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【五反田で根管治療】根管治療を途中で止めるリスク

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根管治療は、1回では終わらず複数回に分けて行われます。

まとめて行うことが難しいために何回にも分けて行う必要があり、中には面倒になって治療途中で来院を辞めてしまう人もいるでしょう。

しかし、根管治療中に治療を中断するのはおすすめできません。

中断しない方がいいのはなぜか、解説します。

根管治療を中断するリスク

根管治療は、虫歯などで細菌が入ってきた根管を洗浄・消毒して細菌を取り除き、薬で閉じて細菌が侵入できなくする治療です。

最後に被せものなどを付けて削られた歯を補うまで、複数回に分けて治療を行います。

しかし、忙しくなったり面倒になったりして、治療を途中で中断してしまう人もいるでしょう。

たとえ忙しくても、治療を途中で中断するのはおすすめできません。

もし途中で中断した場合は、さまざまなリスクが生じてしまうからです。

根管内を洗浄・消毒したにもかかわらず治療を終えず放置していると、今までの治療の効果がなくなってしまい、再び根管内に細菌が侵入してしまいます。

根管治療では、根管内を洗浄して消毒する、という工程を2~3回繰り返してから、根管に薬品を詰めてガッタパーチャやMTAセメントで密閉します。

しかし、密閉しない状態で放置していると、消毒した根管内に再び細菌が入り込みます。

根管がむき出しになっているため、虫歯の原因菌の進行も早くなってしまうでしょう。

長く放置していると根管の先に膿が出て、歯槽骨内に膿が溜まり歯茎なども腫れ、口臭などにも影響が出てしまいます。

また、歯槽骨も膿によって炎症が発生し、溶けてしまいます。

再び虫歯になることもあり、むき出しになった歯根までダイレクトに届くため、歯根部分の虫歯の進行も早くなってしまいます。

虫歯になった場合は、根管治療では対応できず、抜歯のリスクが高くなるでしょう。

治療が途中で放置されると、再び治療をしたいと思った時に、また最初からやり直すことになってしまいます。

検査もいちからやり直すため、治療費も余分にかかってしまうのです。

それに伴い、治療にかかる期間もリセットされます。

たとえば、全体で1カ月かかる治療の場合、2週目を終えた時点で放置し、後からまた治療する場合は、再び1カ月、もしくは悪化して1カ月以上かかることになるでしょう。

被せものが途中の場合

歯を削った時は、削った部分を補うために被せものや詰めものと呼ばれる補綴物を取り付けます。

補綴物を作成する際は型を取り、歯科技工士に渡して噛み合わせなどがしっかりと合うように作成するため、出来上がるまでは数日かかります。

被せものの作成が終わったのに、都合が合わなくなって治療を中断してしまう人がいますが、補綴物は非常に精密なものです。

時間が経つと歯並びなども変化するため、後日取り付けようとしても合わなくなってしまうことがあるのです。

内容によっては、治療した箇所が歯の中心を削って外側だけになっていることもあります。

被せものをつけないままだと、外側の薄い部分が割れてしまう恐れもあります。

強度も落ちているうえに、硬いものを噛んだ時には外側だけではなく、歯全体が割れてしまうかもしれません。

また、削った状態の歯で食べ物を噛んだ時は、食べかすが削ったところに食べかすが詰まってしまいます。

根管が見える状態になっていれば、根管の中にも入っていくでしょう。

非常に細い根管の中に隙間なく食べかすが入ってしまうと、取り除くのも大変です。

食べかすが根管に入ったまま放置されていると、食べかすはいずれ腐敗して悪臭を発するようになります。

根管治療をやり直さない限り、悪臭はなくならないでしょう。

また、補綴物を作成する間は仮の被せものをしますが、長期間使えるものではないため、使い続けていると遠からず壊れてしまいます。

仮の被せものが壊れた状態では虫歯になりやすくなるため、なるべく早く仮のものからきちんと作成した被せものに交換する必要があるのです。

被せものを装着しないままだと、多くのトラブルが発生します。

根管内に汚れが入り込むため、根管治療も最初からやり直しになることが多いでしょう。

被せものを作成した場合は、きちんと装着して治療を終えてください。

被せものが銀歯の場合は、数年後に破損して治療しなおす可能性が高くなります。

治療を受けるのが面倒という場合はセラミックやジルコニアなど、丈夫な素材でできた被せものを選ぶのがおすすめです。

まとめ

「歯医者に何度も通うのは面倒だ」という人もいるのではないでしょうか?

特に根管治療は時間がかかるため、途中で来なくなる人も少なくありません。

しかし、治療を中途半端にして中断してしまうと、さまざまなデメリットがあります。

中には、治療前よりも悪化するケースもあるため、治療を始めたらなるべく予定通りに通い、どうしても無理な場合も近い
日程で再度予約して治療を受けましょう。

東京都品川区五反田周辺で矯正治療をご検討の際には、是非、当院にご相談下さい。

一人一人に合った治療方法をご提案させて頂きます。