インプラント

【五反田でインプラント治療】インプラントでも噛み合わせはものすごく重要!!

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メンテナンスが必要であり、「治療に成功したら終わり」というわけではありません。
長く使用するために、噛み合わせを適宜調整する必要があるのです。
今回は、インプラントにおける噛み合わせの重要性について、解説します。

噛み合わせはインプラントの寿命に関わる

失った歯を補う治療方法はいくつかあり、中でもインプラントは天然歯に近い機能とそっくりな見た目を回復できることが特長の治療方法です。

インプラントは、歯を支える顎の骨に穴を開けて人工歯根のインプラント体を埋入し、骨と結合することでしっかりと固定します。
インプラント体が結合したら、人工歯の上部構造を装着することで、天然歯と変わらずしっかりと噛むことができるのです。
しかし、長期間安定して使えるようにするには、噛み合わせがしっかりと合うように治療するのはもとより、以降も継続して管理する必要があります。
なぜなら、適切な力のかかり方をしていなければ、天然歯では起こらないようなトラブルが発生してしまうことがあるからです。

例えばインプラントが破損したり脱落してしまったりすることがあります。
また、歯肉に負担がかかり、炎症が起こることもあるでしょう。

このような問題を未然に防ぎ、インプラントを快適な状態で使用できるようにするには、噛み合わせを適切に維持することが重要です。
噛み合わせを維持するためには、インプラントと天然歯との違いを把握しておく必要があります。

インプラントは見た目が天然歯にかなり近く、機能面でも優れているのが特長です。
ただし、構造上どうしても天然歯と異なる点があります。
それは、歯根膜の有無です。
天然歯には、噛んだとき歯にかかる力を分散し、吸収する役割を果たす、歯根膜が存在しています。
しかし、インプラントには天然歯とは違い、衝撃を抑えるような組織が存在していません。

インプラントは「オッセオインテグレーション」といい、顎の骨と直接結合することで固定されているのが特徴です。
直接結合しているため、かかる力がわずかに偏ったり噛み合わせが均一ではなくなったりした場合に、インプラントや周囲の骨にかかる負担が大きくなってしまいます。
負担があまりに大きいと、深刻な問題を引き起こすリスクがあるのです。
ダイレクトに力が伝わるため、治療後は噛み合わせを精密に管理することが不可欠となります。

不適切な噛み合わせで起こるトラブル

五反田駅前歯医者 
噛み合わせがズレているためにバランスが崩れてしまうと、インプラントにかかる力も過剰になり、トラブルが起こる原因になるでしょう。
トラブルとしてまず起こるのが、インプラントの破損や脱落です。
噛み合わせが適切でなければ特定の箇所に強い力がかかり、人工歯が欠けたり割れたりします。
また、インプラント体を固定している顎の骨のねじが緩んだり、破損したりする可能性があるのです。
インプラントが破損すると見た目が悪くなるだけではなく、安定性を損ない、再治療が必要な深刻な事態となるかもしれません。

場合によってはインプラント自体が脱落してしまうこともあります。
ゆえに、普段から噛み合わせに違和感がないか注意しておく必要があるのです。

インプラントに過剰な負担がかかると、歯茎や顎の骨にも悪影響が及びます。
歯茎に炎症が起こったり骨吸収が起こったりすることもあるため、注意が必要です。
強い力がかかり続けると、周囲の歯茎などに炎症が起こり、インプラント周囲炎になるリスクが高まります。
インプラント周囲炎とは、歯周病に似た症状が起こる病気です。
悪化すると、インプラントを支える顎の骨が溶けて吸収されます。
もしそうなったら、インプラントの固定力が失われ、最終的には脱落する可能性があるのです。

さらに、噛み合わせのバランスが崩れると、悪影響はインプラントだけにとどまらず、口腔全体に及ぶかもしれません。
たとえば、噛むときにインプラントをかばう癖がついたり、インプラント以外の一部の天然歯に負担が集中したりすることが考えられます。
インプラントをかばって他の歯に負担がかると、歯が大きく摩耗したり、虫歯を治療した歯の詰め物や被せ物が外れやすくなったりするでしょう。

また、噛む力が偏ると顎関節にかかる負担も大きくなります。
その結果、口を開閉する際に痛みを伴う顎関節症の原因になることもあるのです。

インプラントは口全体の健康を維持するうえで重要な役割を担っています。
治療後も適切な管理をしなければ、上述したようなトラブルが発生しかねません。
そうならないようにするためにも、きちんと管理することが重要です。

噛み合わせの調整と定期メンテナンスの重要性

インプラントをトラブルから守り、長期的に安定させるために必要なのは、噛み合わせを適切にして維持していくことです。
噛み合わせを守ることを歯科医師に任せきりにするわけにはいきません。
かといって患者様だけが努力するものではなく、協力して取り組まなくてはならないのです。

インプラントの上部構造は、歯科医師が噛み合わせを精密に調整してから装着します。
上部構造は、インプラントにかかる力が均等に分散するよう、わずかなズレすらも起こらないように行わなければなりません。
調整を十分に行うことができず、精密にならなければ、一部にだけ強い力が集中してトラブルに発展するリスクが高まります。
そうならないよう、装着後はわずかな違和感も見逃さず、気づいたら歯科医師に詳細を伝えてください。
初期段階でしっかりとコミュニケーションをとることが、インプラントを将来にわたって快適に使い続けられるかどうかに関わってきます。

治療後もインプラントの調整が必要となる理由の1つが、食事や癖などです。
毎日の食事や歯ぎしり、食いしばりなど歯に負担がかかる癖、加齢などで口内の状態は徐々に変化していきます。
口内の状態が変化するのに伴い、歯並びも変わります。
歯並びが変わると、噛み合わせのバランスも以前と異なるものになっていくのです。

経年変化によってインプラントに新たな負担がかかるため、治療後も継続的に管理していく必要があります。
インプラントを長持ちさせるには、定期的な歯科検診を習慣化することが最も確実な方法といえるでしょう。
定期検診を受けることで、噛み合わせのチェックや再調整を行ってもらえます。
必要なら専門家による微調整を行うことが可能です。
また、インプラントの周囲を清掃してもらえるため、普段通りの歯磨きでは届きにくい部分の汚れを徹底的に除去し、インプラント周囲炎を予防できます。

さらに、残っている天然歯や顎関節の状態に加え、口内全体の健康をチェックをしてもらえるため、良好な状態を保つことが可能です。
プロが定期的にチェックすることで、小さな変化や問題点などを早期に発見でき、深刻なトラブルになる前に対処できるのです。

まとめ

噛み合わせがズレると、インプラントが破損したり抜けてしまったりすることがあります。
天然歯にも悪影響があり、過剰に摩耗したり詰め物や被せ物が外れてしまったりするかもしれません。
そうならないためにも、専門家に噛み合わせを定期的にチェックしてもらい、良好な状態を維持することが重要です。
インプラント治療後も定期検診を受けて、きちんと調整してもらいましょう。
東京品川区五反田周辺で矯正治療をご検討の際には、是非、当院にご相談下さい。
一人一人に合った治療方法をご提案させて頂きます。