歯周病

【五反田駅直ぐの歯医者】歯石を放置するとこんなリスクがあります!

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歯に汚れが付着すると細菌によってプラークが産生されます。
そして、プラークが固まると歯石になってしまうのです。
歯石は歯磨きだけでは除去できないため、そのままになっている人が少なくありません。
しかし、放置しているとさまざまなリスクが生じるのです。
歯石を放置しているとどのようなリスクがあるのか、解説します。

歯石を放置するリスク

歯石とは、歯に付着した細菌の塊であるプラークが、唾液に含まれるミネラル成分と結合し、石灰化したものです。
プラークであれば歯磨きで除去できますが、磨き残しがあると固まって歯石になってしまいます。

できた歯石を放置しているとさまざまなリスクが生じますが、特に注意したいのが歯周病です。
歯茎との境目に歯石が溜まっていると、歯茎の炎症が発生する原因となり、歯周病が悪化します。
歯周病が悪化すると歯茎から出血して歯がぐらつくようになり、やがて支えを失い、歯が抜けてしまうこともあるのです。

歯石の表面はざらざらとしているため、にプラークや食べかすが付着しやすいのも問題といえます。
なぜなら、細菌が増殖することで、口臭の原因になることがあるからです。
歯石が大量に付着していると口臭も強くなる傾向があり、他の人に悪印象を与える可能性もあるでしょう。

歯石を放置するリスクは他にもあります。
例えば、歯肉が退縮する原因となり、歯が長く見えてしまうことがあるのです。

また、歯石の見た目がそもそも悪いこともあり、審美性が損なわれるのもリスクといえます。
さらには、歯茎が腫れ、歯並びの悪化を招く原因となる恐れもあるのです。

歯石を放置する期間が長いほどリスクが高まり、治療も大掛かりになってしまいます。
放置している期間が1年を超えたくらいであれば、歯周病になっていてもまだ軽度でとどまっているかもしれません。
しかし、歯石が増えると歯茎の炎症が起こりやすくなります。
初期の歯周病であれば、自覚症状がないため知らないうちに悪化することも珍しくありません。
3年以上放置している場合には歯周病がかなり進行し、治療が必要な状態になっていることが多いでしょう。
歯茎からはっきりと出血するようになり、口臭も悪化してしまいます。
歯石を取ろうにも、奥に入り込んで除去が困難な状態になっているかもしれません。

さらに放置して10年以上経過すると、歯周病は悪化し、歯がぐらつくようになるでしょう。
この状態になると、歯の喪失リスクがかなり高いといえます。
もしも歯を失ったら十分な食事ができなくなるでしょう。
その結果、栄養バランスが崩れて健康に悪影響を与えるかもしれません。
それだけでなく、歯周病が全身疾患の原因になる可能性があり、歯周病菌によって糖尿病や心臓病などが発症するリスクが高くなります。

歯石を除去するには?

五反田駅前歯医者 
歯を磨くだけでは歯に付着した歯石を取り除くことはできないため、専門の歯石除去の処置を受けなくてはいけません。
歯石除去の処置は、主にスケーラーという専門の道具を用いて行われます。
スケーラーには大きく分けると手用と超音波式の2つがあり、歯石の状態によって使用を分けています。

手用のものは、歯科医師や歯科衛生士が歯石を手作業ではがすために使用するものです。
歯周ポケットの奥や歯の間などの除去に適しています。
一方、超音波式は振動によって歯石を粉砕して除去するために使用します。
広範囲の歯石を短い時間で除去でき、歯にかかる負担が少ないことから、多くの歯科医院で使用されているのです。

歯石を除去する処置には痛みが生じることもあるため、必要に応じて麻酔を使用します。

歯石を除去するのにかかる時間は付着の状況によって異なり、軽度であれば30分から1時間程度の処置を1回受けるだけで終わるでしょう。
しかし、歯石が高範囲に付着していたり歯周病が悪化していたりする場合には、30分から1時間程度の処置を何回かに分けて受ける必要があります。

治療回数はまちまちですが、おおよそ3回から8回程度です。
事前に歯科医師とよく相談したうえで治療を始めましょう。

歯石を除去した後の注意点

歯石の除去を行ったとしても、きちんとケアをしなければ再び歯石が付着してしまいます。
そうならないためにも、適切なケアによって歯石の再付着を防がなければなりません。
歯周病になるリスクを軽減するためにも、しっかりとケアを行う必要があるのです。

歯石を除去した後は歯の表面が滑らかになっているため、プラークが付着しても除去しやすい状態になります。
歯磨きだけでなく、デンタルフロスも毎日使用することで、プラークの付着を防止できるでしょう。

歯ブラシは歯茎との境目に当てるようにして優しく磨き、デンタルフロスは歯の間に汚れを残さないよう丁寧に使用してください。
歯をしっかりと磨くためには、歯ブラシや歯磨き粉なども適切なものを選ぶ必要があります。
特に歯茎が腫れている場合には、毛が柔らかく歯茎を傷つけにくい歯ブラシを選ぶといいでしょう。
歯茎の腫れが治まったら、今度はふつうの硬さの歯ブラシを選び、しっかりと汚れを落としてください。

歯磨き粉を選ぶ際は虫歯予防に効果的なフッ素配合のものを選ぶことをおすすめします。
ただし、研磨剤が強いと歯を傷つけてしまうため避けた方が良いでしょう。

歯の健康には食生活に気を配ることも重要です。
甘いものや炭水化物などはなるべく摂取を控え、バランスが良い食事を心がけてください。
また、間食をなるべく減らすと虫歯になるリスクを軽減することになります。
さらに、食事の際によく噛んで食べると唾液が分泌され、歯の再石灰化を促すことができるのです。

歯石を除去しても再び付着する可能性はゼロではないため、定期検診を受けてください。
歯石の再付着の防止のみならず、虫歯、歯周病などになっていないかも確認してもらいましょう。
早期に発見できれば治療も早く終わるため、3~6カ月おきの受診がおすすめです。
クリーニングを受けることで、再発を防いで歯の健康を維持できます。

歯周病の治療を受けた場合には、再発を防ぐためにも注意が必要です。
特に歯周ポケットが深くなっていると、内部に溜まったプラークを除去するのが難しくなります。
定期的に歯科医院でクリーニングを受け、歯周病予防に効果的な歯磨き方法を指導してもらうといいでしょう。

歯石を除去した後は、歯茎が炎症を起こしていたり歯が知覚過敏になったりしています。
そのため、歯がしみたり痛みが生じたりすることが珍しくありません。
通常であれば数日経過すれば治まります。
しかし、痛みが続くようなら歯科医院で相談し、フッ素を塗布したり、知覚過敏用の歯磨き粉を使用したりするのがおすすめです。

歯石を除去した後は、歯科医師や歯科衛生士に適切なアフターケアについて指導してもらってください。
歯磨きをする際の注意点やデンタルフロスの適切な使用方法、食生活の改善や注意点など、具体的にアドバイスをしてもらえます。

疑問に思うことがあれば遠慮せずに質問してください。
歯の健康に関して正しい知識を身に着け、正しいケアを続けることで、歯の健康を維持できます。

まとめ

歯に歯石が付着すると歯茎が炎症を起こしやすくなり、歯周病のリスクが高まります。
特に、長期間歯石を放置しているとリスクも高くなるため、注意しなければなりません。
溜まった歯石は歯磨きでは除去できないため、歯科医院で専門的な処置を受ける必要があります。
除去した後も再発を防ぐため、歯科医院で指導を受けて正しいケア方法を学び、プラークが付着しないよう気を付けましょう。
東京品川区五反田周辺で矯正治療をご検討の際には、是非、当院にご相談下さい。
一人一人に合った治療方法をご提案させて頂きます。