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【インプラントで有名な歯医者】インプラントと天然歯との違い?ありますが何か?

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インプラントは失った歯を補う極めて優れた治療法ですが、天然歯と全く同じ性質や構造を持つわけではありません。
見分けがつかないほどよく似た見た目をしていても、内部構造や機能、免疫力などには決定的な違いが存在します。
こうした相違点を理解していないと、最悪の場合はインプラントを失うことにつながりかねません。
そこで今回は、両者に具体的にどのような違いがあるのかを分かりやすく解説します。

インプラントと天然歯は何が違う?

インプラントと天然歯を分ける最も重要で決定的な組織が歯根膜です。
これは天然歯の歯根と顎の骨の間でクッションの役割を果たす、厚さわずか0.2mmほどの薄い繊維状の膜を指します。
顎の骨に直接くっついているわけではなく、骨と歯の間に挟まることで、噛んだときの強い力を絶妙に逃がして骨や歯を保護しているのです。

一方、インプラントはチタン製の人工歯根を顎の骨に埋め込み、骨と金属が直接結びつく「オッセオインテグレーション」によってダイレクトに結合します。
しかし、天然歯とは異なり、顎の骨の間には歯根膜が一切存在しません。
これはつまり、噛んだときの衝撃を受け止めるクッションがない状態を意味しています。

衝撃を緩和する歯根膜の有無は、そのまま感覚の違いに直結します。
なぜなら、歯根膜にはセンサーのような機能が備わっており、これが感覚の鋭さを生み出す仕組みだからです。
実際、天然歯の歯根膜には無数の神経が張り巡らされ、食事中に紛れ込んだわずか数ミクロンの髪の毛や砂粒さえ瞬時に感知して異物として見つけ出します。

さらに重要な要素として挙げられるのが、噛む力の自動制御です。
歯根膜が持つセンサーが「これ以上強く噛むと歯が割れる、あるいは骨を痛める」と感知すると、脳へ瞬時に信号が送られて無意識のうちに咀嚼筋の力をセーブする回避反射が作動します。
この防衛機能によって、ステーキのような硬いものを食べたときであっても、耐えられないほどの過剰な負荷を抑えて大切な歯を守ってくれるのです。

しかし、このようなセンサー機能を持ち合わせていないインプラントの場合、噛んだ衝撃はクッションを介さずに直接顎の骨へと響きます。
しっかり噛めているという満足感は得られるものの、「今どれくらいの強さで噛んでいるか」という繊細なコントロールを脳で処理できません。

感覚の鋭さを比較した場合、インプラントは天然歯の10分の1程度にまで低下するといわれています。
結果として、脳が「もっと強く噛め」と勘違いしやすくなり、無意識のうちに天然歯の数倍もの力でギチギチと噛み締めてしまいがちです。
センサーの欠如によって、インプラントの上に乗せているセラミックの人工歯が割れたりネジが緩んだり、最悪の場合は噛み合う天然歯を傷つけるトラブルに発展してしまいます。

神経にも違いがある

五反田駅前歯医者 
歯の内部に存在する歯髄や神経の有無も、生体の安全装置として大きな差が生じる原因の1つです。
天然歯の内部にある歯髄には、血管とともに神経も含まれています。
そのため、虫歯の酸によって歯が溶かされ神経の近くまで達すると、ズキズキとした強い痛みを感じて異常を知らせてくれます。

さらに、知覚過敏や歯のひび割れが生じることで、冷たいものや熱いものがしみる症状に悩まされるケースも少なくありません。
これらは非常に不快な症状ですが、放置すると歯を失うような危険な状態にあることを知らせてくれる、生体にとって重要なアラートとして機能しているのです。

その点、完全に無機質な金属とセラミックの塊であるインプラントには、神経は一切通っていません。
もし、噛み合わせのバランスが悪く、インプラントに過負荷がかかり続けて根元のネジが歪みそうになっていても、本人は痛くも痒くもない状態です。
また、骨の奥深くで細菌感染が進行している場合であっても、インプラント自体から痛みの信号が出ることは絶対にありません。

このようにアラート機能が働かないことこそがインプラント最大の恐怖であり、自覚のないまま事態が極限まで悪化する主因となってしまいます。

病気に関する違い

人間の口の中は、常に虫歯や歯周病の原因菌も含めた数百億~数千億匹もの常在菌がひしめき合っている、生体において最も感染リスクの高い過酷な環境となっています。
こうした常在菌に対する生体防御システム、つまり免疫の強度についても、天然歯とインプラントでは圧倒的な格差が存在するのです。

天然歯は、歯肉、顎の骨、歯根膜という3つのルートから常に豊富な血液の供給を受けています。
血液中には細菌と戦う白血球やマクロファージ、抗体といった免疫細胞がふんだんに含まれているため、いわば天然歯の周囲には強力な軍隊がパトロールしている状態です。
さらに、歯茎と歯の結合部ではコラーゲン繊維が歯の表面に対して垂直に突き刺さるように結びついており、衣服のジッパーのように細菌の侵入を完璧にブロックしてくれます。

しかしインプラントには歯根膜がないため、血流の供給ルートが歯肉と顎の骨の2方向のみに限定され、天然歯に比べて周囲の血流量が著しく低下せざるを得ません。
運ばれる血液が少ないと細菌を退治する免疫細胞が前線に届きにくくなるため、防御は常に手薄な状態となってしまいます。

さらに致命的な欠点を抱えているのが、歯茎との接着方法です。
インプラントの金属表面には、コラーゲン繊維が垂直に突き刺さることができません。
そのため、繊維はインプラントの周囲を平行に、ただフワッと巻き付いているだけの状態になってしまいます。
構造を例えるなら、天然歯の歯茎が厳重に密閉されたチャックであるのに対し、インプラントの歯茎は粘着力の弱まったガムテープをペタッと貼っただけの状態です。
ゆえに、インプラント周囲ポケットの隙間から、細菌が容易に奥深くへと入り込んでしまいます。

それに加え、天然歯とインプラントでは、構造と免疫力の違いによって、かかる病気の性質やその進行スピードにも想像以上の違いが生まれます。
実は、天然歯は虫歯と歯周病のリスクを常に抱えている状態です。
しかし、強力な免疫システムが働いているおかげで、それでも無事でいられます。
この優れた防衛機能により、毎日のブラッシングや定期的なクリーニングを行ってさえいれば、多くの場合は進行を年単位という非常に緩やかなスピードに落とすことが可能です。

その点、インプラントは主にチタンとセラミックでできているため、虫歯になることは100%ありえません。
この事実こそがインプラントの最大のメリットといえますが、一方で重大な弱点も存在します。
代わりに発症するインプラント周囲炎は、天然歯の歯周病とは比較にならないほど猛威を振るう厄介な病気です。
インプラントの周囲は血流が乏しく歯茎との密閉性にも欠けるため、一度細菌が侵入すると歯止めが利かなくなり、一気に骨の奥深くまで炎症が広がってしまいます。

神経が通っていない性質上、顎の骨がドロドロに溶かされていたとしてもご自身ではまったく痛みを感じません。
歯茎から血や膿が出てくる、あるいはインプラントがグラグラするといった明らかな異変に気づいてから歯科医院を受診しても、もはや手遅れということも十分にあり得るのです。
骨の大部分が溶かされてしまっては手の施しようがなく、最終的にはインプラントを抜くしか解決策がなくなってしまいます。

このような天然歯との違いを知ると不安を覚えるかもしれませんが、インプラントはきちんとメンテナンスを続けていれば20年、30年と使い続けることも十分に可能です。
インプラントを長持ちさせる秘訣は、毎日のセルフケアとプロの定期クリーニング、そして噛み合わせの微調整を継続していくことにほかなりません。

まとめ

天然歯とインプラントにおける最大の違いは、歯根膜の有無です。
天然歯は歯根膜というクッションに優しく包まれているのに対し、インプラントには緩衝材が存在せず、骨と直接結合しています。
この歯根膜には高精度なセンサー機能も備わっているため、インプラントになると噛む力の繊細なコントロールが困難になってしまうのです。
さらに、神経を持たないことからトラブルが発生しても痛みを覚えずに、インプラントを失う危険性を察知しにくくなってしまうでしょう。
お口の免疫力という観点から比較しても、天然歯よりインプラントの方が抵抗力は低くなります。
東京品川区五反田周辺で矯正治療をご検討の際には、是非、当院にご相談下さい。
一人一人に合った治療方法をご提案させて頂きます。