40代女性 痛みがあった奥歯の「根管治療」を行い劣化した銀歯を「セラミッククラウン」で修復しよく噛めるようにした症例
BEFORE
AFTER
年齢・性別 | 40代女性 |
---|---|
診療種別 | 自由診療 |
治療期間の目安 | - |
治療回数の目安 | 6回 |
治療費総額の目安 | 162,580円 |
ご相談内容
「被せ物が欠けていて痛みがある」とご相談いただきました。
カウンセリング・診断結果
拝見したところ、左上奥歯(第2大臼歯/7番)に他院で治療した金属の被せ物「メタルクラウン」が装着されていましたが、劣化していて痛みが出ていました。
併せて虫歯の検査を行った結果、歯の根の先に炎症が起こって膿が溜まる「根尖性歯周炎」も認められます。
このまま放置すると周囲の骨を溶かして歯を失うリスクがあり、痛みの原因を取り除くためにも早急に治療を行う必要があると診断しました。
行ったご提案・治療内容
まずは装着されているメタルクラウンを取り外し、細菌感染している病巣部分の洗浄と消毒をしてきれいにしたうえで薬剤を詰める「根管治療」を行ったあと、被せ物を新しく作り替える治療方法をおすすめし、了承いただきました。
また、患者様の噛む力が強いことや、治療部位が奥歯で負担がかかりやすいことなどを踏まえると、新しい被せ物には耐久性の高い「セラミッククラウン」が適しています。セラミックは歯垢が付着しにくく、虫歯のリスクを抑えられるメリットがあります。
患者様は「虫歯になりにくい材質で治療したい」との理由から、セラミッククラウンでの修復を希望されました。
最初にメタルクラウンを外して根管治療を行い、最終的な被せ物を装着するための土台を作り、歯の形をきれいに整えてから型取りをします。
当院では、口腔内スキャナーで歯の形を3Dデータ化する「光学印象」を採用して治療時間を短縮し、患者様の負担を軽減できるよう努めています。
後日、完成したセラミッククラウンを装着し、治療を終了しました。
この治療のリスクについて
・まれに根管治療後も再治療、外科手術、抜歯などの処置が必要となる場合があります
・治療中まれに器具の破折、被せ物や詰め物など修復物の損傷、歯の破折が起こる場合があります
・治療中や治療後に不快症状が出たり、治療後に痛みや腫れなどが生じたりする可能性があります
・硬い素材の場合、他の天然歯を傷つけることがあります
・噛み合わせや歯ぎしりが強い場合、セラミックが割れる可能性があります
・一部の治療を除き、自費診療(保険適用外治療)です