40代女性 奥歯に生じた虫歯を除去したあと自然な色合いのセラミックインレーで修復した症例
BEFORE
AFTER
| 年齢・性別 | 40代女性 |
|---|---|
| 診療種別 | 自由診療 |
| 治療期間の目安 | - |
| 治療回数の目安 | 2回 |
| 治療費総額の目安 | 65,780円 |
ご相談内容
「虫歯がないかチェックしてほしい」とご相談いただきました。
カウンセリング・診断結果
拝見したところ、右下奥歯の噛み合わせ部分と手前の歯と接する「隣接面」に虫歯が生じており、大きく欠けている状態でした。
このまま放置すると、虫歯がさらに進行して痛みが出たり、歯の内部にまで感染がおよび神経の治療を行ったりする可能性が高まるため、早めに虫歯を取り除き詰め物で修復する必要があると診断しました。
行ったご提案・治療内容
虫歯を取り除いたあとの修復方法として、患者様は白い材料による修復を希望されたため、以下2つの方法を提案しました。
①保険診療の白い詰め物「CAD／CAMインレー」を用いた修復
プラスチックとセラミックを混ぜ合わせた白い素材で、自費診療に比べて費用を抑えることができます。ただしプラスチックを主成分とすることから、天然歯よりも表面のきめが粗くなり、汚れが付着しやすく強度も高くないことから、割れたり欠けたりするおそれがあります。
②自由診療の白い詰め物「セラミックインレー」を用いた修復
保険診療に比べて費用はかかるものの、天然歯のような強度と透明感があり汚れも付着しにくいため、虫歯の再発リスクを軽減することが可能です。
それぞれのメリット・デメリットを丁寧に説明したところ、患者様は「虫歯になりにくい材料で治したい」との理由から、②のセラミックインレーによる修復を希望されました。
まず、虫歯部分を染め出す染色液を用いて虫歯を丁寧に取り除きました。
次に詰め物を作製するために歯の形を整え、口腔内をカメラでスキャンし3Dデータ化する「光学印象」を用いて、型取りを行っています。
光学印象は従来の型取りと比較して短時間で行えるため、患者様の負担を軽減できます。
後日、完成したセラミックインレーを装着し、ほかの虫歯治療も実施しました。
虫歯治療後は、3ヶ月に一度のメンテナンスで通院いただいています。
この治療のリスクについて
・治療中に痛みを伴う場合があります
・治療後に正しい歯磨きやメンテナンスを怠ると、虫歯が再発する場合があります
・治療後は神経が過敏になっているため、痛みが生じる場合があります
・装着に際し、天然歯を削る必要があります
・噛み合わせや歯ぎしりが強い場合、セラミックが割れる可能性があります
・一部の治療を除き、自費診療（保険適用外治療）です