予防歯科

【東京都品川区五反田の歯医者】うがいの効果はこんな感じです!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

歯には、食事のたびに細かい欠片が付着して汚れるため、食後は歯磨きをして汚れを落とさなくてはならないのです。
しかし、食後に毎回歯を磨くのが面倒だったり外出先で磨くのが難しかったりすると、うがいだけではダメだろうかと考える人もいるでしょう。
うがいにはどのような効果があるのか、解説します

うがいにはどのような効果がある?

世界的な新型コロナウイルス感染症の流行拡大に伴って、外出先から帰ると手洗いうがいをしっかりと行うという習慣が付いた人も多いでしょう。
また、以前から風邪やインフルエンザ予防としてうがいをしている人も多く、歯を磨いた後もうがいをします。

うがいは感染症対策として非常に重要となるのですが、口内を清潔にして歯を守るためにも重要です。
ただし、感染症対策としてのうがいと歯科におけるうがいでは方法に違いがあり、同じうがいでも効果的な方法は異なります。

具体的に、どのようにうがいをすればいいのかを知らないという人も多いのですが、歯科としてのうがいの効果とは何でしょうか?

まず、うがいでよく言われているお茶でのうがいの効果について解説しますが、お茶でのうがいは非常に高い効果があります。
地域によっては、小学校で水筒にお茶を持参したり学校で用意したりして、みんなでお茶うがいをするところもあるのです。

お茶うがいの効果は、お茶に含まれているポリフェノールの一種であるカテキンという成分によって抗ウイルス作用があります。
お茶でのうがいは、風邪やインフルエンザの原因となるウイルスを防ぐのに高い効果があるのです。

また、お茶の抗菌効果によって口内の細菌数も減少させることができたという研究報告もあるのです。

お茶によるうがいは風邪やインフルエンザになるのを防ぐだけではなく、口内の虫歯や歯周病の原因となる細菌を減少させる効果もあります。
虫歯も歯周病も口内にいる細菌が主な原因となる病気のため、細菌の数を減らすことで予防することができ、肺炎になる可能性なども減少させることができるのです。

しかし、お茶には苦みがあるためうがいをするのが苦手という方や、毎回用意してうがいするのは面倒という人もいるでしょう。
お茶の殺菌効果は、濃度が3%以上あれば効果が発揮されて、さらに濃くなればなるほど殺菌効果も高くなっていきます。

しかし、濃度が5%を超えるとお茶の渋みが強くなりすぎてしまい、口に含むのが難しくなってしまうでしょう。
うがいはお茶ではなく水で行うのが一般的ですが、普通の水で行う水うがいの場合の効果について解説します。

お茶と水それぞれのうがいの違いについて研究した論文によると、殺菌作用のない水でもしっかりとうがいを行うことで、細菌の数は減少することが分かっているのです。
また、雑味のない水を使用することで爽快感があり、水は刺激も少なく癖もないため、誰でもうがいをするのに抵抗がありません。

論文の中でも、水でうがいをすることの手軽さが他の方法と比べてメリットであることが紹介されているのです。

つまり、殺菌作用がなくても口内を洗い流すという行為によって口の中の細菌を減少させるのには有効となります。
無理をして行うケアは日常的に続けるのが難しいため、まずは水うがいのような手軽に始められて続けやすい習慣からはじめた方が良いでしょう。

水うがいの効果を高めるには

五反田駅前歯医者 
歯磨きであれば丁寧にする人は多いのですが、うがいとなるとあまり気にせず簡単にしかしていないという人も多いでしょう。

ちなみに、うがいには大きく分けて喉でガラガラとするうがいと、口の中に水を含んでクチュクチュと口をゆすぐうがいの2つがあります。

喉でガラガラするうがいは感染症予防などに効果的なうがいの方法で、口に含むうがいは口内をきれいにするのに有効なうがいの方法です。
歯を磨いて歯についた汚れや歯垢を落とした後は、しっかりと口をゆすいで外に排出することで、しっかりと口内をきれいにできます。

また、ちょうどいい速さでうがいをすることで歯茎の血行を促すことができ、口周りの筋肉を鍛えて頬のリフトアップにもなるといわれているのです。
顔の筋肉も鍛えられてリフトアップやほうれい線の改善にもつながるといわれているのです。

うがいをする際は以下のポイントを抑えながら行うことでより効果が高まるため、ぜひ一度試してみてください。

効果的にうがいを行うには、まずうがい後の仕上げ磨きをすることで、更にしっかりと予防できるようになるのです。
口内の汚れや細菌を洗い流してからフッ素入りの歯磨きで仕上げ磨きをすると歯質が強くなり、虫歯や歯周病になるリスクをさらに下げることができます。

仕上げ磨き後は強くうがいをしてしまうとフッ素が流れ落ちてしまうため、あまり強くうがいをし過ぎないようにした方が良いでしょう。
歯の間に水を当てるようにして汚れを落としつつ、1秒間に3回程のペースを目安として素早くゆすぎましょう。

口の中で水を流れるように動かしながら、全ての歯と隙間の汚れを落とすようイメージし、さらに歯茎の境目の汚れも洗い流すようにすれば歯周病の予防にもなるでしょう。

うがいの細菌減少効果はどれだけ続く?

市販のうがい薬でうがいをした場合、うがいをした直後は口の中の細菌数が減少するものの、1~2時間ほどで細菌数は再び増加し始めます。
およそ3時間が経過するころには、元通りの数に戻ってしまうという研究結果も発表されているのです。

口内でうがいをしても唾液によって段々と効果が薄まっていき、唾液に流されて細菌が口内に出てくることが原因と考えられます。
口内の細菌数をなるべく少ない状態に維持していくためには、一定の頻度でこまめにうがいをする必要があるでしょう。

また、こまめに何度もうがいをするためには、特別な準備などがいらない水でのうがいが最も適しています。
うがいによって口内は清潔になるのですが、汚れを徹底して落とす効果には期待できないため、やはり口内を清潔にするにはきちんと歯磨きをする必要があるでしょう。

どうしても歯磨きができないタイミングであれば念入りにうがいをすることにも意味はあるのですが、基本的にはうがいだけで終わらせてはいけません。
歯の汚れは徐々に蓄積していき、落としにくくなっていくため、毎日食後にはきちんと歯を磨く習慣をつけた方が良いのです。

うがい薬を使用した場合も同様で、口内の殺菌ができるとは言っても汚れ自体を溶かしたり除去したりできる効果はないので、歯を磨いて除去する必要があります。

かといって、歯をしっかりと磨いていればうがいは適当でも問題ないというわけでもないため、うがいも丁寧に行う習慣をつけることが大切です。

歯磨きとうがいはどちらも重要なものなので、どちらもおろそかにせずしっかりと行うことで、口内を清潔に保つことができます。

まとめ

うがいには、大きく分けて喉でガラガラとするうがいと口の中をゆすぐうがいがあるのですが、口内をきれいにするのは口の中をゆすぐクチュクチュうがいです。
うがいをすることで口内の細菌を減少させることができ、特にお茶でうがいをすればカテキンの抗菌作用で効果が高まるのですが、水うがいでも十分な効果があります。
ただし、うがいだけでは十分に汚れを落とすことができないので、きちんと歯磨きも必要です。
東京品川区五反田周辺で矯正治療をご検討の際には、是非、当院にご相談下さい。
一人一人に合った治療方法をご提案させて頂きます。