インプラント

【品川区五反田でインプラント治療】インプラントでも歯間ケアが必要?当たり前だ!

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「インプラントは人工の歯だから虫歯にならない、だから歯磨きもそこまで神経質にならなくていい」というような誤解をしていませんか。
しかし、ケアを怠っても大丈夫という認識は大きな間違いです。
人工の歯であっても、天然歯と同様のブラッシングはもちろんのこと、歯間部の手入れまで徹底しなければ、高額な費用をかけた治療がすべて水の泡になりかねません。
今回は、インプラントを長持ちさせるために欠かせない歯間ケアの重要性について、分かりやすく解説します。

なぜインプラントの歯間は汚れやすいのか

失った歯を補う選択肢として多くの支持を集めるインプラントは、「第二の永久歯」と称されるとおり天然歯に近い感覚でしっかり噛めるため、他の方法とは一線を画す存在です。
入れ歯のようなガタつきや、ブリッジのように周囲の健康な歯を大きく削るリスクもありません。
まさに現代の歯科医学がもたらした大きな恩恵と言えます。

しかし、こうした数々の魅力が、時にトラブルを招く誤解を生んでしまうのも事実です。
特に、最大の持ち味である「天然歯と変わらない噛み心地」が災いし、「インプラントにすればもう病気に悩まされることはない」という危険な勘違いにつながってしまうケースが少なくありません。

確かに、インプラントの頭部分は人工物なので、虫歯菌の酸によって溶かされる心配は物理的に皆無と言えます。
しかし、虫歯のリスクがないからといって、メンテナンスの手を抜いて良い理由にはならず、むしろ天然の歯以上に繊細な管理が欠かせません。
実は細菌の侵入に弱く、人工物だからこそご自身の歯の何倍も丁寧に扱わなければならないのです。
お口の健康を長く保つためには、日々のお手入れにしっかりとした工夫が求められます。

毎日どれほど丁寧なブラッシングを意識していても、歯ブラシ単体ではインプラントに付着した汚れの約6割しか除去できないのが実情です。
残る4割の汚れはインプラントと隣の歯の隙間や、インプラントと歯茎の境目の歯肉溝にしっかりと残ってしまうため、この部分をいかに攻略するかがトラブルを回避するための重要なカギとなります。

汚れが蓄積しやすい最大の理由は、人工歯根とアバットメント、そして被せ物という3つのパーツで構成されるインプラント特有の複雑な形状にあります。
歯の根元から頭にかけてなだらかなカーブを描いて生えている天然の歯とは違い、インプラントは細い土台の上に大きな被せ物が乗るような独自の構造をしています。
そのため、歯茎に近い根元部分には、天然歯のときよりも明らかに広くて深い、構造上の隙間がどうしても生じてしまうのです。

一般的な歯ブラシの直線的な毛先では、どれだけ当てる角度を工夫しても、この隙間の奥には届きません。
だからこそ、歯間ケアの専用道具であるデンタルフロスや歯間ブラシを組み合わせて使用しない限り、このスペースには毎日確実に、大量のプラークが溜まり続けてしまうのです。

インプラント周囲炎の恐怖

五反田駅前歯医者 
歯間の汚れをそのまま放置していると、インプラントの寿命を縮める最大の天敵である「インプラント周囲炎」を引き起こしてしまいます。
この病気は、天然の歯でいう歯周病とまったく同じメカニズムで進行するのが特徴です。
歯垢の中に潜む無数の歯周病菌が歯茎に炎症を起こし、最終的には歯を支えている顎の骨をじわじわと溶かしていきます。

実は、この病気はインプラントにとって天然歯の歯周病よりもはるかに危険な存在であり、歯科医師からは「サイレントキラー」や「最凶の病」として恐れられているほどです。
それほど手ごわい病気になってしまう原因は、「インプラントには歯根膜がない」という事実に集約されると言えるでしょう。

天然歯の場合、顎の骨との間に歯根膜という組織があり、噛んだときの衝撃を和らげる役割を果たしています。
ここで重要なのは、歯根膜の内部には豊富な血管が通っているという点です。
血管が存在するということは、細菌の侵入に対して白血球などの免疫細胞を患部に供給できる体制が整っていることを意味します。
さらに歯根膜は、強固な繊維によって細菌の侵入を物理的にブロックする防波堤の役割も果たしているのです。

しかし、人工物であるインプラントにはこの歯根膜がありません。
そのため、ひとたび歯茎の境目から細菌が入り込むと、何の抵抗も受けないまま一気に顎の骨まで達してしまいます。
その進行速度は通常の歯周病の数倍ともいわれており、あっという間に周囲の骨を破壊し尽くしてしまうのです。

さらに恐ろしいのは、インプラント周囲炎によって状態が悪化していても、その危険を察知するまでにかなりの時間がかかってしまう点です。
天然歯には神経が通っているため、炎症が骨に近づくと「冷たいものが染みる」「噛むと鈍痛がする」「歯茎がむずがゆい」といった何らかのサインで異変を察知することができます。
しかし、インプラントは神経が存在しない完全な人工物なので、顎の骨が溶かされて本体がグラグラし始めるまで痛みや不快感を覚えることはほぼありません。
結果として、自覚症状が出てから通院しても、すでに手遅れの状態になっているケースがほとんどです。

また、骨との結合をスムーズにするためにインプラントの表面に施された凹凸加工(ラフサーフェス)も、皮肉なことに仇となってしまいます。
この複雑な凹凸に入り込み、こびりついてしまった細菌を口内で完全に除去・殺菌することは、現代の先端医療をもってしても至難の業です。
洗浄が追いつかなくなれば顎の骨は容赦なく溶け続けるため、インプラント周囲炎は、何の予告もないまま突然インプラントが抜け落ちてしまうという「最悪の結末」を招きかねません。

今日から始める正しいケア

インプラントを一生ものの素晴らしい相棒にするために必要なのは、特別な技術でも高価なサプリメントでもありません。
毎日の正しい歯間ケアという、基本的なルーティンの確立こそが何より大切です。

まずは、インプラントと隣の歯がピタッと接している隙間の汚れを、フロスを使って効率よく落とすことから始めましょう。
ただし、糸を真上から力任せに押し込んでしまうと歯茎を傷つけてしまうため、ノコギリを引くようにゆっくりと挿入し、優しく上下に動かして汚れを絡めとるのが鉄則です。
また、インプラントの根元にできやすいやや広めの隙間に対しては、歯間ブラシが最も高い効果を発揮してくれます。

ここで最も重要となるのがサイズ選びであり、自己判断で決めるのは禁物です。小さすぎると汚れが全く落ちず、逆に大きすぎればインプラントや歯茎を物理的に傷つけてしまう恐れがあります。
もう一歩丁寧なケアを目指すなら、毛先が小さな円錐状にまとまった一本磨き用のタフトブラシも効果的です。
これがあれば、フロスや歯間ブラシでも届きにくいピンポイントな凹みを掃除する際、絶大な威力を発揮します。
ペンを持つように軽く握り、鏡を見ながら毛先を隙間に当てて小刻みに動かし、汚れを丁寧に落としてください。

人間は起きている間、唾液が持つ強力な抗菌作用によってお口の中の細菌繁殖を抑えています。
しかし、睡眠中は唾液の分泌量が極端に減ってしまうため、どうしても細菌が増えやすくなってしまいます。
したがって、1日1回、就寝前に適切なケアを実践し、歯間に形成されたバイオフィルムを専用の道具でしっかりと破壊しておくことこそが、インプラント周囲炎を予防する最大の防御策です。

ただし、どれほど手先が器用な人であっても、自宅でのセルフケアだけで汚れを100%除去することは不可能です。
どうしても残ってしまう汚れに対処するためにも、歯科医院での定期メンテナンスを習慣化することが欠かせません。
毎日のセルフケアと、歯科医院でのプロフェッショナルケアを車の両輪のように機能させることが、インプラントを長持ちさせるための絶対条件と言えます。

クリニックでの定期メンテナンスでは、高倍率ルーペや歯科用顕微鏡といった専門器具を用いながら、肉眼では見えないレベルの徹底的なチェックやクリーニングを行います。
「痛みがないから歯医者に行かない」のではなく、「痛みが起こらないようにするために定期ケアを受ける」ことこそが、インプラントの寿命を延ばす最適解です。

まとめ

インプラント治療の成功は手術の成功だけでなく、歯間ケアを継続することで初めて完成となり、ケアを怠ってしまうとインプラント周囲炎になってしまうリスクが高まります。
虫歯にならない人工の歯だからこそ、天然歯以上に優しく、丁寧に労わってあげる必要があり、歯間ケアが必要なのは当たり前のことだという意識を持つことが何より大切です。
毎日のフロスや歯間ブラシを習慣化して、インプラントを長く快適に使い続けるようにしましょう。
東京品川区五反田周辺で矯正治療をご検討の際には、是非、当院にご相談下さい。
一人一人に合った治療方法をご提案させて頂きます。