ブログ

【東京都品川区五反田の歯医者】幼少期から矯正治療をする理由

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

矯正治療の中でも、特に幼少期から始める矯正治療のことを小児矯正といいます。

幼少期から治療をわざわざ始める必要があるのかと、疑問に思う人もいるかもしれません。

幼少期から受けることで、メリットはあるのでしょうか?

なぜ、幼少期から矯正治療をするのか、理由を解説します。

小児矯正の必要性とは?

歯並びを整えるために行う矯正治療は、子どもの場合は今後永久歯に生え変わった際に歯並びが変わるため、必要無いと思っている人も多いでしょう。

しかし、永久歯に生え変わった時に備えるためにも、子どもの矯正治療である小児矯正は必要です。

歯が生え変わるときは、基本的に乳歯が生えている場所に永久歯が生えます。

そのため、乳歯が正しい位置になければ永久歯も正しく生えてきません。

乳歯のうちから生えている位置を正しいものにすることで、永久歯も正しい位置に生えてくるようになります。

また、幼少期は顎が未発達で徐々に成長していきますが、矯正治療を受けることで顎の発達も促すことが可能です。

歯並びを整えておくことで、顎が適切に成長するようになり、永久歯に生え変わってもきれいな歯並びになります。

小児矯正は、顎の成長不足や過度な成長を防ぐことにつながり、出っ歯や八重歯、受け口などの予防も可能です。

矯正装置を装着したとき、子どもの方が慣れるのが早く、歯を動かすのにも適しています。

そのため、子どものときから治療を始めた方が治療しやすいというメリットがあります。

歯列矯正には年齢制限がないため、歯が生え揃えばいつからでも始めることが可能です。

ただし、子どもの矯正治療と大人の矯正治療では内容が異なります。

小児矯正は、歯が生え揃って永久歯に全て生え変わるまでの間、おおよそ6歳から15歳までの間に行う矯正治療です。

歯並びが悪くても、見た目が悪くなるだけだと思っている人が多いのですが、実は健康状態や全身の発達などにも関わります。

放置していると、虫歯や歯周病のリスクも高くなってしまうため、子どものうちから矯正治療をした方が高い効果を発揮します。

小児矯正のメリット

小児矯正には多くのメリットがあります。

特に、いくつかの症状が改善される可能性があるというのは大きなメリットといえるでしょう。

たとえば、口呼吸をする子どもは鼻腔が狭いため鼻呼吸が難しいのですが、小児矯正で上顎を広げることで鼻腔も広がり、鼻呼吸がしやすくなります。

上顎が広がることでいびきや鼻詰まり、ぜんそくなどの改善にもつながり、鼻呼吸になることで風邪もひきにくくなるのです。

また、噛み合わせが整うことでしっかりと食べ物を噛むことができるようになり、食事も楽しくなります。

成長期が過ぎてから矯正治療をすると顎の骨を動かすのが難しくなりますが、小児矯正の場合はまだ成長中なので比較的動かしやすいでしょう。

顎の骨を動かすことで、顎の大きさやバランスなどもコントロールしながら歯並びを矯正できます。

子どもの頃に顎の大きさやバランスを整えることで、噛み合わせなどもしっかりと合うようになって正常に成長していくのです。

歯並びが悪い場合の弊害として、歯に隙間が多くなるため間に歯垢や食べかすが溜まってしまうことが挙げられます。

隙間に溜まった汚れは、歯磨きをしても落としきれないことが増えてしまい、虫歯や歯周病の原因となります。

歯並びを整えることで歯の隙間は少なくなり、歯磨きで綺麗に汚れや歯垢を落としやすくなって歯を清潔に保つことが可能です。

また、歯並びが悪いとしっかり噛んだつもりでも隙間が多くなり、噛み切れないことがありますが、矯正治療によって噛み合わせも改善されるでしょう。

歯列矯正は集中力を高めることにもつながり、噛み合わせが良くなると噛んだ時脳に刺激が伝わりやすくなるため、脳が活性化して集中力も高まります。

落ち着いて物事に取り組むことができるようになり、勉強にも集中できるようになるため、子どもの頃から矯正治療を行うのがおすすめです。

歯列矯正で歯並びを整えることで、口腔内や体全体の健康を維持できます。

それだけでなく、健康なまま過ごすことができるため、生涯の医療費の軽減にもつながります。

歯周病や虫歯などは、口内の健康だけではなく全身に悪影響を及ぼすため、予防することで全体的な病気の予防にもなるのです。

病気になることが多い子どもで歯並びが乱れている場合には、一度小児矯正を受けることを検討してみてください。

小児矯正と比べると、大人になってから矯正治療を受けた場合には時間がかかります。

そのため、できるだけ幼少期から矯正治療を受けた方がいいでしょう。

まとめ

矯正治療は大人になってからでも受けることができますが、幼少期から受けることで多くのメリットがあります。

生えているのが乳歯では永久歯に生え変わったら意味がなくなると思われがちですが、実は乳歯を正しい位置に移動させていれば永久歯も同じ位置にきちんと生えてきます。

幼少期に矯正治療を受けることで、歯並びも整い将来の健康も守ることができるため、なるべく早く治療を受けましょう。

東京品川区五反田周辺で矯正治療をご検討の際には、是非、当院にご相談下さい。

一人一人に合った治療方法をご提案させて頂きます。