口腔外科

【東京都品川区五反田の歯医者】カンジダ症について語ってみた

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カンジダ症は常在菌が原因で引き起こされる「日和見感染症」の一種であり、皮膚や粘膜など体のさまざまな場所に症状が現れるのが特徴です。
決して珍しい病気ではありませんが、放置すると悪化して長引くこともあります。
しかし、早期に適切な治療を行えば、しっかりと完治を目指せる病気です。
それでは、カンジダ症を根本から治すためには具体的にどのような対処が求められるのでしょうか?
今回は、カンジダ症の主な原因や注意すべき症状の詳細ついて解説します。

カンジダ症とは?

カンジダ症とは、「カンジダ」というカビの一種である真菌によって引き起こされる感染症です。
この菌は、普段は口内や腸、膣などにひっそりと生息する常在菌で、健康な状態であれば悪影響を及ぼすことはありません。
しかし、免疫機能が低下したり菌のバランスが崩れたりすると、カンジダ菌が異常に増殖して牙をむき、さまざまな不調を招くようになります。
たとえば、口内に存在するカンジダ菌が過剰に増えた結果として発症するのが「口腔カンジダ症」です。

カンジダ症は性感染症と混同されやすい病気ですが、実は性行為が直接の感染経路となるわけではありません。
もともと自分の体内に棲みつく常在菌が、疲れや刺激などをきっかけに増えて悪さをする病気です。
したがって、体が弱っている時などに起こる「体調の変化」の一種だと考えましょう。
無用な不安やトラブルを避けるためにも、カンジダ症に対する正しい知識を持ち、冷静に対処することが大切です。

カンジダ症の発症には複数の要因が関わっていますが、最も注意が必要なのは、免疫力の低下です。
慢性的なストレスや過労、睡眠不足などの生活習慣の乱れは、免疫力の低下を引き起こします。
また、妊娠や出産、生理前後、更年期といったホルモンバランスの変化が激しい時期も、体の抵抗力が弱まりやすいため、注意が必要です。
免疫力が落ちると他の病気にもかかりやすくなるため、日頃からのセルフケアが欠かせません。

体質や持病だけでなく、現在受けている治療や生活習慣がカンジダ症の発症リスクを高めることもあります。
たとえば、糖尿病やHIV感染症などの基礎疾患がある場合や、がん治療、ステロイド剤や抗菌薬の長期使用など、治療や薬剤の影響も体内の菌バランスを乱しやすいため、要注意です。

意外なものでは、局所的な環境の悪化が挙げられます。
口内の乾燥や入れ歯などの義歯の汚れ、下着による蒸れなども、菌を活発にする絶好のチャンスを与えてしまいます。

こうした複数の要因が重なることで、普段は無害な菌であるカンジダが活性化して増えてしまい、かゆみや痛みなどの症状が現れるようになるのです。

口腔カンジダ症の特徴

五反田駅前歯医者 
数あるカンジダ症の中でも、特に口内でカンジダ症が増殖して発症するものを「口腔カンジダ症」といいます。
代表的な症例として、口内の乾燥や両側の口角が切れて痛む口角炎、粘膜が赤く腫れる口内炎などが挙げられます。
ときには、白い斑点のようなものがポツポツと現れたりすることもあるため、日々のセルフチェックが大切です。
特に乾燥が進むと、強い不快感だけでなく食事にも支障をきたし、毎日の生活がとても不便に感じてしまうでしょう。

また、見逃されがちな白い斑点は、カンジダ菌の異常な増殖を示すサインです。
もしも頬の裏や舌、歯茎に白い斑点がある場合には、単なる汚れだと思って放置せず、適切な治療を受ける必要があります。
そのままにしておくと粘膜が赤く腫れて痛みが増し、さらなる悪化を招きかねません。
ストレスや過労、睡眠不足、糖尿病などで免疫力が低下している場合には特に発症しやすいため、少しでも変化を見つけたら、早めに歯科医院で相談することが大切です。

口腔カンジダ症の痛みは、生活の質を大幅に低下させます。
特に痛みが強い場合には、食べ物を噛む・飲み込むという、食事に必要な動作が困難になってしまいます。
食事の楽しみを奪うだけでなく、低栄養を引き起こし、全身の健康を著しく損なうかもしれません。
また、この病気は合併症のリスクも高いため、予防と早期発見・対応が不可欠です。
あらかじめ病気のサインを正しく理解しておくことが、異変を見逃さず、適切な治療を受けるための近道となります。

口内の健康を維持することは、全身の健康を守ることにもつながります。
口腔カンジダ症をはじめとする病気のサインをいち早く察知できるよう、日頃から口内をよく観察する習慣をつけることが大切です。
健康な口内環境を保つために、毎日の口腔ケアには十分気を配りましょう。
もし、少しでも違和感があれば、速やかに歯科医院を受診してください。

口腔カンジダ症の予防と対処法

口腔カンジダ症の発症を未然に防ぐための核心は、日々の正しい習慣です。
では、具体的にどのような予防法が効果を発揮するのでしょうか?

まず基本となるのは、歯磨きをはじめとする入念なセルフケアです。
清潔な口内環境を維持するために、日々の歯磨きを「なんとなく」から「徹底的」なものへと変えることが、予防の第一歩となります。

とはいえ、歯ブラシ一本では、汚れをしっかり取り除くのに不十分です。
より確実に菌の増殖を防ぐために、毎日のケアに歯間ブラシやフロスなどもプラスして、隙間のプラークまできれいに取り除きましょう。

また、歯のケアに加えて、意識したいのが舌の状態です。
舌の表面に付着する白い汚れ(舌苔)が厚みを増すと、カンジダ菌にとって非常に居心地のよい環境を作り出してしまいます。
菌を増やさないためにも、専用の舌ブラシを使用して舌の表面を優しく掃除しましょう。

口内の清掃だけでなく、癖や習慣を見直すことも欠かせません。
たとえば、口呼吸の習慣は口内を乾燥させ、天然の洗浄液である唾液の分泌を妨げてしまいます。
虫歯や歯周病のリスクを高めるだけでなく、免疫力が低下している場合にはカンジダ菌の増殖を助長する大きな要因になります。
良好な口内環境をつくるためにも、鼻呼吸を意識して潤いを保つことが大切です。
食習慣に関しては、砂糖をたっぷり使用した甘いものを控えましょう。
糖分はカンジダ菌のエネルギー源になるだけでなく、菌の性質を悪い方向へと変えてしまいます。
本来、カンジダ菌は丸い形でおとなしくしていますが、糖分をエサにすると鋭く尖った「菌糸状」へと変身し、粘膜に突き刺さるなど、攻撃性が高まるのです。
ご飯やパンなどの炭水化物も栄養になるため、野菜なども取り入れたバランスの良い食事を心がけ、菌が暴れにくい体をつくっていきましょう。

なお、カンジダ菌が暴走しないよう、食べ物の力を借りるのも一つの方法です。
たとえば、ヨーグルトや納豆などのプロバイオティクスを含む発酵食品を取り入れると、善玉菌の増殖を促し、カンジダ菌の活動を抑制できます。
中鎖脂肪酸を豊富に含むオイルや特定のハーブ類など、菌の増殖をブロックする心強い味方はほかにもあります。
毎日の食事にこれらを積極的に取り入れて、「食べる予防」で菌に強い体を作っていきましょう。

それに加えて、生活習慣を見直して、免疫力を高めることも欠かせない対策です。
特にストレスや睡眠不足は免疫機能を低下させ、カンジダ菌の活動を活性化させる大きな要因になります。
ゆっくり休み、軽い運動でリフレッシュできる時間をつくりましょう。
ぐっすり眠るだけでも、体は菌と戦う力を蓄えてくれるため、カンジダ菌の増殖から身を守る防壁になります。

あわせて歯科医院での定期検診を受けておくと、さらに安心です。
専門家に口内をチェックしてもらうことで、口腔カンジダ症の早期発見や予防をより確実なものにします。

口内の健康を保つ秘訣は、サプリメントや薬に頼ることではなく、こうした日々の小さな積み重ねにあるのです。

まとめ

カンジダ症とはカンジダ菌という常在菌の一種が異常に増殖することで発症する病気であり、体のあちこちに症状が現れる可能性があります。
特に口内で発症するものは口腔カンジダ症と呼ばれ、乾燥や口角炎、粘膜の白い斑点、赤みのある口内炎などの多様な症状を伴います。
こうしたトラブルを未然に防ぐために重要なのは、毎日のセルフケアを継続することです。
歯磨きだけでなく、舌の汚れもしっかり落として口内を清潔に保ち続けることが、健康を守る鍵となります。
東京品川区五反田周辺で矯正治療をご検討の際には、是非、当院にご相談下さい。
一人一人に合った治療方法をご提案させて頂きます。