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【土日祝も診療!五反田の歯医者】矯正治療の治療期間について

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矯正治療は子どものうちから始める人も多いのですが、大人になってから始める人もいます。

矯正治療を大人になってから行う場合、治療を終えるまでの期間はどれくらいになるのでしょうか?

また、矯正治療の種類によって、治療期間は異なるのでしょうか?

矯正治療の治療期間の目安について解説します。

大人が矯正治療をする場合にかかる期間は?

矯正治療は、子どものときに行うと歯が動かしやすいため効果的といわれていますが、大人になってからでも十分に効果はあります。

しかし、矯正治療にかかる時間は子どものときと同じとはなりません。

大人の場合は子どものときに治療を受けるよりも長い時間がかかってしまいます。

大人になってから矯正治療をすると、治療にかかる期間は最短でも1年、長ければ3年以上かかることもあるでしょう。

治療期間に幅があるのは、歯並びの状態や矯正治療の方法によって治療期間が異なってしまうのが原因です。

前歯の歯並びだけが乱れている場合は、部分矯正という治療で歯並びを整えることができますが、部分矯正の場合は治療期間も短く、半年から1年ほどとなります。

部分矯正は、歯列矯正を受けたい人なら誰でも受けられる治療というわけではなく、全体の歯並びは整えられません。

また、前歯の矯正治療でも噛み合わせに影響があるほど大きなズレがある場合は治療できないため、軽度の不正咬合に限られます。

部分矯正の場合も、歯の傾きやねじれている状態によって治療にかかる期間は異なることになるでしょう。

部分矯正の矯正方法としては、ワイヤー矯正や裏側矯正、マウスピース矯正などが対応しています。

リンガルブラケットや舌側矯正とも呼ばれる裏側矯正は、通常のワイヤー矯正より時間がかかると思われがちですが、実はほとんど治療期間に違いはありません。

以前は時間がかかっていましたが、現在は新たな技術が登場したことで、治療期間が短縮されました。

特に、セルフライゲーションブラケットが開発されて治療に使用されるようになってから、裏側矯正の治療期間は一気に短くなったのです。

裏側矯正は前歯を引き下げることに適している矯正方法であるため、特に出っ歯の治療には効果が発揮されます。

マウスピース矯正は、ワイヤーブラケットなどのワイヤー矯正と比べて、同じ症状なら治療には時間がかかります。

マウスピース矯正のメリットは、矯正治療中に目立つことはなく、矯正装置も自分で取り外しができるという点です。

治療期間の短さよりも、矯正治療の期間をなるべく快適に過ごしたいという人に向いています。

ただし、症状によっては裏側矯正でなければ対応できないものや、マウスピース矯正では治療に時間がかかるものもあることに留意してください。

なぜ時間がかかるのか

矯正治療は、部分矯正でも半年から1年、全体の矯正では治療を終えるまで数年かかりますが、なぜ時間がかかるのでしょうか?

矯正治療の仕組みは、矯正装置で歯に圧力をかけて、正しい位置へと動かしていくようになっています。

ただし、一気に圧力をかけてしまうと、歯にかかる負担が大きくなり過ぎて破折の原因になることがあるため、少しずつ圧力をかけなければなりません。

歯を動かす時は、歯を支えている歯槽骨に圧力をかけて少しずつ変形させて、ゆっくりと動かす必要があります。

骨は、一定期間で新しいものになっていく骨代謝という働きがあり、矯正治療では骨代謝を利用して歯を動かしていくのです。

歯に圧力をかけることで歯槽骨も圧迫され、骨代謝を人為的に生じさせて歯は動いていきます。

矯正装置を装着して前歯を引っ張った場合は、奥歯に力がかかって双方向に力がかかり、前歯が下がらずに奥歯が出てきてしまうこともあります。

裏側矯正の場合は歯の裏側に矯正装置であるワイヤーを装着することで、引っ張り合いを避けることが可能です。

また、歯科矯正用アンカースクリューを埋入して歯を引っ張ることで、短期間にしっかり動かすという方法もあります。

矯正治療を終えた後は、歯が後戻りをしようとするため、治療後はしばらくの間リテーナーという保定装置を装着しなければなりません。

保定装置は、矯正治療の期間に半年をくわえた期間だけ、装着しておくのが望ましいとされています。

矯正治療の期間が2年間だった場合、リテーナーは2年半装着することになるため、合計で4年半かかります。

リテーナーの形状は、マウスピースとほぼ変わらないため、マウスピース矯正を受けていた人なら違和感も少ないでしょう。

矯正装置とは違って歯を動かす力はないため痛みもなく、終日装着している必要もないため、マウスピース矯正よりも楽になります。

きちんと装着していなければ、矯正治療が無駄になってしまう可能性もあるため、必要と診断された時はきちんと装着しましょう。

まとめ

矯正治療は子どもの時に受けた方が効果は出やすいといわれていますが、大人になってから受けてもきちんと効果があります。

大人になってから矯正治療を受ける場合、部分治療なら半年から1年ほど、全体矯正は1年から3年ほど時間がかかります。

また、矯正治療の後はリテーナーという歯を固定する装置も必要となることがあるため、必要と診断された場合はきちんと装着してください。

東京品川区五反田周辺で矯正治療をご検討の際には、是非、当院にご相談下さい。

一人一人に合った治療方法をご提案させて頂きます。