矯正歯科

【五反田の矯正歯科】矯正治療とストレスの関連性について

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歯並びが気になったときは矯正治療を受けることで歯並びを整えることができます。
ただし、治療中はさまざまなストレスが生じるかもしれません。
どのような点でストレスを感じてしまうのか、不安に思う人もいるでしょう。
矯正治療とストレスの関係を解説します。

痛みによって感じるストレス

歯並びを理想的な状態に整える矯正治療ですが、個人差はあるものの少なからず痛みが伴うでしょう。
痛みを感じる場所は大きく分けて2つあります。
歯の付け根が痛いということもあれば、歯が浮いているように感じることもあるでしょう。

歯は、支えとなる骨を作り替えながら動いていきますが、移動する際に、歯根膜からプロスタグランジンE2という物質が分泌されます。
これが痛みの原因になるのです。
装置を着けたばかりのときや、調整した日は痛みが出やすい傾向があります。
ちなみに、痛みが出るのは23時間後といわれているようです。
痛みのピークは3日目で、大抵の場合には1週間も経たないうちに痛みが収束します。

いずれ治まるとはいえ、矯正治療中に痛みを感じるのはストレスになるでしょう。
痛みの対処法として一般的なのは、鎮痛剤の封用です。
ロキソニンやカロナールなどの市販の鎮痛剤を服用することで、痛みを抑えることができます。
なお、ロキソニンは単独で服用すると胃炎を引き起こすことがあるため、何かお腹に入れた状態で飲まなければなりません。
また、飲み合わせが悪い薬などもあるため、用法・容量を守って適切に服用しましょう。

矯正装置は歯にさまざまな形の装置を装着します。
頬の粘膜や舌が何度も矯正装置に触れて傷になると、最終的に口内炎になるかもしれません。

実は、口内炎を何度も繰り返すと粘膜が丈夫になってくるため、徐々に起こりづらくなります。
いずれは口内炎になりにくくなるとはいえ、できた場合は痛く、飲食のたびにストレスを感じるものです。
あまりに頻繁にできるようであれば、装置の上にワックスでカバーをしてもらいましょう。

なお、矯正以外に、体調不良が原因となって口内炎ができることもあります。
できた口内炎が矯正装置に触れて悪化しないよう、毎度のように気を使うのもストレスです。
そうならないためにも、ストレスをためない、規則正しい生活を送る、バランスの取れた食事をすることを意識してください。

装置があることで感じるストレス

矯正装置を装着していることで、口内の違和感やお手入れにかかる手間がストレスになることもあるでしょう。

ワイヤー矯正のような固定式の矯正装置は、食事や歯磨きのときに外すことができず、食べ物が引っ掛かることも少なくありません。
見た目を綺麗に保ったり虫歯にならないようにしたりするためには、こまめに歯のお手入れをする必要があります。
ブラケットの周りやワイヤーの下にプラークが付着しやすいため、日頃から丁寧に磨かなければなりません。

また、しばらくは装置と舌が当たってしまうことが増えるかもしれません。
その結果、舌が動かしづらくなり、話すのが難しくなることもあります。
装置が外から見えてしまうことで、審美性に関するストレスを感じてしまう人もいるでしょう。

固定式の装置、特に表側矯正の場合には、歯の表面に装置を装着するため、口をあけると装置が見えてしまいます。
食事のときも「装置に食べものがついてしまっているのでは?」と気になり、味わって食べられないかもしれません。

装置が見えないように口を開けなくなったり、常に口元を隠すようになってしまったりと、さまざま制約がストレスになることもあります。

従来からある矯正装置は金属製で目立ちますが、近年はブラケットやワイヤーが白いものもあるため、目立ちにくくすることも可能です。
できるだけストレスフリーで矯正治療を受けたい場合には、目立ちにくい色合いの矯正装置を選択するとよいでしょう。

治療期間に関するストレス

ワイヤー矯正は、矯正治療が終わるまで装着したままになるため、いつまでつけていればいいのかとストレスに感じる人もいます。

どのような方法で行ったとしても数年かけて歯を動かしていくことになるため、治療には長い時間がかかるのです。
スタートしてもなかなかすぐには終わらず、中には断念してしまう患者さんもいます。
しかし、治療には高い費用がかかるため、中断して無駄にするのはおすすめしません。

矯正治療が終わるまでに年単位の時間がかかることを十分に理解してから、治療を開始しましょう。
数年かけて理想の歯列まで歯を動かす治療を動的治療といい、治療後は歯が元の位置に戻らないように保定治療を受ける必要があります。
保定治療は動的治療の後で行うため、歯を動かし終わって矯正装置を外したら終わりになるわけではありません。
保定治療では、リテーナーと呼ばれるマウスピース型などの装置を装着し、歯を固定します。
もし保定しなければ、今まで長期間にわたって治療を続けてきたのが無駄になってしまう可能性があります。
保定治療は、歯を動かすためにかかった治療期間と同程度行うのが理想とされているため、きちんと続けましょう。

理想としては、終日装着するのを1年間続けた後、夜間だけの装着を1年続けてください。
以降も自己管理で1週間に数回、夜間のみ使用すれば、ほぼ後戻りすることはないでしょう。

ストレスを避ける方法

五反田駅前歯医者 
矯正治療の中にはマウスピース矯正があります。
マウスピース矯正は、ワイヤー矯正と比べてあまりストレスを感じずに治療できるでしょう。
ただし、マウスピース矯正は対応できる症例に少し制限がある点に注意が必要です。
少しの移動範囲であれば十分に効果を発揮することができます。

たとえば、ワイヤー矯正と比べると、1枚のマウスピースで0.25mmずつ歯を動かしていくマウスピース矯正の方が痛みが穏やかになり、その分ストレスを感じにくいでしょう。

また、1日のほとんどの時間、マウスピースを装着する必要がありますが、食事中や歯磨きの時は外すことが可能です。

さらに、マウスピースは透明なプラスチックでできているため、装着していても目立たず気にする必要がありません。

食後のお手入れも、ワイヤー矯正のような固定式の装置と比較すると歯と装置の両方のお手入れが簡単です。

ちなみに、マウスピース矯正の場合も定期的な通院は必要ですが、ワイヤー矯正のように調整する必要がないため、頻繁に通院する必要がありません。
ワイヤー矯正の半分程度の頻度で通えばいいため、通院の手間が少なく、ストレスを感じにくいでしょう。

マウスピースをまとめて受け取り、歯科医師の指示に従って定期的に交換することで、歯を動かしていきます。

以上のとおり、マウスピース矯正は、歯科医師の指示通りに行えば、非常に有益な矯正治療といえるでしょう。
痛みや審美性に関するストレスも少なく、ワイヤー矯正よりも快適に治療が続けられます。
ただ、保定が必要なのはマウスピース矯正も変わりません。
治療後は、元の位置に歯が動いてしまう後戻りが起こる前に、しっかり保定しておきましょう。

まとめ

矯正治療中は、さまざまな場面でストレスを感じることがあるでしょう。
具体的にどのような時にストレスを感じる可能性があるのかをあらかじめ確認しておくことが大切です。
矯正治療の痛みや装置を装着している違和感、治療にかかる期間など、ストレスの要因はさまざまです。
マウスピース矯正はワイヤー矯正よりもストレスを感じることが少ないため、マウスピース矯正が可能かどうか相談してみるといいでしょう。
東京品川区五反田周辺で矯正治療をご検討の際には、是非、当院にご相談下さい。
一人一人に合った治療方法をご提案させて頂きます。