歯列矯正のために矯正装置を付けようとする際、抵抗感がある人が多い点として、金属ブラケットが目立つということが挙げられます。
できるだけ目立たないようにしようと考える人も多いのですが、むしろカラフルにして目立たせ、オシャレにするという方法もあります。
これが、どういうことなのか解説します。
欧米ではカラフルにすることが多い
矯正装置というと、銀色のメタリックなブラケットを歯に装着している状態を想像する人が多いのではないでしょうか。
また、できるだけ目立ちたくないという場合は、白いセラミック製のブラケットを装着することもあります。
矯正装置を歯に装着していると、外から見えるのが気になり、笑うのもためらってしまう、という人もいるでしょう。
それが嫌で、歯列矯正をためらってしまう人も少なくありません。
しかし、アメリカをはじめとした欧米では、矯正装置にそれほどマイナスなイメージを持ってはいません。
欧米では歯列矯正が一般的に行われるため、治療中はカラフルなブラケットなどを付けてオシャレにしていることが多いのです。
色は様々で、緑や赤、黄色、黒など自由に選ぶことができます。
中には、クリスマスシーズンにはクリスマスカラーにしたり、野球やバスケットなど、応援しているチームのカラーにしたりといった楽しみ方をしている人もいます。
歯列矯正に色という楽しみを加えて、自分なりのこだわりを持っているのです。
特に、子どもの頃から歯列矯正を始める場合、好きな色のブラケットにすることで、子どもが嫌がらなくなり、興味を持つようになるというメリットもあります。
一色だけにせず、自分なりに色の組み合わせを考えてカラフルにすることも可能です。
他のファッションとの組み合わせを考えて、ブラケットの色を変えるという人もいるほど、オシャレの一部として考えられています。
日本でも増えている
日本でも、矯正装置をカラフルにするケースが増えています。
読者モデルなどが付け始めたことで流行となり、矯正装置をオシャレとして捉える人も徐々に増えているのです。
中には、単にカラフルなだけでは終わらず、ブラケットの形やデザインを変えている人もいます。
ブラケットをハート形やスペード型、クマ型にしたり、ハローキティがデザインされたものにしたりしているのです。
こういった矯正を「Kawaii矯正」と名付けているところもあり、クローバーやフラワー、スター、クリスマス、ハロウィーンなど様々なデザインが用意されています。
このような可愛くカラフルな矯正器具は魅力的で、特に子供は喜ぶでしょう。
ただし、ブラケットを特別なものに変えるとなると、現状は出来るところが限られていて、頻繁に交換するとわけにはいきません。
また、形状によっては汚れが溜まりやすくなったり、強度面で不安になったりすることもあるでしょう。
そのため、主流となっているのはもっと手軽にできる「カラーモジュール」というものです。
これは、ブラケットにワイヤーを固定する際に用いられるゴムを、カラフルなものに変えるというものです。
カラーモジュール自体は、通販でも購入することが可能です。
ただし、それを購入して自分で装着することはおすすめできません。
矯正装置は無理な力が加わると壊れてしまうため、自分で装着しようとして外れたり壊れたりする可能性があるからです。
矯正装置を装着している時は1ヶ月に1回程度メンテナンスと点検があるので、その時に装着してもらえるか歯科医に相談してみてください。
それが可能なら、1ヶ月に1回のペースで色を変えることも可能となるでしょう。
日本の若者の中にも、歯並びが悪いことを悩んでいる人は少なくありません。
歯並びをコンプレックスに感じていても、矯正装置を付けることで別のコンプレックスを感じるようになってしまうため、歯列矯正をためらってしまうのです。
矯正装置をカラフルにすることで、装着時のコンプレックスを解消し、笑顔になることができます。
また、食事の際も歯が見えるのを気にすることがなくなるでしょう。
矯正治療はブラケットが目立つので気になるという人は、いっそカラフルにして思いっきり目立たせてみる、というのも解決方法の1つです。
目立ちにくい白色などのものと、どちらがいいのか好みを考えてみましょう。
カラフルな矯正装置は、子どもやオシャレに敏感な若者が着けるイメージがあるかもしれませんが、今は大人でも自分の好きな色のものを選ぶケースが増えてきています。
ブラケットは歯列矯正のために装着する装置ですが、それだけのために装着するのではなくオシャレアイテムにしてしまうことも出来るのです。
矯正を考えている人は、どんな色が口元にあると嬉しいかを考えてみてください。
まとめ
矯正装置と言えば、無機質なイメージを持つ人が多いでしょう。
しかし、今はブラケットをカラフルにしたり、カラフルなゴムを付けたりすることもできるため、オシャレなものへと変わっているのです。
また、矯正が終わってから装着するリテーナーにも、可愛いものを用意しているところがあります。
矯正装置の見た目が嫌という人は、一度カラフルなものなどを検討してみてはいかがでしょうか。
東京都品川区五反田周辺で矯正治療をご検討の際には、是非、当院にご相談下さい。
一人一人に合った治療方法をご提案させて頂きます。