インプラント

総入れ歯で食べるのが難しい人はインプラントを

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通常、歯をすべて失ってしまったという人は総入れ歯を選択します。

しかし、総入れ歯の人に多い悩みが、食べるときに痛みがあるということです。

せっかくの入れ歯なので、できれば気分よく食べられるようにするべきでしょう。

そのためには、どのような方法があるのでしょうか?

対処法について、解説します。

入れ歯は合わなくなることもある

総入れ歯というのは、一人一人に合わせて作成するオーダーメイドのものです。

当然、口にただ入れればいいというわけではなく、その人の口の形に合わせて作られているものなので、噛み合わせなども細かく調整しながら作成します。

しかし、そうやって作ったものでも、痛みが生じることがあります。

その場合、噛み合わせの調整に失敗しているのかもしれません。

せっかく作成するのですから、不満な点は細かく伝えましょう。

また、使い続けている間に痛みが生じるようになることもあるでしょう。

それは、作成したときと状況が変わっていることが考えられます。

歯茎が痩せてしまった、骨格が変化したということもありえるのです。

入れ歯は、一度作成したらずっと使い続けられるというわけではありません。

どうしても、合わなくなることがあるため、定期的に作り直す必要があります。

入れ歯を使い続けるうちに破損することもあります。

その場合、放置して使い続けていると破損した部分で口腔内が傷つくこともあります。

また、破片を誤って飲み込んでしまう可能性もあるので、破損した場合は速やかに使用を中止して作り直しましょう。

インプラント治療の応用

通常、インプラント治療は歯が失われたとき、その部分にインプラント体を埋め込んで義歯を装着することで、歯の代わりにします。

つまり、すべての歯が失われた場合でも、すべて埋め込めば、元通りになるのです。

ただし、それはまとめて装着できるものではありません。

何回にも分けて手術を行うことになり、かなりの時間がかかります。

また、1本あたり数十万円かかるので、すべての歯となると1,000万円以上かかることになるでしょう。

そのため、総入れ歯の代わりにすべての歯をインプラントにする、というのは現実的ではないのです。

しかし、その代わりに行うことができる治療があります。

それは、インプラントオーバーデンチャーという治療方法で、入れ歯でありつつも、歯やインプラントで支える、というものです。

この治療では、インプラントと入れ歯の両方を使用します。

インプラント体を数本埋め込んで、それに義歯を被せるのではなく入れ歯を固定する土台にするのです。

インプラントオーバーデンチャーでは、4本のインプラント体を埋め込みます。

そして、入れ歯にもそのインプラントを差し込むための穴を開けて、結合して固定するのです。

この治療を行うことで、入れ歯は通常よりも安定し、入れ歯単体の状態よりもかなり強く噛むことができるようになるのです。

入れ歯の場合は噛む力が通常の半分以下になるのですが、インプラントオーバーデンチャーは、固定することで十分な力を加えることができます。

また、すべての歯をインプラントにするのに比べ、費用を大幅に抑えることができるでしょう。

通常の総入れ歯のように取り外しもできるため、歯を磨きやすくなるという点もメリットです。

しかし、これはあくまでも入れ歯なので、いくら固定しても違和感があるという人はいます。

また、通常よりも強い力で噛むことができると言っても、天然歯やインプラントと同様に噛むことができるわけではありません。

そのため、インプラントオーバーデンチャーでは不満がある、という人もいるでしょう。

そういった人は、ボーンアンカード・フル・ブリッジという治療も検討してみましょう。

これは、インプラントオーバーデンチャーと比較してインプラントの本数をおよそ2倍にすることで、入れ歯をより強固に固定するというものです。

この方法であれば、上下にインプラントを埋め込むのではなく、上顎と下顎のどちらか一方にだけインプラントを埋め込むことで、埋め込んだ側を特にしっかりと固定するということが可能です。

そのため、片方にインプラントを埋め込んで義歯を装着し、もう片方にボーンアンカード・フル・ブリッジにする、ということもできます。

上下にインプラントを埋め込むよりも、費用を抑えることができるでしょう。

入れ歯は、インプラントを応用することで固定することができるため、より快適に入れ歯を使用したいのであれば、インプラント治療をするのがおすすめです。

どれがベストな方法か、歯科医と相談しながら決めましょう。

まとめ

歯が失われたときの治療方法として、入れ歯やブリッジ、インプラントといった方法が挙げられますが、入れ歯とインプラントは組み合わせることができます。

インプラント治療によって、入れ歯を快適に使えるようになるのです。

特に総入れ歯の人で痛みがあるという場合は、インプラント治療を行ってしっかりと固定することを考えてみましょう。

東京品川区五反田周辺で矯正治療をご検討の際には、是非、当院にご相談下さい。

一人一人に合った治療方法をご提案させて頂きます。