顎の骨が溶けてしまう病気です
みなさんこんにちは。
五反田駅徒歩0分の歯医者「五反田駅前歯医者」です。
今回は歯周病についてお話したいと思います。
歯周病って最近よく耳にしますよね。
最近ではよくテレビにも取り上げられたりします。
歯周病は聞いたことはあるけどどういった病気なのかよくわからないといった方に
詳しく説明したいと思います。
歯周病とは一言で言うと顎の骨が溶けてしまう病気です。
「えっ顎の骨が溶ける?溶けたらどうなっちゃうの?怖すぎる、、、」
って思いますよね。本当にとても怖い病気なんです。
歯周病とは歯そのものではなく歯を支えている歯茎や歯槽骨(しそうこつ)と呼ばれる骨などの
歯周組織が破壊されていくのです。
歯と歯茎の間の清掃が行き届いいないと歯茎の中に細菌が入り込み多くの細菌が停滞してしまい
炎症を起こすと歯茎が腫れたり、赤くなったりします。
この時点で痛みはほぼありません。
歯磨きをした時に、血が出たりすることはありませんか?
血は出ているのに痛みはほぼありませんよね?
これも歯周病の初期症状です。
恐ろしいことに、痛みもなく病気が着々と進行していくのです。
プラークが歯周ポケットに侵入し停滞するとプラークは石灰化し、やがて歯石になります。
歯石は一度付いてしまうと歯磨きでは取れません。
歯石が蓄積されると進行が進み炎症を起こします。
そして歯を支えている骨が溶けてきてしまいます。
骨が溶けると歯周ポケットと言われる歯と歯茎の境目の溝が深くなります。
歯槽骨と言われる歯を支えている骨が歯を支えきれなくなっていき、歯がグラグラと動くようになります。
さらに進行していくと膿が出てきたりかなり痛みが伴ってきます。
痛みが出だした頃には歯周病はかなり進行しています。
痛みが出てから歯医者に行って治療しても手遅れになってしまうこともあります。
歯周病の原因となる細菌はお口の中におよそ300〜500種類居ると言われています。
歯周病に関与している細菌は10〜20種類もあると言われていて歯周病になると1000倍以上にも増えてしまいます。
口の中は暖かく湿度もあり歯周病菌の栄養源が豊富なため歯周病菌にとってはとても住みやすい環境なのです。
歯周病の原因は様々あります。
- プラーク(歯垢)
- 歯石
- 咬合性外傷(噛み合わせの力が強すぎることで歯茎や歯を支える骨がダメージを受ける)
- 歯ぎしり、食いしばり
- 歯列不正(歯並びがガタガタしていたり出っ歯なこと)
- 喫煙
- 咬合異常(上下の歯がしっかり噛み合っていないこと)
などが挙げられます。
様々な原因で歯周病に繋がります。やはり1番の原因はプラークになります。
細菌をいかに口の中から減らせるかで歯周病の進行が変わってきます。
1日だけ丁寧に磨いても次の日磨かなかったら意味がありません。
毎日の歯磨き、毎日の習慣が予防に繋がります。
我々、五反田駅前歯医者の歯科衛生士は米インディアナ州立大学のマスタープログラムを修了、またはその指導を受けた衛生士になります。必ず皆さんの予防のお手伝いをしていきます。
歯のクリーニングは予防に繋がりますので3ヶ月に1度のクリーニングをオススメします。