30代女性 金属の詰め物の下で再発した虫歯を除去したあと「セラミックインレー」で美しく修復した症例
BEFORE
AFTER
| 年齢・性別 | 30代女性 |
|---|---|
| 診療種別 | 自由診療 |
| 治療期間の目安 | - |
| 治療回数の目安 | 3回 |
| 治療費総額の目安 | 76,780円 |
ご相談内容
「虫歯がないか診てほしい。虫歯があればしっかり治療したい」とご相談いただきました。
カウンセリング・診断結果
拝見したところ、右上の奥歯（第1大臼歯／6番）は過去に他の歯科医院で装着された金属の詰め物「メタルインレー」の下で虫歯が再発しており、さらに手前の歯（第2小臼歯／5番）にも虫歯が生じていました。
歯と歯の間は磨きにくく汚れが溜まりやすいため、隣り合う歯に虫歯が広がってしまうおそれもあります。
この状態のまま放置すると、虫歯が徐々に進行し痛みが出る可能性もあるため、早めの治療が必要と診断しました。
行ったご提案・治療内容
診断結果を説明したうえで、虫歯を取り除いたあと保険診療の白い詰め物「CAD／CAMインレー」もしくは、自費診療の白い詰め物「セラミックインレー」で修復する方法を提案しました。
CAD／CAMインレーは比較的費用を抑えることが可能ですが、劣化しやすく詰め物と歯の隙間から虫歯が再発する可能性が高い傾向にあります。一方で、セラミックインレーは保険診療よりも費用がかかりますが、細菌が付着しにくいため、虫歯の再発リスクを抑えながらより見た目も自然な仕上がりになります。
それぞれの特徴を丁寧にお伝えしたところ、患者様は「虫歯になりにくく自然な白さの詰め物で治したい」との理由から、セラミックインレーを選択されました。
まず、右上の第1大臼歯に装着されている金属の詰め物を取り除き、虫歯部分を染め出す染色液で確認しながら虫歯を丁寧に除去しました。
次に、歯の形をきれいに整え、セラミックインレーを作製するための型取りとして、お口の中を撮影して3Dデータ化する「光学印象」を行っています。
光学印象は従来の型取りと比較して短時間で実施できるため、患者様の負担を軽減できるメリットがあります。
後日、完成したセラミックインレーを装着し、他部位の虫歯治療も行ってからメンテナンスに移行しました。
この治療のリスクについて
・治療中に痛みを伴う場合があります
・治療後に正しい歯磨きやメンテナンスを怠ると、虫歯が再発する場合があります
・治療後は神経が過敏になっているため、痛みが生じる場合があります
・装着に際し、天然歯を削る必要があります
・噛み合わせや歯ぎしりが強い場合、セラミックが割れる可能性があります
・一部の治療を除き、自費診療（保険適用外治療）です