症例集 −

40代男性 銀歯の下で再発した虫歯を取り除きセラミックインレーで修復した症例

  • BEFORE

  • AFTER

年齢・性別 40代男性
診療種別 自由診療
治療期間の目安 -
治療回数の目安 2回
治療費総額の目安 168,000円

ご相談内容

「銀歯の横が黒くて気になる。しばらく歯科医院に通えておらず、虫歯が心配なので診てほしい」とご相談いただきました。

カウンセリング・診断結果

拝見したところ、左下の奥歯2本には保険診療の金属の詰め物「メタルインレー」が装着されていたものの、詰め物の下で虫歯が再発していました。

このまま放置すると、虫歯が徐々に広がって痛みが出たり、細菌が歯の内部の神経組織にまで達して神経を取ったりしなければならないおそれもあることから、早急に虫歯を除去して新しい詰め物で修復する必要があると診断しました。

行ったご提案・治療内容

虫歯を除去したあとの修復方法として、以下3つの治療を提案しました。

①前回と同様のメタルインレーによる修復
強度が高いため奥歯治療に適しているものの、経年劣化によって金属の収縮や変形が起こりやすく、歯との間に隙間が生じて虫歯が再発する可能性があります。

②保険診療の白い詰め物「CAD/CAMインレー」による修復
白い歯科用プラスチックで目立ちにくいのがメリットではあるものの、傷がつきやすく割れたり外れたりしやすい性質があります。

③自由診療の白い詰め物「セラミックインレー」による修復
自由診療のため保険診療に比べて費用は高い傾向にありますが、天然歯のような自然な白さや耐久性に優れていること、汚れが付着しにくいことなどから虫歯の再発リスクを軽減することが可能です。

それぞれの特徴を丁寧に説明したところ、患者様は「虫歯になりにくい材料で治療したい」との理由から、③のセラミックインレーによる修復を選択されました。

まず、口腔内全体をクリーニングで清潔な状態にしてから、麻酔を行いメタルインレーを除去し、取り残しがないよう確認しながら丁寧に虫歯を取り除きました。
次に歯の形を整え、口腔内を撮影して3Dデータ化する「光学印象」を用いて、セラミックインレーを作製するための型取りを行っています。
光学印象は従来の型取りと比較して短時間で実施できるため、患者様の負担を減らすことが可能です。

後日、完成したセラミックインレーを装着し、治療を終了しました。
現在は、虫歯が再発しないよう定期的なメンテナンスのため通院いただいています。

この治療のリスクについて

・治療中に痛みを伴う場合があります
・治療後に正しい歯磨きやメンテナンスを怠ると、虫歯が再発する場合があります
・治療後は神経が過敏になっているため、痛みが生じる場合があります
・装着に際し、天然歯を削る場合があります
・噛み合わせや歯ぎしりが強い場合、セラミックが割れる可能性があります
・一部の治療を除き、自費診療(保険適用外治療)です