ブリッジ

入れ歯とブリッジ、2つの治療方法を比較してみましょう

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歯を失ってしまった時の治療方法にはいくつかの種類があります。
その中でも入れ歯とブリッジにはどのような違いがあるのでしょうか。
入れ歯とブリッジのどちらがいいのか分からない、という人は、2つの治療方法の違いについて知ることで、判断材料にしましょう。
ブリッジと入れ歯について、比較してみます。

治療方法の違い

ブリッジと入れ歯は装着するものが異なりますが、それ以前に治療方法が異なります。
ブリッジと入れ歯、それぞれの治療方法の違いを解説します。

ブリッジは、入れ歯とは異なり、取り外しをするものではありません。
一度装着したら着けたままです。
装着する際は、しっかりと固定されます。

ブリッジは抜けた歯の両隣の歯に被せものを装着して、橋を渡すように連結した被せもので抜けた歯をカバーします。
間は、中が空洞で歯の形をしている被せものが歯の代わりを務めるのです。

抜けた歯が1~2本である場合、隣には健康な歯が残っているケースも多いでしょう。
上記のような場合に、健康な歯を削って、ブリッジの支えとして被せものを装着します。
歯が抜けた箇所に人工歯があるため、元々の歯とあまり変わらない感覚で噛むことができるのです。

ブリッジは基本的に保険適用の治療なので、治療費はそれほど高くありません。
ただし、一度治療をすれば恒久的に使えるというわけではなく、寿命があります。
一般的に7年前後で寿命を迎えるといわれていますが、使い方次第では10年以上使えるケースもあります。

手術は不要で、治療は比較的簡単です。
ただし、治療に際し、健康な歯を削る必要があります。
削られた歯は元に戻ることはなく寿命も短くなってしまうことに注意が必要です。

また、ブリッジは若干の隙間ができてしまうこともあります。
隙間に食べかすが入ると虫歯の原因になることもあるため、口腔内は清潔に保つよう気をつけなくてはいけません。

では、入れ歯の場合はどうなのでしょうか?
ブリッジの代わりとなる入れ歯は、部分入れ歯です。
部分入れ歯は、両隣の歯に固定するためのばねを引っ掛けます。

部分入れ歯は治療期間も短く、基本的には保険診療での治療が可能なので、治療費もかさみません。
寿命は、おおよそ5年です。

部分入れ歯のデメリットは、噛む力が弱くなってしまうという点です。
天然歯と比べると、2割前後の力でしか噛むことができません。
固い物を食べた時には、なかなかかみ砕けないこともあるでしょう。

また、入れ歯は取り外しができるため、ブリッジと比較すると違和感があります。
見た目が気になったり、食事の後は毎回洗浄する必要があったりすることから、不便に感じる人も多いでしょう。

自費治療での治療のバリエーション

ブリッジの場合、保険診療となるのは基本的に金銀パラジウム合金で作製したブリッジを使用する場合で、前歯などは別の白い素材でできたブリッジを使用することがあります。
また、入れ歯の場合はレジンという歯科用のプラスチックで製作します。

保険診療で製作できるブリッジや入れ歯は、見た目や機能などに不満を持つ人も少なくありません。
その場合、自由診療という保険が適用されない治療を選択することで、不満が解消されることもあります。
ブリッジと入れ歯それぞれの、自由診療のバリエーションを解説します。

まず注意したいのが、保険診療と自由診療で形状は基本的に変わらないということです。
違いがあるのは素材だけで、歯の代わりになる以上、形状はかみ合わせなどに合わせて作ります。
ただし、自由診療の部分入れ歯の場合、ばねがないタイプもあります。

ブリッジの場合、自由診療の一つにオールセラミックブリッジが挙げられます。
全てセラミックでできているため、金属アレルギーなどの心配がありません。
また、色調の調整がしやすく、天然歯に近い色調にできます。

白い歯であれば、ジルコニアブリッジというものもあります。
ジルコニアは人工ダイヤモンドとも呼ばれる丈夫な素材です。
透明感があるためセラミックよりもさらに美しい見た目に仕上がります。

メタルボンドという、金属のブリッジの上にセラミックを焼きつけたタイプもあります。
中は金属であるため丈夫で、セラミックを使用していることから天然歯のような自然な白さを実現可能です。

入れ歯を自由診療で作る場合、固定するばねを白くしているホワイトクラスプデンチャーや、固定する金属を使用せず、歯茎を全体的に覆うような形状をしているノンクラスプデンチャーなどがあります。

入れ歯側にマグネットをつけ、歯根部分には金属板を入れることで、磁石によって固定するマグネット式の入れ歯もあります。
金属アレルギーの方には向いていませんが、しっかりと固定できる点がメリットです。

まとめ

歯を失った時の治療方法を選択する際、「インプラントではあまりにも費用が高い」など費用面で躊躇してしまう場合には、ブリッジか部分入れ歯がおすすめです。
ブリッジと入れ歯にはいくつかの違いがあるため、向いている方と向いていない方に分かれます。
基本的にはどちらも保険診療ですが、見た目などに不満がある場合には自由診療で解決できるケースもあるため、よく考えてから治療を受けましょう。
東京品川区五反田周辺で矯正治療をご検討の際には、是非、当院にご相談下さい。
一人一人に合った治療方法をご提案させて頂きます。