虫歯治療は痛みがあるため、歯医者に行くのが嫌だという人も少なくありません。
近年では、無痛治療という痛みを抑えた治療を導入している歯科医院も増えていますが、無痛治療の具体的なメリットはどのようなものがあるでしょうか？
無痛治療の主なメリットについて、解説します。
治療の痛みによる身体的負担を減らせる
無痛治療とは、名前の通り痛みがない、あるいは通常より痛みが少ない治療のことを指します。
最大のメリットは当然痛みが少ないという点です。
歯科治療の中には、痛みが生じるものもあります。
実際に治療を受けたことがある人は、歯を削られる痛みがわかるはずです。
ある程度進行した虫歯を治療するために歯を削ったとき、麻酔をかけていなければ耐え切れないような痛みがあるでしょう。
痛みは歯医者を嫌がる理由として挙げる人が多い理由の1つであり、中には麻酔が効きづらいために痛みを感じる人もいます。
痛みがあると、身体的にも精神的にも負担がありますが、無痛治療で痛みを減らすことができれば負担も減らすことが可能です。
歯医者が苦手という人の多くは、治療に伴う痛みが苦手なため、無痛治療であれば問題なく通うことができるでしょう。
また、治療中の痛みが少なければ、治療後に腫れたり痛んだりすることも少なくなるというメリットもあります。
治療を先延ばしにしなくなる
歯科治療の痛みが嫌で、治療の途中で通うのをやめてしまったり、理由をつけて歯科医院に行くのを先延ばしにしたりする人もいるでしょう。
虫歯になって歯が痛くても、歯を削られる痛みと恐怖よりはましだと考えて歯科医院に行くのを我慢してしまうのです。
虫歯になっても痛いだけだから、我慢していればいずれ治まると考えて、歯科医院を受診せずに痛みに耐えてしまいます。
しかし、一度虫歯になった歯は放っておいても治ることはなく、治療を受けるまで悪化し続けます。
虫歯の痛みを我慢していたら、そのうち痛みがなくなったという人もいますが、それは治ったからではありません。
痛みがなくなるのは神経まで虫歯に感染し、神経が死んでしまったためです。
実際に痛みがなくなってしまった場合は、歯がかなり大きく溶けていることが珍しくありません。
痛みを我慢しているうちに、虫歯が治療できないほど進行してしまうことがあるため、虫歯になったらなるべく早く歯科医院で治療を受ける必要があります。
無痛治療で虫歯を治すことができれば、歯科医院で治療を受けることに抵抗がなくなるでしょう。
早期に治療を受ければ、虫歯も治りやすく歯を削る量も最小限にとどまり、治療にかかる期間も短く治療費も安くなるため、無痛治療で虫歯を早く治すことをおすすめします。
治療の安全性が高まる
歯科医院で治療を受けたとき、痛みがあると体を動かしてしまったり、反射的に口を閉じそうになったりすることもあるでしょう。
歯を削っている間に動いてしまうと、削る予定のない健康な歯も削ってしまう可能性があります。
身体的な障害を持っている人は、意識せずに体が動いてしまう体動が起こりやすいのですが、一般の人でも痛みを感じたときには起こることがあります。
歯医者で行う治療は余分な所を削らないようにしている繊細なものです。
そのため、わずかな動きでも大きな影響を与えてしまうことがあります。
また、削っている場所によっては頬や舌など、口内の粘膜を傷つけてしまう可能性もあります。
痛みに備えて体に力を入れていると、いざ動いてしまったときに動きが大きくなりやすく、さらに悪化することもあるでしょう。
無痛治療であれば、痛みが少ないため体が動いてしまうことも少なく、口内の粘膜を傷つけたり余分な歯を削ったりすることも起こりにくい点がメリットです。
健康な歯を削ってしまった場合、元に戻ることはないため、誤って削るということは最も避けるべき行為といえます。
痛みによって体が動いてしまうというケースは、歯医者が嫌いではない人でも起こりうるものなので、万が一のことを考えれば無痛治療の方が良いのです。
以上のとおり、無痛治療には多くのメリットがあります。
今まで通常の治療を受けていたという人も、安全性を考えて無痛治療に切り替えることを検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
虫歯の治療には痛みがあることも珍しくありませんが、痛みを抑えた無痛治療であれば、痛みが苦手で治療を受けたくないという人でも安心して治療を受けられます。
無痛治療であれば、痛みによってストレスを受けたり負担がかかったりすることもなくなり、治療の際に体が動くことも少なくなって安全性も高まります。
また、治療を先延ばしにしたいと考えることもなくなるでしょう。
虫歯治療では、無痛治療を選択しましょう。
東京品川区五反田周辺で矯正治療をご検討の際には、是非、当院にご相談下さい。
一人一人に合った治療方法をご提案させて頂きます。