矯正歯科

【矯正治療で有名な五反田の歯医者】写真ってアングルが大事!歯科業界のアングルはもっと大事!!

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写真や動画の撮影でよく耳にする「アングル」という言葉は、被写体に対するカメラの角度を意味しています。
この角度違いが写真の印象を大きく左右するため、撮影においてアングルは決して軽視できません。
実は歯科治療の現場でも同様のことが言え、噛み合わせの確認や口内写真、レントゲン撮影などにアングルが深く関わっています。
そこで今回は、歯科治療におけるアングルの重要性について分かりやすく解説します。

アングルの分類とは

デジタルテクノロジーが爆発的に進化している現代の歯科医療において、実はアングルが重要なキーワードとなっています。
一般的にはカメラの角度をイメージしますが、歯科医師や歯科衛生士、歯科技工士などの専門家は「アングルの分類」という言葉を最初に思い浮かべるはずです。

これは19世紀末から20世紀初頭にかけて活躍し、近代矯正歯科の父と呼ばれたアメリカの歯科医師エドワード・アングル氏に由来しています。
氏が提唱した噛み合わせの分類法は、誕生から100年以上が経過した現代も矯正治療の診断や設計における世界共通の絶対的な基準として使われ続けてきました。

アングル氏は人間の歯並びにおいて上顎の第一大臼歯の位置は生涯を通じて最も変化しにくく、全体の噛み合わせの強固な鍵になると考えたのです。
そして上下の第一大臼歯がどのように噛み合っているかを基準に、人間の歯並びを大きく3つのクラスに分類しました。

まずアングルⅠ級は、上の第一大臼歯の手前の突き出た部分が、下の第一大臼歯の溝にすっぽりと収まっている状態を指します。
骨格的な前後のズレがなく奥歯の噛み合わせとしては理想的ですが、前歯がガタガタしていたり八重歯があったりする場合は矯正治療の対象です。
次にアングルⅡ級は下の第一大臼歯に対して上の第一大臼歯が通常よりも前方に位置している状態であり、上顎前突、いわゆる出っ歯の傾向を示します。
これとは反対に、上の第一大臼歯に対して下の第一大臼歯が前方へとズレており、受け口とも呼ばれる下顎前突の傾向を示すのがアングルⅢ級です。

矯正治療を開始する前に、歯科医師はセファログラムという頭部エックス線規格写真や模型分析、そしてアングルの分類を用いて患者様の骨格タイプを徹底的に分析しなければなりません。
もしこの初期診断において分類をわずかでも見誤ると、その後の治療計画が根本から崩壊してしまいます。
抜歯の有無や顎の成長をコントロールする装置の選定、あるいは将来的な外科手術の必要性といった重大な決断は、すべてこの正確な診査からスタートしているのです。

口腔内写真の厳密な規格アングル

五反田駅前歯医者 
歯科医院で大きな一眼レフカメラにリングライトを装着され、お口の中に鏡やプラスチックの器具を入れられて撮影された経験はないでしょうか。
これは歯科業界で「口腔内規格写真」と呼ばれるものですが、実は撮影アングルに対して異常なまでのこだわりと厳格なルールが存在しています。

普段私たちがスマホで日常の風景を撮影する場合、被写体の魅力を引き出すために少し斜めを狙ったり、下から煽って撮影したりもするでしょう。
しかし、歯科の規格撮影ではこのようなアレンジは一切許されず、カメラのレンズを歯に対して完全に水平、かつ垂直に合わせることが求められます。

例えば、前からのアングルで撮影する「正面観」では、上下の歯の正中線が写真のセンターに位置し、噛み合わせの平面が水平線と完全に平行でなければなりません。
また、横からのアングルである「側面観」は犬歯から奥歯にかけての噛み合わせの緊密さを確認するため、歯列に対して真横から光の反射を計算して撮影します。
さらに「咬合面観」は上下の歯を真上や真下から見るアングルで、U字型やV字型に並ぶ歯列弓全体が歪みなく収まるように写さなければなりません。
この撮影ではデンタルミラーを口の奥に挿入し、ミラー越しのアングルを正確にコントロールする技術が必要です。

なぜここまでアングルを統一しなければならないのかというと、歯科治療が過去、現在、未来の比較の上に成り立っているからに他なりません。
近年急速に普及しているマウスピース矯正においても、口腔内写真のアングルは極めて重要です。
予定通りに歯が動いているかを確認する際、アングルがバラバラの写真ではミリ単位の移動変化を視覚的に追うことが不可能になってしまいます。

しかし、お口の中という暗く狭い空間であり、しかも唾液や息で曇る環境下において、毎回完璧なアングルで写真を撮ることはプロにとっても至難の業です。
例えば、奥歯の噛み合わせ面を撮影する際は直接カメラを向けることが物理的に不可能であるため、高精度なミラーを挿入してそこに映し出された像を撮影します。
このときミラーを設置する角度とカメラを構える角度が完全に同調していなければ、写し出された歯並びが歪んでしまうからこそ、徹底したアングルへのこだわりが必要なのです。

レントゲンやデンタルエックス線の照射アングル

肉眼で見える口腔内写真だけでなく、肉眼で見えない骨の中や歯の内部を診るレントゲン撮影においても、アングルは文字通り診断の命になります。
歯科医院で撮影するレントゲンには、全体をぐるりと1周して撮るパノラマエックス線と、特定の歯を数本だけ精密に撮るデンタルエックス線が存在します。

特にこのデンタルエックス線において、エックス線を出す機械を当てるアングルが治療の勝負を分けると言っても過言ではありません。
歯は真っ直ぐ生えているようで実は顎の骨の中で微妙に傾斜しているため、適当な角度で当ててしまうと歯の長さがきちんと写らなくなるのです。

正確に記録するために、歯科業界では「二等分角投影法」と「平行投影法」という2つの厳密なアングル理論を導入しています。
前者の二等分角投影法は、歯の長軸とフィルムがなす角度のちょうど真ん中にあたる二等分線に対して、エックス線を垂直に照射するアングルのことです。
後者の平行投影法は、歯の長軸とフィルムを完全に平行に配置してエックス線を垂直に照射するアングルであり、インジケーターと呼ばれる専用の補助器具がよく使用されます。

レントゲン撮影におけるアングルの重要性を最も実感するのは、歯と歯の間の「隣接面虫歯」を発見するときです。
歯の間の虫歯は上から肉眼で見てもほとんど見えないため、レントゲンを撮って初めて歯の側面が黒く抜けていることで発覚します。

しかし、もしエックス線を照射する水平的なアングルがわずかでも斜めにズレてしまうと、隣り合う歯の影同士が画像上で重なって写り込んでしまうのです。
白い歯の画像が重なり合ってしまうと、その場所にある小さな虫歯の影は完全に消し去られて見えなくなってしまいます。

結果としてレントゲン上では問題ないように見えるため見落とされ、激痛が生じて再来院したときには虫歯が神経にまで達し、最悪の場合は抜歯に至るリスクも否定できません。

また、根管治療で歯の根の先に溜まった膿の袋を確認する際にもアングルは重要であり、複雑に枝分かれした根の形状を正確に把握するためにあえて角度をずらして撮影することもあります。
アングルを変えた2枚のレントゲンによって立体的に構造を把握する「偏心投影」という高度な技術も、歯科の現場では日常的に使われているのです。

まとめ

歯科治療においてアングルという要素は非常に重要な役割を担っています。
まず基本となる「アングルの分類」は、近代矯正歯科における絶対的な基準であり、わずかなズレでも治療計画が崩壊しかねません。
また口腔内写真を撮影する際もアングルが鍵を握っており、そこには芸術性ではなく、誰が撮っても同じになる再現性が求められます。
もし撮影角度が少しでもブレてしまうと、過去や未来のデータと正しく比較して評価することが困難になってしまいます。
さらに、レントゲン撮影の際にも照射アングルが少しズレるだけで、隠れた虫歯を見落としてしまうリスクが高まるのです。
東京品川区五反田周辺で矯正治療をご検討の際には、是非、当院にご相談下さい。
一人一人に合った治療方法をご提案させて頂きます。