する必要があります。
ホワイトニング歯磨き粉を使用したり、定期的にホワイトニングやクリーニングを受けたりすることで、白い歯を長期間維持できるでしょう。
ホワイトニングを受けた後は元の状態よりも白くなっているため、再び施術を受けることで比較的簡単に白くできます。
また、オフィスホワイトニングを受けた後でホームホワイトニングを継続して行うと、歯の白さが失われるまでの期間は長くなります。
ホームホワイトニングは、自宅で行えるホワイトニングです。
ホームホワイトニングで使用する薬剤は、オフィスホワイトニングよりも濃度が低いため、同じように白くなるわけではないものの、効果は長く続きます。
オフィスホワイトニングと併用することで、色戻りを緩やかにできるのです。
ホワイトニングを受けると、歯の白さはしばらく続きます。
ずっと続くわけではありませんが、少なくとも数カ月は持続するため、即座に戻ることはないでしょう。
ホワイトニングを受けてすぐの時の色味はかなり印象に残ります。
そのため、最初に見た状態から少しでも色が戻ってくると、効果が切れたように思えてしまうかもしれません。
ホワイトニングの後で色戻りをしたかどうかを正確に把握するには、ホワイトニング前に歯の写真を撮っておくのをおすすめします。
元のように戻ったのか、それとも白さが多少失われただけなのか、判断しやすくなるでしょう。
同時にホワイトニングを受けた直後の歯の写真も撮っておくと、比較しやすくなります。
どのくらい色戻りしているか、元の歯とホワイトニング後の歯のどちらに近い状態かが一目でわかるでしょう。
歯磨きをするとき、歯をチェックしながら磨くと、変化がよくわかります。
色戻りがはっきりしたときは、再びホワイトニングを受けたりホームホワイトニングを始めたりするなどの対策をしてください。
もしも対策しないまま放置しておくと、ホワイトニング前の黄ばんだ状態に戻っていくので、注意しましょう。
まとめ
ホワイトニングを受けた後に歯を磨くときは、特に意識する必要はありません。
色戻りを遅くしたい場合は、ホワイトニング歯磨き粉を使用することをおすすめします。
また、白さをキープしたい場合は歯磨きの方法よりも、オフィスホワイトニングの後でホームホワイトニングを続けていくことの方が大切です。
白さが失われたと感じた時は、再び施術を受けましょう。
東京都品川区五反田周辺で矯正治療をご検討の際には、是非、当院にご相談下さい。
一人一人に合った治療方法をご提案させて頂きます。