虫歯治療

【品川区五反田の歯医者】歯科治療恐怖症って知ってます??

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歯が痛かったり歯茎から血が出たりしたときは、歯科医院に行って治療を受ける必要があるのですが、どうしても怖くて足が向かないという人もいるでしょう。
歯科医院が怖いのは歯科治療恐怖症の可能性があるのですが、そもそも聞いたことがないという人も多いのではないでしょうか?
歯科治療恐怖症とは何か、解説します。

歯科治療恐怖症とは?

歯科医院に通うことは、子どもであれば怖がって抵抗することも多いのですが、大人になっても怖いからと通いたがらない人がいるのです。
特に問題なく通っている人から見ると不思議に思えるかもしれませんが、実は歯科治療恐怖症の可能性があります。

もちろん平気な人がほとんどですが、歯科治療や歯科医そのものに対して恐怖心や不安を抱いてしまい、治療を受けられないという人もいるのです。
何かトラブルが起こってしまったとしても治療を受けられないため、歯がボロボロになってしまうことも珍しくありません。

歯科治療恐怖症についての正確なデータはないのですが、成人100人中1~3人ほどの割合で、歯科治療を受けられないほどの恐怖や不安を抱いているといわれているのです。
歯科治療恐怖症の方は、自分でおかしいと思っていることが多いのですが、実際に通えなくなるようなことがあってもおかしなことではありません。

歯科治療恐怖症の原因は?

五反田駅前歯医者 
歯科治療恐怖症になってしまう原因は色々とあるのですが、特に多いといわれている2つの原因があるのです。

1つ目の原因として、以前歯科医院で受けた治療の痛みによるトラウマから歯科治療恐怖症になるというケースがあります。
歯科治療には少なからず痛みを伴うことが多いため、どうしても痛みが原因となるケースが多いのです。

麻酔をかけるための注射の痛みもあれば、治療中に麻酔の効果が切れてしまうことや、器具で口を開けた状態で固定されたときなどの痛みもあります。
想像していたよりも強い痛みを急に感じてしまいトラウマになったという方は多く、痛みを訴えても我慢してくださいとしかいわれず恐怖を抱いたという人もいるでしょう。

歯科治療恐怖症の2つ目の原因として、歯科医師とのコミュニケーションが不足していたというケースがあります。
現在の歯科医はほとんどが丁寧に説明をしてくれて、治療内容なども明確に教えてくれることがほとんどですが、昔の歯科医院は違いました。

虫歯が多いことで歯科医が怒ったり、治療について詳しく説明してくれなかったり、患者の話を聞かなかったりする歯科医も多かったのです。
どんな治療を何のためにするのかわからずに治療を受けると、痛みが生じることを想定できず不安も生まれてしまいます。

また、自分の話を聞かず一方的に治療内容を決められると、歯科医を信頼することができず治療に対する恐怖心も増していくでしょう。
主な症状には多少の抵抗があるという軽度のものからどうやっても通えないほど重度のものもあり、心理的な症状と身体的な症状に分けられます。

心理的な反応として表れる症状としては、強い不安感からパニックを起こしてしまう症状や、過去の体験を思い出すフラッシュバックなどがあるでしょう。

また、治療に恐怖心を抱き避けるために行動する逃避行動についても、心理的な症状に当てはまります。
歯医者を予約しようとするだけでパニックを起こし、どうにか予約を入れてもキャンセルしたいという衝動が起こってしまう、などの行動があるでしょう。

身体的な反応としての症状には、吐き気やめまい、頭痛、動悸など、不安やストレスによって引き起こされるような反応があります。

また、嘔吐反射と呼ばれる口腔内に器具が入ったことでえずいてしまう症状もみられることがあるでしょう。

歯科治療を受けるには

歯科治療恐怖症になると様々な症状が表れてしまいますが、歯科治療を受けなければ虫歯や歯周病は悪化してしまいます。
歯科治療を受けるためには、まず信用できる歯科医を探して信頼を積み重ね、信じられると判断してから治療を受けるべきでしょう。

しかし、いくら信頼できると思ったとしても、歯科治療には痛みが伴うという点は変わりがありません。
歯科治療の痛みや不安を解消したいのであれば、静脈内鎮静法や全身麻酔などの無痛治療を行える歯科医院を選ぶべきでしょう。

静脈内鎮静法は腕の血管からの点滴によって鎮静薬を投与し、半覚醒の状態にする麻酔の方法のことをいいます。

薬の量を変えることで、多少の会話が可能な状態からほとんど眠っているような状態まで、リラックス状態をコントロールすることができるのです。

しっかりと眠れるように麻酔を深めにかけて治療を行えば、治療中の痛みや不安を感じることがほとんどありません。
また、麻酔の効果で意識が残っていても治療後に記憶はほとんど残らなくなり、恐怖心を抱く原因となることはなくなるでしょう。

全身麻酔は、主に外科手術などで行われる方法で、完全に意識がない状態を維持できる麻酔方法になります。
厳密な管理ができる環境で行われることとなり、麻酔中は心拍数や血圧、酸素濃度などをモニターして調整しながら行うのです。

全身麻酔は難易度が高いため、通常の歯医者では施術が不可能なことも多く、ほとんどの場合は大学病院や総合病院で行われています。
歯医者が苦手な方のために短期集中治療を行っている歯科医院もあり、通常は複数回に分けて行う治療を一度に行うのです。

通常の保険診療の場合、保険で定められているルールによって治療内容には制限があり、何回かに分けて治療する必要があります。

しかし、短期集中治療は自費診療になるため保険のルールに縛られることがなく、治療にかける時間も長くできるのです。
何度も歯医者に通院することがストレスになる場合でも、通院回数が少なくなるためストレスの原因になりにくくなります。

また、1回に長時間の診療ですと精神的・体力的に疲弊してしまいますが、静脈内鎮静法や全身麻酔を行うことであっという間に治療が終ったと感じることができるでしょう。
歯科治療恐怖症で歯医者に通えないまま虫歯や歯周病を放置してしまうと、虫歯の痛みを我慢したり、歯がボロボロになって全て抜かなければならなくなったりしてしまいます。

治療範囲が広がることで治療期間が年単位でかかってしまったり、費用が莫大になってしまったりするのです。

悪化する前に、できるだけ早く治療を開始することが重要になりますが、歯科治療恐怖症の方には治療を開始することがとてもストレスのかかることになります。
しかし、治療をなるべく早く終わらせるためにも、勇気を出して一度来院してみて、歯科医に相談してみるというのがおすすめです。

歯科治療恐怖症の方がたくさん来院している歯科医院もあり、歯科治療恐怖症の方の不安に寄り添って最適な治療法を提案してもらえるでしょう。

今は痛みなく治療する方法もあり、歯科医もきちんと説明してから治療を行うところがほとんどなので、ぜひ一度相談だけでも来院してみてください。

まとめ

歯科治療恐怖症という、歯科医院で行う治療そのものに恐怖心を抱いている人は少なくはなく、日本人では成人が100人いれば1~3人はいるといわれているのです。
恐怖を抱いたときは、心理的反応としてパニックやフラッシュバックを起こすこともあり、身体的な反応として強いストレスを受けたときの反応を示すこともあります。
全身麻酔や静脈内鎮静法などの恐怖心を和らげる麻酔をしたうえで、治療を受けるのがおすすめです。
東京品川区五反田周辺で矯正治療をご検討の際には、是非、当院にご相談下さい。
一人一人に合った治療方法をご提案させて頂きます。