インビザライン

【矯正治療で有名な歯医者】マウスピース矯正はよくない?という質問に終止符を打ってみた

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

インビザラインをはじめとしたマウスピース矯正は装置が目立たず、取り外しの自由度が高いことから、人知れず矯正治療を行いたい方の第一選択となります。
その一方で、「マウスピース矯正は良くないのでは?」という質問が多く寄せられる治療法であるのも確かです。
こうしたネガティブな反応の背景には、治療の失敗例が少なからず影響していますが、そもそも成否に違いが生まれる原因はどこにあるのでしょうか。
今回はそんな疑問に終止符を打つべく、この治療の詳細やワイヤー矯正との比較、向いている方とそうでない方との違いについて解説します。

そもそもマウスピースはよくないのか?

デジタル技術を駆使したマウスピース矯正は安全性が高く、優れた正当な矯正治療だと言えます。
しかし、「適応症の誤認」「患者の自己管理不足」「歯科医師の経験や診断不足」という3つの悪条件が揃った途端に、最悪のゴールに向けてひた走ってしまうのです。

「マウスピース矯正は良くない?」という疑問に対して、この治療法の質が悪いわけではないと断言できます。
それなのに悪しざまに言われてしまう原因は、使い方や選び方、向き合い方を誤る点に潜んでいるのです。

これほど普及しているにもかかわらず、常にネガティブな意見が消えない背景には、主に4つの明確な理由が隠されています。

まず1つ目の要因として挙げられるのは、格安のマウスピース矯正ブランドの急増にほかなりません。
近年、SNS広告などで「月々数千円・通院回数ミニマム・前歯だけの部分矯正」といった手軽さを前面に出した格安ブランドが雨後の筍のように増えました。
しかし、安価な費用と引き換えに、精密な検査を省いて前歯の見た目だけを整えるケースが存在するのも事実です。
結果として、前歯はきれいに並んでも奥歯が噛み合わなくなったり、歯列が崩れて頭痛や顎関節症を引き起こしたりするトラブルが多発しました。
こうしたトラブルや失敗談を耳にした方が、「マウスピース矯正は良くない」と誤解したことで、治療そのものへの悪評につながってしまったのです。

次に挙げられるのが、マウスピース矯正が不得手とする歯並びの存在にあります。
歯をきれいに並べるスペースが足りないときは、小臼歯などを抜いて歯を大きく平行移動させなければなりません。
しかしマウスピース矯正は歯を傾ける動きは得意な反面、根本ごと水平に大きく動かす動作は非常に苦手です。
無理にマウスピースだけで抜歯を伴う治療を行おうとすると、歯が途中で斜めに倒れ込み、リカバリーが不可能な状態に陥ります。

また、マウスピース矯正ならではの「自由に取り外し可能」という強みが、最大のデメリットに変わってしまうケースがある点も理由の1つです。
この治療では、食事と歯磨き以外は睡眠中も含めて1日20時間から22時間必ず装着しなければ、歯は計画通りに動きません。
「痛いから外したまま寝よう」「旅行中だから外しておこう」など、計画から外れて未装着の時間を増やしてしまうと、歯は数日で元の位置に後戻りしてしまいます。
その結果、シミュレーションと実際の歯の動きにズレが生じ、マウスピースがきれいにフィットしなくなるのです。

最後に見落とせないのが、歯科医師の経験不足です。
インビザラインをはじめとするマウスピース矯正は、データを送るだけでメーカーのAIが自動で治療計画の初期案を作ってくれます。
このとき、経験の浅い一般の歯科医師は、AIが作った計画を正しいものと鵜呑みにしてそのまま治療をスタートしてしまうケースが少なくありません。
しかし、人間の骨や筋肉はAIの計算通りには動かないため、予測実現性を見極めて、計画をプロの目で修正できるドクターでなければ高確率で失敗してしまうでしょう。

ワイヤー矯正との比較

五反田駅前歯医者 
マウスピース矯正を始めようと決意したものの、良くない評判を聞いて心配に思う方もいるかもしれません。
まずは不安を解消するために、伝統的なワイヤー矯正との違いについて知っておきましょう。

マウスピース矯正の優れている点といえば、何よりその目立ちにくさにあります。
透明なプラスチックで作られているため、装着していても周囲に気づかれることはほとんどありません。
一方でワイヤー矯正の場合、歯の表側に装着すると目立つデメリットがありますが、裏側への配置や目立たない素材を選ぶことで回避できます。

また、マウスピースが自分で取り外せるのに対し、ワイヤー矯正は24時間装着したままでなければなりません。
さらに、歯を動かすことで生じる痛みを比較すると、ワイヤー矯正の方が強く、マウスピース矯正は比較的マイルドに抑えられる傾向が見られます。

しかし、マウスピース矯正は対応できる症例が軽度から中度の歯のがたつき、あるいは前歯のすきっ歯程度に限られる点がデメリットです。
ワイヤー矯正は、軽度な症例はもちろんのこと、重度の歯列不正や骨格的な問題、さらには抜歯を要する症例まで、ほぼ全てのケースをカバ―できる強みを備えています。

加えて、マウスピース矯正は着脱が自由な反面、徹底した自己管理が欠かせませんが、ワイヤー矯正は自力で外す仕組みではありません。
一見すると不便にも思えますが、管理が苦手な方にとっては計画通りに治療が進んでいくため、かえって好都合に働きます。

お口のケアの観点では、取り外しが可能なマウスピース矯正は、普段通りの歯磨きができるため、虫歯などのリスクを低く抑えられます。
一方のワイヤー矯正は磨き残しが生じやすい分、どうしてもトラブルのリスクが高まることから、歯科医院でのチェックと専門的なクリーニングを継続しなければなりません。

マウスピース矯正に向いている?向いていない?

マウスピース矯正の成否を分けるのは、「自身が成功しやすいタイプに該当するかどうか」という点に尽きます。
もし当てはまればこの治療法は最高の選択になりますが、そうでなければ最悪の結果を招きかねません。

まず大前提として挙げられるのが、自己管理を徹底できるという条件です。
装着し忘れを防ぐためにリマインダーを活用し、毎日確実に20時間以上装着できれば、治療はスムーズに進みやすいでしょう。

また、接客業やモデル、営業職といった人前に立つ機会が多い方や、結婚式などの大切なライフイベントを控えて口元の見た目を整えたい方にも最適です。
さらに、食後の丁寧なお手入れが求められることから、お口のケアに対する意識の高い方にも向いていると言えます。
万が一ケアを怠ると虫歯を招きやすいため、毎食後に必ず歯磨きと器具の洗浄を行ってから再装着できる人でなければ、満足のいくゴールにはたどり着けません。

これらに加え、歯並びの乱れが軽度から中度程度に留まり、抜歯をせずに歯の表面を少し削る程度でスペースが作れる症例であることも、治療を成功へと導く大切なポイントです。

反対に、スケジュール管理が苦手な方や面倒くさがりなタイプの方は、マウスピース矯正を選ぶと高確率で後悔してしまう可能性が高くなります。
つい外したまま寝てしまったり、外食時にケースに入れ忘れて紛失したりする危険性が高いのであれば、最初からワイヤー矯正を選ぶことが最良の結果への近道となるはずです。

間食やコーヒー、ジュースを好んでダラダラと飲む習慣がある人も、この治療にはあまり向いていません。
装着したまま糖分や酸性度の高い飲料を口にすると虫歯リスクが跳ね上がるため、飲むたびに外して洗う必要があります。
このひと手間が苦になると途中で挫折してしまうことから、食習慣を改めるか小まめな清掃をする癖をつけなければなりません。

重度の出っ歯や受け口、八重歯が見られるケースでは、骨格的なバランスを整えたり抜歯をして大きく移動させたりするアプローチが要求されます。
そのため、最初からワイヤー矯正での治療を進めるか、あるいはワイヤーとマウスピースを併用する方法が確実です。

さらに、治療後に後悔しないためには、妥協しない歯科医院選びも非常に重要な要素となります。
絶対に譲れないポイントとして挙げられるのは、矯正の専門医が在籍しているか、あるいはインビザラインの症例数が豊富な歯科医院を選ぶことにほかなりません。

その際はドクターの実力を測る指標として、「プラチナ」や「ダイヤモンド」といったプロバイダーのランクを確認してみてください。
経験数の多いドクターほどAIの初期計画を適切に修正するノウハウを蓄積しているため、安心して治療を任せられるはずです。

また、マウスピース矯正しか選択肢のない医院、特に格安を売りにしているクリニックは、どんなに難しい症例でもマウスピースだけで強引に通そうとする傾向があります。
患者様の歯並びを第一に考え、症例を踏まえてワイヤーの方がきれいに仕上がる場合には、その旨を正直に伝えてくれる歯科医院こそ、本当に信頼に値する医療機関だと言えます。

これに加えて、顔の骨格のバランスを精密に測定する「セファロレントゲン」や、歯の動きをデジタルで追尾できる「iTero」などの最新機器が導入されているかも、事前に必ずチェックしておきましょう。

まとめ

マウスピース矯正は決して質の悪い治療ではなく、むしろ現代のデジタル技術の進歩によって生まれた、痛みが少なく審美性にも優れている素晴らしい治療法です。
「失敗した」「後悔した」という声のほとんどは、治療そのものに問題があるわけではなく、合わない歯並びに無理に使ったり、格安のブランドを選んだりしたことに理由があります。
この治療を成功へ導くためには、自己管理を徹底して食後のケアも怠らない姿勢が何より欠かせません。
東京品川区五反田周辺で矯正治療をご検討の際には、是非、当院にご相談下さい。
一人一人に合った治療方法をご提案させて頂きます。