矯正治療を受ける人の中には、矯正装置が目立ってしまうのが嫌だという人も多いのですが、マウスピース矯正であれば目立ちにくいでしょう。
しかし、装着したときには違和感や痛みがあることも多いのですが、どの位装着していれば慣れるのでしょうか?
マウスピース矯正になれるまでの目安となる期間について、解説します。
いつ頃慣れてくる?
マウスピース矯正を始めたばかりの頃は違和感があるのは当然ですが、慣れてくるのは個人差があるものの、一般的には1~2週間程度でしょう。
慣れてくると装着していても気にならなくなり、装着していても痛みは特になく気にせず生活できるようになることをいいます。
装着してからしばらくは会話に影響があり、食事のときに外しても逆に違和感が生じることもあるのですが、おおよそ1週間ほどで違和感もなくなってくるのです。
ただし、あくまでも目安となる期間であり、人によってはなれるまでにもっと時間がかかることもあります。
数日で違和感がほとんどなくなる方という人もいるのですが、慣れるまでにもう少し時間がかかるという人もいるのです。
慣れるまでの期間の違いには、口の中の状態や歯をどれだけの速さで動かすか、痛みにどの程度強いかなどが関わってきます。
例えば、痛みに敏感な場合は初めての装着時に強い違和感や痛みを覚えることがあり、慣れるまでの時間が長引くことがあるでしょう。
あまり痛みを気にしないという人であれば、数日でマウスピースにも慣れて気にならなくなってきます。
マウスピースを装着した最初の数日は、矯正装置が歯を動かし始めることで歯に圧力がかかり、歯茎や口内の組織にも影響を与えるため特に違和感が強いでしょう。
しかし、圧迫感や痛みがあるのは治療の正常な一部であり、治療を進めていく中で徐々に和らいでいきます。
マウスピースに早く慣れることができれば治療も早く進むようになりますが、いくつかの点に気を付けていれば短期間で慣れることもできるでしょう。
装着時間は必ず守る必要があり、きちんと時間を守っていれば歯列矯正も効率よく進められ、違和感がなくなるのも早くなります。
また、食事や歯磨きのときはマウスピースを外すため、慣れるまではタイミングを意識して早めに食事や歯磨きを終えることで再装着しやすくなるのです。
初めて装着してから慣れるまでの間は特に注意が必要で、例を挙げるとマウスピースの装着時間が短いと歯が予定通りに動かなくなり、慣れるまで時間がかかるかもしれません。
あまりに装着していることが苦痛になるようなら、無理をせず適切な対策を取って治療を進めることが大切です。
治療を始めたばかりの段階であれば様々な点に注意しなくてはならないのですが、だんだん慣れてくると快適に矯正治療を進められるようになってきます。
最初の1週間で起こることが多い不快感
矯正治療を始めて、マウスピースを装着し始めたときは、いくつかの不快感が起こりやすいため注意が必要です。
まず歯や歯茎に軽い痛みや圧迫感を感じることがあるのですが、歯が正しい位置に動いているということでもあります。
初めてマウスピースを装着したときは口内に異物感があり、唾液の分泌が増えることがあるのですが、通常であれば数日で収まるでしょう。
会話しているときに発音がしづらくいと感じることがあり、特に一部の音の発音が難しくなってしまうことがあります。
不快感が現れることは珍しくないもののほとんどは一時的なものであり、しばらくすれば気にならなくなってくるのです。
痛みや違和感があるとき、軽減したいのであればどのような方法があるのか、代表的な方法を解説します。
まず、痛みが強い場合は歯科医師に相談することで、痛み止めを処方してもらうことができるでしょう。
歯に汚れが付着していると気持ち悪くなるため、マウスピースを外した後の歯磨きをしっかり行い、口内を清潔に保ちましょう。
口内が乾燥しているときは唾液の分泌を増加させて乾燥感を緩和するため、こまめに水を飲むよう心がけることも大切です。
マウスピースに早く慣れるには
マウスピースを装着してから早く慣れるためにはいくつかのコツがあるのですが、具体的な内容について解説します。
まず、マウスピースは原則として1日22時間以上装着する必要があり、装着時間が短いと慣れるのに時間がかかることがあるでしょう。
また、食事や歯磨きのとき以外はできる限り装着しておくことで、慣れて違和感もなくなってきます。
装着したばかりで痛みや違和感が強い時期は硬い食べ物を避け、なるべく噛まなくてもいいヨーグルトやスープなどを食べるのがお勧めです。
インビザラインなどのマウスピース型矯正装置を使い始めると、初めての装着には違和感が伴うようになります。
装着時間を守って計画的に治療を進めるためには、生活習慣を見直してマウスピースに早く慣れることが重要です。
マウスピースに慣れるために効果的な生活習慣の改善方法としては、まず定期的な歯磨きとマウスピースのケアを行いましょう。
食後は取り外したマウスピースを再度装着する前に洗浄し、歯磨きもして汚れを落としてから装着する必要があるでしょう。
歯に汚れが残ったまま装着すると虫歯や歯周病のリスクが高まるだけでなく、マウスピースの効果も低減することがあります。
食事を終えたらすぐに歯を磨くという癖をつけていくと、快適にマウスピース矯正を進めていけるようになるのです。
マウスピースに付着している汚れは、普段なら水洗いでもいいのですが時々は専用のクリーナーも使用してきれいにしてください。
マウスピースは1日22時間以上の装着が必要ですが、毎日様々な用事がある中で時間を守り続けるというのは非常に難しいものでしょう。
きちんと時間を守るためには、毎日の行動をスケジュール化してマウスピースの装着忘れを防ぐ必要があるかもしれません。
スケジュール化して習慣づけることで、ルーチンとなって装着忘れを防ぎやすくなるのです。
マウスピースの装着に最も慣れやすい時間帯は睡眠中で、寝ている間はあまり気にならないため徐々に慣れていくことができます。
初めて装着するときは、まずは就寝前の1~2時間から装着を始めて就寝すると意識せず眠ることができるでしょう。
睡眠中の装着に慣れてくると、日中も違和感なく装着できるようになり装着時間も守りやすくなってくるでしょう。
マウスピースを装着している間は口内が乾燥しやすくなり、気持ち悪くなってしまう可能性もあるため、こまめな水分補給が必要となります。
適宜水分を補給して口内を潤すことで軽減されるのですが、水以外だと酸や糖分を含んでいることもあるので、マウスピース装着時には避けることが重要です。
また、よく噛むことで唾液の分泌量を増やすようにしたり、ガムを噛む習慣をつけたりするのも効果があります。
マウスピースを装着したばかりの頃は、違和感や軽い痛みがストレスになることがあるため、ストレスの解消方法を覚えておくといいでしょう。
深呼吸や軽いストレッチなどを行ってリラックスする習慣があれば、マウスピースを装着していても気にならなくなっていきます。
まとめ
マウスピース矯正を始めたばかりの頃は鳴れないため違和感があり、歯が動く痛みも感じてしまうのですが、1~2週間ほど経過するとだんだん慣れてくるでしょう。
あまり痛みが強いときは痛み止めを処方してもらうこともあり、歯垢が溜まると不快感が強くなるためこまめに歯磨きをすることも重要となります。
早く慣れるためには装着時間を守り、生活習慣を見直すことが大切で、毎食後歯磨きをすることで違和感も少なくなるのです。
東京品川区五反田周辺で矯正治療をご検討の際には、是非、当院にご相談下さい。
一人一人に合った治療方法をご提案させて頂きます。