予防歯科

【東京都品川区五反田の歯医者】保険内で出来る治療の範囲はこんな感じ!チェックすべし!!

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歯科治療には、保険が適用される保険診療と適用されない自由診療があるのですが、違いについてはご存じでしょうか?
保険診療は自由度が低いため、あまり大した治療ができないと思われがちですが、実際にはどのような治療ができるのでしょうか。
保険内で出来る治療範囲について、解説します。

歯科治療で保険が適用される範囲と条件

歯科治療において、保険適用の治療となるのは必要とされる最低限の治療となるのですが、具体的にはどのような治療なのでしょうか?

歯科で保険が適用される治療は、失われた歯の代替品や削った歯を埋めるなどの最低限の治療に限られ、使用できる材料も限られます。
歯の見た目を天然歯に近くしたい、天然歯に近い機能を再現したいなど、最低限の範囲を逸脱する治療は条件に当てはまらないのです。

条件に当てはまらなければ保険では受けることができないのですが、治療ごとに見た場合はどのようなときに保険が適用されるのでしょうか?
白い詰め物や被せ物に関しては、プラスチック素材のコンポジットレジンを使用した白い詰め物であれば保険が適用されます。

また、CAD/CAM冠は2014年から一部の歯で保険適用が始まり、2020年4月には上下の第一小臼歯、第二小臼歯、第一大臼歯に拡大されているのです。
2024年12月の改定からは、金属アレルギーであることなどいくつかの条件を満たしていれば、全ての歯に保険適用となりました。

安価なプラスチック素材を使用している場合は、長期間使用を続けていると変色することもあるため、見た目を気にして定期的に詰め直す方も珍しくありません。

同じように白い詰め物や被せ物でも、審美性の高いセラミックや耐久性のあるジルコニアなどでできたものは自費診療です。
金属を使用した詰め物や被せ物のうち、保険が適用される最もスタンダードな銀色の金属は金銀パラジウム合金という素材でできています。

耐久性は高めですが、硬度が高い代わりに形状が変化しづらく歯にフィットしにくいという点がデメリットとして挙げられるでしょう。
また、硬度が歯よりも高いため、対となる歯が摩耗しやすくなってしまうという点にも注意しましょう。

銀歯と比べて硬さが天然歯に近く、伸びがよくて歯にフィットしやすい金合金の詰め物や被せ物は自費診療です。

虫歯や歯周病、怪我などが原因で歯を失った場合は、歯の機能を回復させるための治療が必要となります。

入れ歯やブリッジ、インプラント治療が歯を失ったときの治療となるのですが、保険診療と自由診療とでは見た目や使用感が大きく異なるのです。
入れ歯治療において、全体がプラスチック素材でできている入れ歯であれば保険が適用されます。

部分入れ歯の場合はバネに金属が使われるため、見た目に支障をきたすケースも少なくないでしょう。

総入れ歯は金属のバネはつきませんが、耐久性を上げるためにある程度の厚みが必要となり、慣れるまで時間がかかることも多くなります。
床部分を金属にして熱をしっかりと伝え強度も高めた金属床義歯や、金属のバネを歯茎と同じ色にしている審美性の高いノンクラスプデンチャーなどは自由診療です。

ブリッジ治療の場合、金銀パラジウム合金を使用して作製したブリッジであれば保険の対象となります。
被せ物の場合と同じく耐久性に優れているのですが、歯にフィットしづらく他の歯が摩耗しやすくなってしまうというデメリットも同じです。

自由診療のブリッジには、歯にフィットしやすい金合金や審美性に優れているセラミック、セラミックに近くさらに硬度が高いジルコニアなど、様々な素材が使用できます。

歯に優しいゴールドや審美性の高いセラミック、耐久性のあるジルコニアなどを使用したブリッジは、自由診療になってしまいます。

また、ブリッジ治療は奥歯の場合は1本の歯か連続した2本の歯が失われたときに行う治療で、前歯の場合は4本まで対応できるのです。
本数が多い場合や、土台となる歯の状態が悪いときは保険が適用されないことがあるため、注意しましょう。

インプラント治療は完全に自由診療の治療となり、どのような場合でも保険が適用されることはないのです。
失った歯1本ごとに治療を行うことになるため、埋入する部位が多ければその分経済的な負担が大きくなってしまいます。

具体的な料金は歯科医院や治療する箇所、使用するインプラントの種類などで変わりますが、費用相場は1本あたり30〜40万円です。

矯正治療は、歯並びが悪すぎるせいで噛むという機能が十分に発揮されないケースを除いては保険が適用されません。
小児矯正の費用相場は30円〜50万円、成人矯正の費用相場は10万円〜150万円前後と、治療する範囲や歯並びの状態によって大きく幅があるのです。

ホワイトニングの場合は審美目的であるため、矯正治療と同じく保険が適用されることはありません。
費用相場は、ホームホワイトニングの場合はマウスピースの作製費が5千円〜1万円と1週間分の薬剤費2千円前後が追加されることになるのです。

オフィスホワイトニングの場合は、専用の薬剤や光を照射する機器を使用して施術を行うことになり、1回につき2万円~5万円かかります。

歯の治療コースの種類

五反田駅前歯医者 
歯の治療には、大きく分けて以下の3つのコースがあるため、治療を受ける前にまずはどのコースを選ぶのかを決めておく必要があるでしょう。

治療を受ける際は、診療のしくみをよく理解する必要があるのですが、治療を始める前に具体的な治療内容を歯科医とよく相談してください。

まずは健康保険適用のコースで、健康保険で認められた材料を健康保険で認められた技術で治療する場合は一部自己負担ですべての治療が受けられるのです。
一部自己負担というのは、自己負担の割合が原則3割、義務教育就学前までは2割となります。

差額自己負担のコースでは、前歯ならびに総義歯の床部分に健康保険で認められたもの以外の材料を使用するコースです。

保険適用ではない材料を使用する場合は、健康保険で認められた材料との差額を全額自分で負担することになります。

自由診療コースでは、前歯ならびに総義歯の床以外に健康保険で認められたもの以外の材料使用することで、材料費と技術料のすべてが自己負担となるコースです。

歯科の治療費を活用する方法

歯科治療でかかった費用のうち、治療目的となる施術は基本的に医療費控除の対象となります。

ただし、治療の必要性がないと認められる美容目的の施術は対象外となるため、混同しないように注意が必要です。

医療費控除は、支払った医療費に対して一定額の所得控除を受けることができる制度のことです。

医療費控除の額 = 支払った医療費の合計額 -(所得金額合計×5%※)※上限額は10万円で求めることができます。
1年間にかかった医療費が10万円、ただし総所得金額等が200万円未満の人は総所得金額等の5%を超えた場合が対象です。

医療費控除を活用するには確定申告が必要となるため、申告をしたことがないという人は申告の時期や手続きをする場所などを調べておきましょう。

保険が適用されず全額自己負担となる自由診療の治療であっても、医療費控除を利用することで負担を軽減できるため、当てはまる場合は積極的に活用した方が良いでしょう。

まとめ

歯科治療においては、保険が適用される保険診療の治療と、適用されず全額自己負担となる自由診療の治療があります。
機能を回復するための最低限の治療が対象となり、基本的には健康保険で認められている治療であれば保険が適用され、認められていない治療は自由診療となるのです。
保険診療と自由診療を組み合わせて行う治療などもあるため、まずは希望する治療が保険適用かどうか相談して決めるようにしてください。
東京品川区五反田周辺で矯正治療をご検討の際には、是非、当院にご相談下さい。
一人一人に合った治療方法をご提案させて頂きます。