矯正歯科

【品川区五反田で矯正治療】歯並びは何で決まるかって?姿勢と骨格です!

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歯並びを良くしたいと考えたとき、多くの人が真っ先に思い浮かべるのはワイヤー矯正やマウスピース矯正といった歯列矯正ではないでしょうか。
しかし、そもそも歯並びが悪くなってしまった根本的な原因を突き詰めていくと、実は私たちの「骨格と姿勢」に行き着くのです。
今回は、普段の姿勢や体全体の骨格が、日々の歯並びにどのような影響を与えているのかを詳しく解説していきます。

骨格と姿勢の重要性

歯は「歯槽骨」という顎の骨を土台にして並んでいます。
これを家に例えるなら、骨格は土地の広さや形であり、歯並びは家具の配置と言えるでしょう。
もし家具が大きすぎるのに土地が狭ければ、家具は部屋に入りきらず、斜めに置いたり重ねたりせざるを得なくなります。
歯がガタガタに生える「叢生(そうせい)」などは、まさにこのスペース不足が原因です。
逆に、広い土地に対して家具が小さければ、隙間の多いすきっ歯になってしまいます。

さらに重要なのが上顎と下顎の位置関係です。
上顎が前方に突出している、または下顎が小さすぎる場合は出っ歯(上顎前突)になり、反対に下顎が前に出ているか上顎が小さすぎる場合は、受け口(反対咬合)を招くことになるのです。

こうした骨格のベースは、遺伝的な要因や幼少期の骨格発育のバランスによって決定されます。
そのため、いくら歯だけを動かそうとしても、土台である骨格のズレが大きければ理想的な噛み合わせを作ることは困難です。

特に上顎の骨は鼻腔と密接につながっており、子どもの頃にアレルギー性鼻炎などで口呼吸が常態化すると、舌が正しい位置に収まらなくなってしまいます。
舌による内側からの適切な押し出しがないと、上顎の骨は横に広がることができず、狭くV字型に萎縮してしまうため、歯が並ぶスペースが失われて歯並びが悪化するのです。

このように、骨格が遺伝や発育によって育まれる「器」であるとするならば、姿勢は日々の生活がもたらす「持続的な力」に該当します。
そもそも歯は骨に完全に固定されているわけではなく、非常に繊細なバランスの上で成り立っているのです。

歯は、外側からの「唇や頬の筋肉の力」と、内側からの「舌の力」がちょうど釣り合う「ニュートラルゾーン」という場所に自然と並ぶようになっています。
ここに日常的な姿勢の崩れが加わると、歯にかかる力のバランスがドミノ倒しのようになくなってしまうのです。

人間の頭の重さは成人で約4~6kg、つまりボウリングの玉ほどの重量があります。
正しい姿勢であればこの重みを背骨の真上で効率よく支えられますが、デスクワークやスマホの長時間利用で猫背やストレートネックになると、頭は前方へと突き出てしまいます。
頭が前に出ると首の後ろの筋肉が引っ張られ、それと連動して顎の周りの筋肉が下顎を後ろへと引き込んでしまうのです。
下顎が常に後方に押し付けられると、噛み合わせが深くなったり出っ歯がひどくなったりするだけでなく、顎関節にも過度な負担がかかって顎関節症の原因にもなりかねません。

矯正治療で歯を動かすためにかける力は数十グラムから数百グラム程度ですが、頬杖をついたときやうつ伏せ寝をしたときの頭の重さは数キログラムにも達します。
毎日何時間も同じ方向からこれほど強い力がかかり続ければ、当然のように顎の骨は歪み、歯列は内側へと押し潰されてしまうのです。
特に片側だけでいつも頬杖をつく癖がある人は、顔の左右非対称が進行して、前歯の中心(正中)がズレていく原因になります。

診断の重要性について

五反田駅前歯医者 
歯並びが悪いからといって、「ワイヤーで引っ張って真っ直ぐにすればいい」という安易なアプローチで治療を始めると、高い確率でトラブルが起こってしまいます。
なぜなら、歯並びの悪さという結果は同じでも、原因は患者様一人ひとりの骨格や姿勢によって全く異なるため、それぞれに合わせたアプローチが必要になるからです。

ここで、歯科医院で行う「事前の精密な検査」がいかに大切かという話につながってきます。
たとえば出っ歯の患者様を例に挙げると、その原因は大きく分けると「歯性」「骨格性」「混合性」の3つのパターンに分類できるのです。

骨格自体は正常で上の前歯だけが前方に傾いて生えている状態を歯性と呼び、上顎の骨そのものが前に突き出ているか、あるいは下顎の骨が後ろに引っ込んでいる状態を骨格性と呼びます。
混合性はこれら両方の要因が混ざっている状態を指し、もし原因が歯性だけであれば、歯の角度を変える一般的な矯正治療で綺麗に治すことが可能です。

しかし、骨格性に原因がある場合は、歯だけを無理に後ろに下げようとすると、歯の根元が骨から飛び出してしまったり、口元のボリューム感が不自然に崩れてしまったりするリスクを伴います。
重度の骨格性であれば外科手術を伴う矯正治療の検討も必要となるため、レントゲンやCTによる精密な硬組織の診断のもとで、正しい原因を特定しなければなりません。

矯正診断において最も重要なツールのひとつが、「セファログラム」と呼ばれる特別なレントゲン写真です。
これは世界共通の規格で頭部を横や正面から撮影するもので、上下の顎の大きさや位置関係、頭蓋骨に対する顎の傾き、顎の骨に対する歯の角度といった詳細なデータを数値化できます。
このセファログラム分析を行うことで、骨格レベルでのオーダーメイドな治療計画が初めて可能になるのです。

また、優れた矯正歯科医は、お口の中だけを見ているわけではありません。
患者様がカウンセリングチェアに座るときの姿勢や歩き方、話し方、さらには飲み込みの瞬間まで細かく観察しています。
話すときに舌を突き出す「舌突出癖(ぜつとつしゅつへき)」がないか、口を閉じるときに顎の先端に梅干しのようなシワが寄っていないかなども、重要なチェック項目にほかなりません。

こうした機能面や姿勢の課題を見落とすと、どれだけ美しく歯を並べたとしても、治療終了後にご自身の筋肉や日常の姿勢が持つ力によって、後戻りを起こすリスクが高まります。

骨格と姿勢へのアプローチ

原因が骨格と姿勢にあるならば治療アプローチもそれに適応している必要があり、現代の矯正治療は全身の健康と調和する形へと進化を遂げています。

骨が柔らかく成長段階にある子どもの時期は、骨格的な原因そのものへの介入が可能です。
具体的には、急速拡大装置などの顎を広げる装置や、下顎の発育を促すバイオネーターなどを活用することで、歯が並ぶ「器」そのものを正しい大きさと位置に導くことができます。
子どものうちに適切なスペースを確保することは、将来大人になってから健康な歯を抜いて再矯正するリスクの軽減に直結するのです。

すでに骨格の成長が止まっている大人の場合、骨の形そのものを装置の力だけで大きく変えることはできません。
そのため、事前の精密診断によって「骨格的な限界を正確に把握すること」が治療の絶対条件となるのです。
骨の限界を超えて無理に歯を動かさないよう綿密なシミュレーションを行い、同時に治療期間中からお口のトレーニングも並行して進めていく必要があります。

お口のトレーニングには日常的な姿勢の改善や、MFT(口腔筋機能療法)と呼ばれるものがあり、舌の正しい位置を覚えさせて姿勢を正すことで、治療後の安定性が飛躍的に高まるのです。

まとめ

歯並びは今までの体の歴史が映し出される鏡であり、生まれ持った骨格という器と、今までの生活で培われた姿勢が複雑に絡み合って噛み合わせが形成されています。
今後矯正治療を検討するのであれば、事前の精密診断をどれだけ重視している歯科医院かを見極めることが重要であり、安さや治療期間の短さだけで判断するのは禁物です。
頭部や骨格、全身のバランスを総合的に診断して治療を行わなければ、真の美しさと健康を兼ね備えた歯並びを手に入れることはできません。
東京品川区五反田周辺で矯正治療をご検討の際には、是非、当院にご相談下さい。
一人一人に合った治療方法をご提案させて頂きます。