50代男性 銀歯の下に再発した虫歯を除去し「セラミックインレー」で修復した症例
BEFORE
AFTER
年齢・性別 | 50代男性 |
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診療種別 | 自由診療 |
治療期間の目安 | - |
治療回数の目安 | 2回 |
治療費総額の目安 | 153,560円 |
ご相談内容
「銀歯の下に虫歯があると他院で言われた。痛みがないので様子を見ているが気になってきたので、早めに治療したい」とご相談いただきました。
カウンセリング・診断結果
拝見したところ、左上の奥歯2本(第1大臼歯/6番、第2大臼歯/7番)は過去に他の歯科医院で装着された金属の詰め物「メタルインレー」の下で虫歯が再発していました。
このまま放置すると虫歯が徐々に広がり痛みが出る可能性があります。
そのため、早めに虫歯を取り除いてから新しい詰め物で修復する治療が必要と診断しました。
行ったご提案・治療内容
患者様は「銀歯は目立つので、白い詰め物で治療したい」とご希望されたため、虫歯を取り除いたあと、保険適用の白いプラスチックの詰め物「CAD/CAMインレー」もしくは自費診療の白い詰め物「セラミックインレー」で修復する治療を提案しました。
CAD/CAMインレーは比較的安価ですが劣化しやすく、詰め物と歯の隙間から細菌が入り虫歯が再発する可能性が高くなります。一方で、セラミックインレーは細菌や汚れが付着しにくいため虫歯の再発リスクを抑えることができ、耐久性にも優れているといったメリットがあります。
それぞれの特徴を丁寧に説明したところ、「虫歯になりにくい詰め物がよい」との理由からセラミックインレーを選択されました。
まず左上奥歯2本に装着されている金属の詰め物を除去したあとに薬液で虫歯部分を染め出して、取り残しがないよう丁寧に虫歯を取り除きます。
次に歯の形をきれいに整えてから、セラミックインレーを作製するための型取りとして、お口の中を撮影して3Dデータ化する「光学印象」を行いました。
光学印象は従来の型取りと比べて短時間で済み、患者様の負担を軽減できます。
後日、完成したセラミックインレーを装着して治療を終了しました。
この治療のリスクについて
・治療中に痛みを伴う場合があります
・治療後に正しい歯磨きやメンテナンスを怠ると、虫歯が再発する場合があります
・治療後は神経が過敏になっているため、痛みが生じる場合があります
・セラミックの装着に際し、天然歯を削る必要があります
・噛み合わせや歯ぎしりが強い場合、セラミックが割れる可能性があります