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【五反田でインプラント】全部インプラントにしたら費用はいくら??

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歯を失ったときの治療方法は、1つではなく複数の種類があります。
たとえば、全ての歯を失ってしまった場合、基本的に総入れ歯以外の選択肢はありませんでした。
しかし、入れ歯は使いづらいため全ての歯をインプラントにしたいという人もいます。
もしも全てをインプラントにした場合、いったいいくらかかるのでしょうか?
全ての歯をインプラントにする費用について解説します。

すべてインプラントにしたときの費用は?

歯を失ったときの治療方法として、インプラント治療は人気があります。
仮に全ての歯を失った場合、全ての歯をインプラントにできるのでしょうか?

全てをインプラントにすることは可能です。
ただし、人間の歯は全部で28本あるため、かなりの費用が掛かることは想像に難くありません。
インプラント治療には、検査料や手術費用、インプラント体や上部構造の費用などすべてを合わせて、1本あたり30~50万円ほどかかるのです。

複数本のインプラントを一度に埋入するのであれば、検査料などは1回分で済むため1本あたりの費用は多少安くなります。
インプラント治療は基本的に保険が適用されないため、具体的な治療費は歯科医院によって異なりますが、1本あたり40万円ほどと考えておくといいでしょう。

全ての歯をインプラントにする場合、本来であれば片側の顎につき14本の歯が生えていたところ、10本程度のインプラントを埋入することになります。
人工歯根が10本必要になるということは、片側の顎につきおよそ400万円の費用が必要となる計算です。
つまり、上下合わせると、800万円ほどかかるということになるのです。

800万円というと、かなりの金額です。
高級な車や住宅、マンションなどの価格でしか見聞きしたことがないかもしれません。

驚きの値段ですが、高額なインプラント料金は、本来の天然歯の価値を示しているといえるのです。

すべての歯を補うならオールオン4も

インプラントは天然歯に近い強さで噛むことができ、非常に高性能です。
しかし、全ての歯をインプラントにするとなると高額過ぎて、実現は難しいでしょう。

しかし、すべての歯をインプラントにしなくても、オールオン4のような選択肢を選ぶことも可能です。
オールオン4とは、歯がすべてなくなっている状態に適応する治療方法で、4本のインプラントで総入れ歯を支えます。

本来は片顎ごとに10本のインプラントが必要なのに対して、4本のインプラントで全て支えることができるため、費用はかなり安くなるでしょう。
歯茎部分にインプラント体を均等になるよう埋入し、インプラント体と結合するように入れ歯を作製して、インプラントで固定します。

合計8本のインプラントですべての歯を支えることができるため、費用としては単純計算で半分以下になるのです。

オールオン4の実際の費用の相場は、片顎で200~250万円ほどで、半分とまではいかないもののかなり安くなります。

両方で適用した場合は400~500万円ほどとなるため、歯が一本もなくなっている無歯顎の治療にはおすすめの治療方法です。

インプラントとオールオン4を比較すると?

歯が一切ない状態ですべてをインプラントにするのはかなり大変です。
費用も高額になってしまいますが、オールオン4という選択肢もあります。
果たして、インプラントとオールオン4とを比べた場合、具体的にどのような違いがあるのでしょうか?
歯をすべてインプラントにしたときと、オールオン4にしたときのメリットやデメリットについて、比較してみましょう。

インプラントのメリットとして、まず挙げられるのは、仕上がりについて細かい調整がしやすい点です。

インプラントの場合は、1本ごとに上部構造を装着することとなるため、噛み合わせや見た目などを詳細に調整できます。

オールオン4の場合は人工歯が全てひとまとめになっているため、上部構造の調整を細かく行うのが困難です。

また、1本ごとに分かれているため、何らかのトラブルがあったときに個別での対応が可能という点もメリットとなります。

総入れ歯の形状をしているオールオン4の場合は、破損したり合わなくなったりしたときには全てを修理・調整しなければなりません。
例えば修理のために上部構造を取り外す必要があるときも、1本だけでいいのか全て外さなければならないのかという違いがあります。

一方、全ての歯をインプラントにした場合のデメリットとして、手術にかかる時間が長くなってしまう点があります。
インプラントの手術は、上下の顎の治療を一度に行えないため、治療にかかる期間が長くなり複数回の手術が必要です。

しかし、オールオン4の場合は上下を一気に手術することも可能です。
手術直後に仮歯を入れることができ、食事も当日からできます。

手術を何回かに分けて行い、手術にかかる時間も長くなると、感染リスクが高まります。
インプラントの場合、インプラントを何本も埋めることになると、神経や重要な血管などを傷つけてしまう可能性も高くなってしまうでしょう。
一方、オールオン4の場合は、埋入する人工歯根の本数が少ないため、リスクを最小限に抑えることができます。

全ての歯をインプラントにするのであれば、人工歯根は10本前後埋入することになります。
しかし、顎の状態が悪ければ一部の歯しか埋入できないこともあるでしょう。
その点、オールオン4は、インプラントの本数が少なく済むだけでなく、埋入する位置も調整し、骨が厚いところを選べます。

適応する範囲も比較的広くなっていることから、一部の顎の骨が悪くなっていても対応可能です。

全ての歯をインプラントで補う治療は非常に難易度が高いため、対応できない歯科医院がほとんどです。
対応可能なところはごく一部に限られます。

また、治療が可能な歯科医院が見つかった場合でも、治療を行う歯科医師の技術、院内の設備の種類によって治療結果は大きく左右されることとなるのです。

オールオン4も同様に難易度は高いのですが、豊富な経験と確かな技術、十分な知識を持つ歯科医が治療することで、適切な治療結果が望めます。
予算に余裕があるのなら、全ての歯をインプラントにするという選択肢があってもいいかもしれません。
しかし、前述したとおり、基本的には難しいでしょう。

オールオン4は、インプラントと同等のメリットとはいいませんが、総入れ歯よりはインプラントに近い感覚となります。
入れ歯に近いものの、しっかりと固定されるため、噛む力がかなり強いのが特長です。
必要に応じて取り外しができるため、清潔に保つことができるでしょう。

全ての歯をインプラントにする治療が可能な歯科医院が見つかればいいのですが、なかなか見つからない場合には、オールオン4も含めて探してみてください。
歯科医院でより詳しい内容について聞いたうえで、どちらの治療にするのかを決めるのがおすすめです。

まとめ

歯を失った場合の治療法としてインプラント治療は人気です。
しかし、全ての歯を失った場合に、全部をインプラントにするのはかなりの費用がかかります。
そもそも治療が可能な歯科医院が限られているため、全ての歯を補うのであればオールオン4という総入れ歯型の上部構造を4本のインプラントで支える治療がおすすめです。
どちらにもメリットとデメリットがあるため、どちらがいいのかよく検討したうえで選択してください。
東京品川区五反田周辺で矯正治療をご検討の際には、是非、当院にご相談下さい。
一人一人に合った治療方法をご提案させて頂きます。