矯正歯科

【五反田で矯正治療】矯正治療で口呼吸は止めて、横顔美人になろう!!

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自分の横顔を見たときに、口元が突き出して見えたりすっきりとしたシルエットではないことに気づいたりすることがあるかもしれません。
横顔のラインが崩れる原因として口呼吸が挙げられます。
実は、口呼吸は矯正治療で歯並びを整えることで改善できるのです。
口呼吸をやめて横顔美人になるにはどうしたらいいのか、解説します。

横顔のラインが乱れている原因

横顔を見たとき、Eラインという鼻と顎の先端を結んだラインの内側に唇が収まっていると、横顔美人の条件を満たしているといえるでしょう。

一方、横顔を見たとき、口元が突出している場合は口ゴボといわれる状態の可能性があり、Eラインからはみ出しているためすっきりとした横顔にはなりません。

口ゴボの特徴として、口を自然に閉じることができなくなることが挙げられます。
また、笑ったときにガミースマイルといわれる、歯茎が広い範囲で見えてしまう状態も特徴の1つです。
口角も下がって見え、常に口が開いた状態になるようであれば、口ゴボの可能性があるといえます。

自分でチェックする場合、まずは鏡を横にしてEラインを確認してみましょう。
手鏡を顔の真横に持って自分の横顔を見て、鼻先と顎先を結ぶEラインをイメージし、唇がラインより大きく前に出ていないかを確認してください。

口を自然に閉じることができず、力を入れずに唇を閉じようとしても顎に力が入ってしまう場合は、口元が突出している可能性があります。

さらに、唇を閉じた状態で、舌が下の歯にくっついていないかもどうかもチェックポイントです。
舌は「スポット」という上顎の少し窪んだ部分に位置するのが正常な状態ですが、下がっているようなら口呼吸になってしまっている可能性があります。

また、口元が突出している場合はアデノイド顔貌の可能性もあるため、他の特徴に当てはまるかどうかもチェックしてみてください。

無意識のうちに口が開いているようなら口呼吸の癖がある可能性も考えられます。
口呼吸を続けていると口元がさらに飛び出してしまうことがあるため、放置しないことが大切です。

なお、風邪やアレルギーで一時的に口呼吸になることはよくあります。
しかし、普段から常に口を開けて呼吸しているようであれば、既述したように見た目にも大きな影響を与えてしまいます。
それだけでなく、口臭の原因になることもあるのです。

舌の位置が下がる低位舌は口元が突出する原因となります。
舌は本来であればスポットという上顎の少し窪んだ部分に軽く当たっているのが理想です。
しかし、口呼吸を続けていると舌が正しい場所に位置できず、下側に落ちてしまった状態が通常になってしまうのです。

正しい位置にないと、舌が上顎を広げる自然に発生する圧がなくなって歯が横に広がらなくなり、前に向かうよう力がかかってしまいます。

口を閉じる際は口の周囲にある口輪筋という筋肉を使いますが、常に口が開いた状態が続くと、筋肉がゆるんでしまいます。
その結果、前歯をしっかりと支えることができず、歯列が前に出やすくなり、口元が突出する原因にもなってしまいます。

成長期の子どもに口呼吸の癖がないかどうかも注意してください。
癖があると、上顎の発育の妨げになってしまい、噛み合わせにずれが生じてしまいます。
場合によっては骨格のズレの原因になることもあるでしょう。

口元が突出しているケースの中でも、下顎が下がるタイプは口呼吸の影響を強く受けます。
したがって、口呼吸を改善しなければ口元の突出も改善されません。
特に、下顎が下がっていることで口元が飛び出して見えるケースは、口呼吸が原因である可能性が高いのです。

なお、アデノイド(喉頭扁桃)が肥大化して口呼吸になっているケースもあります。
口呼吸が当たり前の状態になってしまうだけでなく、その状態が続くと下顎の成長に支障をきたし、「アデノイド顔貌」と呼ばれる独特な顔つきになります。
アデノイド顔貌は口元が突出するだけではなく、顎の発達の不全や顎と首との境目が分かりにくくなり、上顎が発達して口元が飛び出すことがあるのが特徴です。

口呼吸の悪影響を放置した場合のデメリット

五反田駅前歯医者 
口呼吸はデメリットがありますが、体に悪そうだと思っていても放置してしまう方は少なくありません。

「それほど深刻なものでない」と考えているかもしれませんが、口呼吸は見た目だけではなく健康にも深刻な悪影響を与える習慣です。

口呼吸が癖になると、口は常に半開きになり、口を閉じるための筋肉がだんだんと弱ってしまいます。

結果として、口元が前に出て口ゴボに見えてしまい、口周りの筋肉がゆるんでほうれい線が深くなるのです。

中顔面が長くなって間延びした顔になってしまいます。
特に横顔のバランスが崩れやすく、実年齢よりも老けて見えてしまうでしょう。

また、口呼吸の場合、空気が直接口腔内に入るため、唾液が蒸発して口の中が乾燥しがちです。
口内が乾燥した状態が続くと、唾液の抗菌作用が働かないため、虫歯や歯周病の原因菌が増殖してしまいます。

また、他の細菌も繁殖しやすくなるため口臭が強くなり、舌が下がって軌道をふさぐことで、いびきや無呼吸の原因にもなるのです。

無呼吸での睡眠は眠りが浅くなるため、睡眠の質が下がってします。
生活に支障をきたして、他の人に迷惑をかけることもあるでしょう。

このように、口呼吸は見た目の問題を引き起こすだけでなく、体調にも悪影響を与える可能性があるため、決して無視できない問題です。

もし子どもが口を開けていることが多く、よくいびきをかくなどの症状がある場合には、口呼吸が疑われます。
成長期に口呼吸が習慣化すると、上顎が発達せず顔が縦長になってしまい、歯並びが乱れやすくなるのです。
それだけでなく、鼻呼吸ができずに集中力が下がる傾向もあります。

このように、見た目の問題にとどまらず、今後の成長にも影を落とす可能性があるため、早めに口呼吸を改善する必要があります。

歯列矯正で口呼吸は治る?

口元の突出に悩む方にとって、歯列矯正は見た目を整えるだけでなく呼吸や機能まで整える手段になり得ます。

矯正治療は単に歯並びを整えて見た目をよくするだけだと考える人も多いかもしれません。
しかし、実際には口内の機能を総合的に調和させる治療となるのです。

たとえば、前歯の突出を下げることで口元が引っ込むとEラインが整い、噛み合わせが正しくなることで舌の位置が安定し、口呼吸が改善されます。
唇が自然に閉じられるようになり、ほうれい線も目立たなくなるなど、見た目と機能の双方に変化が生まれることも珍しくありません。

なお、実際の症例として、口元の突出感と口を閉じられないことに悩んで裏側矯正による矯正治療を行ったケースがあります。
治療と一緒にMFTというトレーニングも行ったことで、横顔の印象がスッキリして笑ったときの印象が柔らかくなりました。
舌の位置が正しくなったことで無意識の口呼吸が減少し、鼻呼吸がラクにできるようになったと実感されました。

ちなみに、アデノイド顔貌の場合も、歯列矯正によって改善されてさまざまなトラブルを解消できるケースがあります。

歯列矯正は歯の機能を改善するためにも必要な治療なので、口ゴボやアデノイド顔貌の人には非常に重要です。

まとめ

口元が突出している口ゴボは、Eラインから唇が飛び出してしまうことが多く、横顔もすっきりとせずぼやけた印象を与えてしまいます。
アデノイド顔貌の症状の1つとして口元が突出することがあり、口呼吸の原因になってしまうため、多くのリスクが生じてしまいます。
口ゴボやアデノイド顔貌を改善して口呼吸をやめるためには、歯列矯正によって歯や顎の位置を正しくすることが重要です。
東京品川区五反田周辺で矯正治療をご検討の際には、是非、当院にご相談下さい。
一人一人に合った治療方法をご提案させて頂きます。