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代表的な矯正方法②リンガルブラケットの特徴

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歯列矯正にはいくつかの種類があり、症状や希望に応じてその方法を選ぶことができます。 その1つに、リンガルブラケットという矯正方法があるのですが、どのような治療方法かご存知でしょうか?

リンガルブラケットの特徴やメリット、デメリットについて解説します。

リンガルブラケットの特徴は?

歯列矯正でワイヤーブラケットを装着する場合、歯の表面に銀色の金属が付着し目立ってしまいます。 それでは見た目があまり良くないからと、矯正を嫌がる人も少なくありません。 このような問題を解決する方法の1つが、リンガルブラケットです。

通常は歯の表面にブラケットを付けてそれをワイヤーでつなぐのですが、リンガルブラケットの場合は歯の裏側、つまり舌側に装着します。 そのため、舌側矯正や裏側矯正といった呼び方をされることもあります。

成人してから歯列矯正をしたいという方であれば、特に見た目には気を使います。 そのせいで、通常の矯正治療に対し、躊躇してしまう方もいるでしょう。 しかし、リンガルブラケットであれば見た目は気にならないため、安心して矯正治療を受けることができます。

リンガルブラケットのメリット

リンガルブラケットのメリットとしてまず思い浮かぶのが、見た目です。 通常の矯正治療とは異なり、表面からは矯正装置が見えないので、おしゃべりや食事などで口を開ける際に気にする必要がありません。 また、裏側に装着するため歯の表面を傷付ける心配がないのもメリットです。

また、トランペットなどの管楽器を演奏している方であれば、矯正治療をしながら演奏できるか不安に思うこともあるでしょう。 表面に装着していると演奏時に邪魔になることもありますが、リンガルブラケットなら邪魔になることはないため安心して演奏できます。

リンガルブラケットは、通常の矯正治療よりも虫歯になりにくい、というメリットもあります。 矯正装置を装着すると、歯磨きしづらくない、食べかすなどが挟まることも多くなります。 その結果虫歯になりやすくなるのですが、リンガルブラケットならその心配も少ないのが特徴です。 なぜなら、歯の裏側は、表面よりも唾液腺が多いからです。 唾液には虫歯を防ぐ効果があります。 そのため、唾液が付着しやすい歯の裏側は虫歯になりにくいのです。

さらに、リンガルブラケットには、矯正後にクセによって再び歯並びが悪くなるのを防ぐ効果もあります。 歯並びが悪い人は、無意識に舌で歯を押し出すクセがあるケースが多くみられます。 リンガルブラケットは、舌側に矯正装置意を装着しているので、無意識に舌で触れることを躊躇するようになるのです。

リンガルブラケットは、日本人に多く見られる歯の症状にも、幅広く対応できる治療方法とも言われています。 日本人の多くは、八重歯があります。 八重歯は突出していることが多いので、そこに矯正装置を付けてしまうと、笑った時などに口内、あるいは唇を傷付ける危険性があります。 その点、リンガルブラケットなら、裏側に装着しているので口内で舌以外に当たることはありません。 そのため、八重歯があっても口内を傷付けてしまう可能性は低いのです。

また、装置が見えない矯正治療の方法には、インビザラインの様にマウスピースを使ったものがありますが、症状によっては使用できないケースもあります。 しかし、リンガルブラケットなら、より多くの症状に対応できるのです。

リンガルブラケットのデメリット

リンガルブラケットにはメリットも多いのですが、デメリットもいくつかあります。 その最たるものとしては、治療費が高額になってしまうという点があります。 リンガルブラケットの治療費は、通常の矯正治療よりも高くなるのです。

その理由として、まず装着する矯正装置がオーダーメイドになってしまうという点があります。 また、装着や調整には高度な技術が必要なので技術料も高くなります。

装着してから、2~4週間ほどの期間は装置に慣れていないため、異物感を覚える人も少なくありません。 発音や咀嚼などにも違和感を覚えるといった影響が出る可能性があるので注意してください。

装着してからしばらくの間は、奥歯でものを噛むことができないという点にも注意しましょう。 慣れないうちは、咀嚼する際に上の前歯の装置が舌の前歯に当たってしまうのです。 この状態は、3~4ヶ月続くと言われています。

それに加え、歯科医の中で、この方法ができるところが少ない、というのもデメリットに含まれるでしょう。 高度な技術が必要とされるので、どこでもこの治療を受けられるというわけではないのです。

まとめ

リンガルブラケットには、目立たず治療できる治療方法です。 目立たないという点はメリットですが、治療費が高いなどのデメリットもあります。 それを知った上で、この治療方法を希望するかどうかよく考えてみてください。 歯並びの状況によっては、もっと別の方法が向いているかもしれません。 長所・短所を勘案したうえで、歯科医院を受診して相談してみるといいでしょう。

東京品川区五反田周辺で矯正治療をご検討の際には、是非、当院にご相談下さい。 一人一人に合った治療方法をご提案させて頂きます。